こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
2024年2月3日(土)は、節分の日でした。
妻が「あ今日節分だった。忘れてた、豆まきしなきゃ」といって、豆と恵方巻を買ってきました。
夕食は恵方巻。
食後に妻と子は豆まきをやっていました。
僕はここ一週間くらい気が滅入っていて、その様子を虚ろな目で眺めていました。
一般的には「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行う。また、玄関などに邪気除けの柊鰯(ひいらぎいわし)などを飾る。これらは、地方や神社などによって異なってくる。(Wikipedia)
1989年にセブンイレブンが広島で「恵方巻き」の販売開始。翌年より販売エリアが広がり、95年の節分には関西以西の地区(中国地方、九州地方、四国地方)でも販売を開始し、 98年には全国エリアで販売するようになる。そして、1990年代に関西圏外の各種スーパーやコンビニでも扱われだしたことで日本全国へ普及した。(Wikipedia)
僕は最近まで、この恵方巻を食べる習慣を知らなかったんですが、要するにセブンイレブンの新商品だったんですね。
ハロウィンにかこつけて色々売るみたいな。
妻と子が「鬼は外、福は内」「鬼は外、福は内」と掛け声をかけながら豆まき。
それを聞きながら、朦朧とした意識のなかに、突然神の啓示が降ってきました。
「今年は鬼になってやれ」
「鬼は外、ではない、自らが鬼となるのだ」
「鬼神と化すのだ!」
「鬼」なんですが、イメージとしては「般若の面」に近いです。
般若の面は、女の嫉妬や恨みを表現したものらしいですが。
名古屋の徳川美術館に、凄くいい般若の能面があるそうです。
一週間前、妻がニトリに行きたいというので子ども連れて一緒に行きました。
中1の娘は今折り畳みの簡易ベッドで寝ていて、下の小2の双子の娘は、僕と僕の弟が使っていた、おさがりの学習机を使っています。
娘は3人とも子ども部屋を秘密基地みたいにしたい、ロフトベッドや新しい机が欲しいと言っていたらしい。
僕は子どもたちからそういった希望を一回も聞いたことがありませんでした。
妻がそういう子どもたちの気まぐれな要求を聞き流すことができないタチで、どうにかしたいと思ったらしい。
要は、妻が買いたいと思っているのです。
僕はイライラしていました。
年末年始、昨年の総括を行い今年の目標を立てる。
今年は今まで以上に多くの課題を自らに課して、それをクリアしていくつもりでした。
もちろんそれは、ここ最近の目標である社畜からの脱却、経済的自立のためでした。
結婚して娘3人授かって戸建て住宅を取得。
ここまでは良かった。
しかしその後、実家の家業が多忙になり、同時に本業でサイコパスでクラッシャーな上司に精神科送りにされました。
半年間休職して復帰はしたものの、仕事のやる気を失って昇進が完全に遅れました。
生活費が年々増加し、住宅ローンの負担がじわじわと家計を圧迫。
手取りが20万そこそこなのに、クレジットカードの支払いが35万円を超える月がザラにありました。
このあいだボーナスが入ったばかりなのに、口座残高が1万数千円になっていました。
気がつくと、僕はニトリでブチ切れていました。
「どこからカネ持ってくるんだ、え!?」
「誰が買ってやるか!我慢するのが子どもだろッ!」
その日からしばらく夫婦喧嘩。
妻「子どもの前では絶対お金のことで喧嘩したらダメなんだよ!」
「前向きに生きていかないと、そういう人からはお金が逃げていくんだよ!」
じゃあ、口座に1万くらいしか入ってないのに、来週に食材宅配の4~5万引かれるのどこから持ってくるんだよ・・・。
思えばずっと住宅とか子育て費とか教育費、病気や親の介護や自分たちの老後の心配が一番念頭にありました。
ここ十数年来ずっとそうでした。
結婚したときから、将来に必要な資金を計画的に工面しないといけないと思ってきました。
住宅の頭金にまとまったお金が出ていきましたが、そのあとは家計をV字回復させて、貯蓄・資産運用フェーズに持っていきたかった。
でも休職して復職して、振り返ったらもう十数年経過して実現できなかった。
今年50歳になる年に、ずっと悩んできたけど「ああ、もう無理だな」って悟った。
結婚して以来ずっと自分の軸にしてきたものがポッキリ折れた感じ。
思い通りにいかない不満を妻にぶつけたところで、どうにもならないと諦めました。
数日頭を抱えながら、節分の日を迎えました。
そして冒頭に戻りますが、お告げが降ってきたわけです。
「今年は鬼になってやれ」
「鬼は外、ではない、自らが鬼となるのだ」
「鬼神と化すのだ!」
苦難は夫婦が協力して乗り越えるべきだ。
その通りです。
そこまで危機かというと、そうでもありません。
でも、負けてたまるか!
そう言えば、このあいだ観た「ハンニバル・ライジング」。
ギャスパー・ウリエル演じるハンニバル・レクターに魅了された。
そしてあの「ライジング・マスク」が最高にクールだったな。
本日の記事は以上です。
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