仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

40代中年の危機 休職と復職 働き方改革 ワークライフバランス 副業・複業 メンタルセット

40代で立ち止まって考え、中高年を生き抜く知恵を身につける

自己紹介

 

こんにちは、trrymtorrsonです。

タリム・トーソンと読みます。

年齢40代半ば、職業はサラリーマン、家族は妻と娘3人です。

 

家にいるのが好きな40代の事務職のオッサンです。

過労とパワハラによって半年間休職した経験がある人間です。

 

休職したことにより人生観が大きく変わりました。

いつまで続くか分かりませんが、休職中にブログを始めました。

 

40代サラリーマンはまさに社会の中核です。

仕事に身を捧げる。

家庭生活においても結婚・出産(出産は妻)・子育て・居住の確保。

僕たちの親世代は、ここまでやって一人前でした。

 

しかし、それは高度経済成長の果実があったからこそ可能でした。

最後には過労とパワハラで休職に追い込まれて、自己犠牲的といっていいこの20年を振り返って、果たしてこれで良かったのかと。

団塊ジュニア世代・就職氷河期世代が親世代と同じレールを走ったら、大きな過ちを犯すのではないか?

 

今世間一般の40代いわゆる団塊ジュニア世代は、バブル崩壊後に成人となり、就職氷河期の最初期を経験し、20年間社会から捨て置かれました。

「7040」「8050」問題に象徴されるように不遇の世代といわれています。

 

ここ数年、同年代の堀江貴文さんが「社会が劇的に変革していくなかで好きなことだけやればいい世の中になっていく」と発信され、とても共感を覚えています。

 

しかし、メディアに現れない多数の同世代は、社会の中核として朝から晩まで必死に働いて、日々何を思い暮らしているのでしょうか・・・? 

 

このような大そうなことを漠然と考えていましたが、先に書いたように最近休職に追い込まれたのをきっかけに、ちょっと立ち止まってブログに書いてみようと思い立った次第です。 

 

休職した経験を中心に、身の回りのことを書いています。

「休職と復職」「働き方改革」「ワークライフバランス」「副業(複業)」「メンタルセット」といったことを扱っています。

 

また、オーディオ&ビジュアルやクラシック、ジャズ、ヘヴィミュージック、洋画、ゲーム、読書、太平洋戦争関係など、趣味関係も書いています。

 

下に各カテゴリーについての説明がありますので、読んでいただければ幸いです。

 

【「40代」「団塊ジュニア世代」を考えるオススメの本①】

『世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状』上野千鶴子雨宮処凛

時間軸と空間軸のなかで今の40代の立ち位置を俯瞰で見るのに最適な、上野さんと雨宮さんの共著。団塊ジュニア世代である雨宮さんは自らの立ち位置から逃れられないし、それは団塊世代である上野さんも同様。言い方を変えれば、団塊世代がそうであったように、今の40代も独自の生き方を生きてよいはずだ。

 

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【「40代」「団塊ジュニア世代」を考えるオススメの本②】

『40代でシフトする働き方の極意』佐藤優

著者は外務官僚であった40代に、背任・偽計業務妨害容疑で逮捕、有罪判決を受ける。「40代というのはさまざまな転機が訪れる時期。人生80年と考えると、40歳というのはちょうど折り返し地点。これまでの人生を振り返りながら第2の人生について考える時期でもある」との著者の言葉が胸に沁みる。

 

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各カテゴリーについて

メインのカテゴリーは次の3つです。

 

【休職・病気休暇】

trrymtorrson.hatenablog.com

【休職中の過ごし方】

trrymtorrson.hatenablog.com

【職場復帰の記録】

trrymtorrson.hatenablog.com

 

メインカテゴリーのほかにも、次の3つのカテゴリーで多様な情報を扱っています。

 

【仕事が嫌いな人のための仕事論】

trrymtorrson.hatenablog.com

【時事ネタ】

trrymtorrson.hatenablog.com

【ブックレビュー】

trrymtorrson.hatenablog.com

 

上のメインカテゴリーから派生した、サブカテゴリーです。

 

【副業・複業】

trrymtorrson.hatenablog.com

【レアカード理論】

trrymtorrson.hatenablog.com

【週休3日制】

trrymtorrson.hatenablog.com

パワハラ事件簿】

trrymtorrson.hatenablog.com

【中高年の健康維持とLOH症候群】

trrymtorrson.hatenablog.com

 

そのほか趣味のカテゴリーです。

 

【自宅オフィス】

trrymtorrson.hatenablog.com

【オーディオ&ビジュアル】

trrymtorrson.hatenablog.com

【読書】

trrymtorrson.hatenablog.com

【中高年のスマホとPC】

trrymtorrson.hatenablog.com

【メタルの名盤レビュー】

trrymtorrson.hatenablog.com

【戦史研究】

trrymtorrson.hatenablog.com

 

 

【レアカード理論24】出世という選択肢を消したら、無敵の人になれる

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

僕は過労とパワハラで約4年前に半年間休職した経験がある事務職のおっさんです。

 

2024年、新年度を迎えました。

人事異動の発表がありましたが、今回も昇進・昇格は無し。

僕の年齢になると大抵上がるのですが、まだ主任クラス。

 

もう諦めました。

 

幸い部署の異動は無く、やりやすい環境。

現状を受け入れて復活の戦略を考えるしかない。

 

僕はこれを、「静かな退職」「裏キャリア」と呼んでいます。

 

年度末は精神的に追い込まれて、精神科に行って「トリンテリックス」という薬を増やしましたが、一か月でやめました。

少し精神的に落ち着いたんです。

 

有給休暇を取り、ラーメンを食べに行って、家で寝転がってU-NEXTの映画を観ていました。

 

Xにそんな日常の呑気なポストをしていると、その日の夕方、年老いたオヤジから呼び出されました。

 

「俺、もういい加減歳だから家業も本腰入れてやってもらいたい」。

そういう催促。

 

自営業(実家の家業)を廃業するのは、非常に困難なのです。

 

本業のサラリーマン勤めも破綻しているのに、自営業との二足の草鞋は確実に病む・・。

 

兼業農家の人とか、都会でサラリーマンやっててUターンして田舎の自営業を継ぐのかとか、悩みを抱えている人は多いと思うんですよね。

 

冒頭に書いたように本業を半年間休職して、そのあいだ自分のキャリアを棚卸ししていました。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

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復職して考えていたことは、仕事に全力を傾けるのではなくて、「仕事時間」「家庭時間」「自分時間」に対する投資配分、つまりポートフォリオを意識して見直すということ。

 

そして、仕事以外に自分のやるべきこと、できることを同時並行でこなしていく「レアカード人材」を目指す。

 

もちろんここでの「ポートフォリオ」は、疲弊しないように本業のサラリーマン勤めを最小化することを目指しました。

 

その結果、本業での業績評価が平凡な水準となってしまったわけですが・・。

本当に復職してから数年、心身ともに疲れ切っていたので。

 

一方で、本業を休む前から、自営業のほうも常に頭を悩ませてきました。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

両親はもう完全に年老いているので、この先介護し、看取り、家業を承継しなければならない。

 

今あらためて仕事に向き合うにあたって、本業のサラリーマン勤めと自営業(実家の家業)をどう両立していくのか?

 

本業に復帰してから数年間、まずメンタルの立て直しから悩んで、本を200冊以上読んでこれからどうしていくのか悩んできました。

 

オヤジから自営業の承継を言われたときに、はっきり悟りました。

 

もう完全に、サラリーマン人生での出世という選択肢を消す。

自営業を兼業でやっていこうというときに、本業で役職がついてさらに責任を背負うのはもう無理だな。

 

上司に気に入られて引き上げられるために、上司の右腕としてともに悩み、支援し、代理をこなして、残業を厭わない。

 

減給覚悟でこれを拒否すれば、無敵の人になれる。

 

普通に仕事をこなして、定時で帰って、それで低い評価を受けるなら、「ふざけんな、もう知るか」という話です。

 

本業のサラリーマン勤めを閉じていく戦略を具体的に実行して、もっと自営業に軸足を移す投資のポートフォリオを組む。

 

サラリーマンの手取りが400万円程度なのに対して、自営業の収入は100万円ほど。

 

この状態でサラリーマンを閉じていくのは非常に困難なのですが。

 

出世を完全に排除したら、非常に気持ちが楽になった。

気持ちが楽になったら、いろいろとアイデアが湧いてきます。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

ロンドン・ビジネススクールのリンダ・グラットン教授の著書『LIFE SHIFT(ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』。

 

人生のマルチステージを生きていくための3つの形態というのがあります。

 

エクスプローラー(人生の旅をして自分と世界を再発見する人)

②インディペンデント・プロデューサー(組織に雇われずに自分で仕事を生み出す人)

ポートフォリオ・ワーカー(異なる種類の活動を同時に行う人)

 

「50代のうちにライフ・シフトを完成させたい」という構想は、もう3年以上前に持っていたんです。

 

組織に雇われずに自分で仕事を生み出す「インディペンデント・プロデューサー」。

 

異なる種類の活動を同時に行う「ポートフォリオ・ワーカー」。

 

外に出てどんな人と出会うのかがカギとなるでしょう。

 

「ライフ・シフト」に書かれていたことを実現していくのが唯一の道だ。

 

もう十分に悩みました。

 

あとは、温めているプランを一つ一つ実行に移していくだけです。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『まんがでわかるLIFE SHIFT』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 著 星井博文 原作 松枝尚嗣 まんが(東洋経済新報社

☟『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 著(東洋経済新報社