仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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『まんがでわかるLIFE SHIFT(ライフシフト)』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 著

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

2021年ももうすぐ終わりです。

僕は2019年に本業のサラリーマンで疲弊&挫折して半年間の休職生活を経験しました。

 

パワハラ上司に屈して仕事ができなくなり適応障害のような状態となり精神科を受診して診断書を書いてもらい病気休暇を取得しました。

実態としてはもう休職だと思っています。

 

20年以上務めてきた一般事務の仕事。

こんなに辛くて面白くなくなったのは初めてでしたね。

 

数年のあいだ同じ部署にいれれば仕事を覚えて面白みを掘り下げられます。

人間関係に問題がなく、部下が仕事の下請けをこなしてくれて、自分は事業の方向性を企画するポジションにいれば面白みも感じられますが、そうじゃなければ一般事務の仕事なんて面白いわけがない。

 

休職して客観的に見たら大きなマイナスですね。

あいつはちょっと精神的に病んだので、キツイ仕事はもう任せられない。そういうふうに見られているでしょうね。

 

復職してもうすぐ2年になりますが、そのマイナスを少しずつゼロに戻すべく努力してきました。

しかし、ゼロからプラスにはならないんですね。40代半ばにもなればある程度責任あるタフな仕事をこなすのが当たり前ですから。

僕はもうそういう「責任あるタフな仕事」はしないと思っているし、きっと周りからもそれはできないと思われているでしょう。

 

それはそれでよし。

でも家族を養わないといけないので、経済的には圧倒的に本業に依存しています。

それでも前から書いてきたように、人生設計では「家庭、教養、財産、趣味、健康」を考えることがきわめて大事で、仕事はその次でいいんだという考えに軸足をシフトさせようと思っているのですね。

 

さて2年前に休職して以降、自分と向き合うために読書に力を入れることにしました。

当初は「年間100冊読もう!」と意気込んだのですが、昨年は50冊。今年も50冊読みました。

それでも以前は年間2~3冊しか読んでなかったので、十分多読生活だと言えます。

 

休職してからたくさん本を入手するようになって、蔵書は170冊くらいになりました。

これまでに読んだ本はもちろん100冊超えているのですが、「読んでブログに100冊レビューを書く」ことを目標にしてきて100冊を超えました。

読書の記録や蔵書の管理は「ブクログ」というアプリを使用しています。

 

booklog.jp

 

2021年に読んだ本、『まんがでわかるLIFE SHIFT』を振り返って今年を締めくくろうと思います。

『LIFE SHIFT(ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』は、2017年のビジネス書で好評となり現時点で40万部を突破しています。

政府やメディアでも本書をもとに「人生100年時代」というワードが広く使われるようになりました。

 

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本書のポイントは次の通りです。

▶①2007年生まれの子どもの半数が、日本では107歳まで生きうるということ②平均寿命世界1位の国をグラフ化すると、寿命が10年ごとに平均2~3年のペースで上昇していること

よって、いま50歳未満の日本人は100年以上生きる時代を過ごすことになる

 

▶教育・仕事・引退の3ステージの生き方は終焉を迎え、仕事・学び・遊びを通じて選択肢を広げ、柔軟に人生を組み立てていくマルチステージの生き方に移行する。これが「ライフ・シフト」

 

▶マルチステージを生きるために必要なのが「無形資産」。無形資産とは①生産性資産(仕事に役立つ知識やスキル)②活力資産(健康や良好な家族・友人関係)③変身資産(変化に応じて自分を変えていく力)

 

▶マルチステージを生きていくための3つの形態①エクスプローラー(人生の旅をして自分と世界を再発見する人)②インディペンデント・プロデューサー(組織に雇われずに自分で仕事を生み出す人)③ポートフォリオ・ワーカー(異なる種類の活動を同時に行う人)

 

自分はどう生きるかという問いに自分で考え行動して答えを出すこと。

これが大事だとしています。

古い働き方と生き方に疑問を投げかけ、実験することをいとわず、生涯を通じて「変身」を続ける覚悟を持たなくてはならない。

 

僕は50歳手前のオッサンですが、40代のうちに「ライフ・シフト」の土台を作り、約10年ほどの長いスパンで「エクスプローラー」「インディペンデント・プロデューサー」「ポートフォリオ・ワーカー」の3つのマルチステージを経験して、50代のうちに「ライフ・シフト」を完成させたいなあと思っています。

 

「まんがでわかる」版は手軽に『ライフ・シフト』のポイントを掴めるのでおすすめですね。

新しい年をスタートするのに相応しい本ではないでしょうか。

僕も『ライフ・シフト』の通常版をぜひ入手して何回も読み込み、生き方のテキストとしたいものです。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『まんがでわかるLIFE SHIFT』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 著 星井博文 原作 松枝尚嗣 まんが(東洋経済新報社

☟『LIFE SHIFT(ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット 著(東洋経済新報社