こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
挫折から立ち直りたい。
見返してやりたい。
人生逆転したい。
希望を叶えたい。
夢を実現したい。
もうすぐ50代になりますが、未だこういったことを考えています。
いやむしろ、この年になって、より一層こういう思いが強くなっています。
アラフィフの人生折り返し地点だからこそ、明確な目的意識を持つべきです。
最初は雲をつかむようなことです。
それを紙に書いて、文章にすると、自分の望んでいることが鮮明になって、手が届く射程距離に入ってきます。
過労とパワハラで半年間休職したときに、自分の棚卸しを行い、これまでの自分とこれからの自分を考える。
この手段として、はてなブログが非常に効果的でした。
休職して時間が出来て、やりたいことはたくさんあったんですが、もっと強烈に自分が実現したいことは何かを考えるきっかけが欲しかったんですね。
そういう状況でまず読んでみたのが、自己啓発書作家、ジェリー・ミンチントンという人が書いた『うまくいっている人の考え方(完全版)』です。
休職を経験した直後の1年間のあいだに、これからどうしていくのかという記事をいくつか書いたのを思い出しました。
読後に下のような記事を書いたんですが、この本はちょっと文章が平易過ぎるというか、ありきたり過ぎて、イマイチ心に響くところが無かった。
まあでも、非常にシンプルで、おまじないのように何回も読んで刷り込んでいくと良いかもしれない本ですね。
自分の精神状態と人間関係のバランスを保つための思考法をまとめた本です。
そのあと読んだのが、ハイディ・グラント・ハルバーソンの『やり抜く人の9つの習慣』です。
これも海外の自己啓発書ですね。
著者は社会心理学者で、コロンビア大学のモチベーション・サイエンス・センターの副所長をしているという人です。
彼女が言ってるのは、「具体的な目標を立てる」「いつ何をやるかという行動計画を定め、それを日々やり続ける」「どれだけ進歩したかをモニタリングする」「現実的に物事を見つつ、楽観的に辛抱強く取り組む」ということです。
つまり地道な努力の積み重ねの重要性を説いた本です。
下の記事は、オーストリアの精神医学者・心理学者で『夜と霧』という著書があるヴィクトール・フランクルについて書いたものです。
フランクルはナチスの強制収容所での体験をもとに、人生の目的を明確にし、その実現に向けて没頭する心理療法を紹介しています。
過労とパワハラで休職したときに、僕はもう「自己犠牲」を伴う仕事はやらないと決めたんですが、フランクルは強制収容所にいながら、「自己犠牲」を伴う状況のなかで「自己実現」するにはどうすればよいか、ということを考え抜いた人なわけです。
フランクルは「自己実現を目標にすることは自滅的だ」と言っています。
過酷な状況のなかでは「自己実現」ではダメで、なにかに没頭する「自己超越」が必要だと説いているわけです。
望みを叶えるということの意味を考えさせられます。
本田健さんは『ユダヤ人大富豪の教え』という代表的な著書がある自己啓発書作家です。
本田さんは「時間は未来から流れてくる」と言い、「未来のシナリオを本気で決めて、やることを逆算して紙に書きだしていく」という方法を説いています。
未来から逆算して現在の行動を決めようというわけです。
ちょっと無理かな?といった目標でも、まず書き出してみる。
それを日々眺めて、じゃあ今何をすればいいかな、ということを考えてみる。
それをまた紙に書きだす。
これを繰り返していくわけですね。
この方法はなかなか強力で、実際、僕も昨年のはじめに「家族で沖縄に旅行する」と紙に書いたところ、実際に年末に行きましたし、今年はじめにも「フィリピンに行く」と書いて、もう今週旅立つ予定です。
自分の夢とはなんだろうか?
どんな人生を送りたいのか?
何を目指しているのか?
そこでたどり着いた答えが、
「物心両面とも、もっともっと豊かになりたい」
「自分や家族だけでなく、みんなが豊かになって欲しい」
不運なことが降りかかっても動じない心の豊かさと経済的な安定。
不運を力に変えることができる心の強さ。
とまあ、そんなことです。
みんなが物心両面の豊かさを獲得するためにはどうすればよいのか?
このメカニズムを探求し解明したいから、金融関係の本を読んだり、経済学の入門的な知識もかじってきました。
最近また読み返してみたのが、明治大学教授の齋藤孝さんが、100倍返しの人生観を書いている『今、そこにある苦悩からの脱出』という本です。
どうやって自分の希望を実現させていくか?
この本に書いてあったのは、「自信を先行させて現実を作っていく」という方法です。
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現実がうまく回っているときはいいけれど、現実というのはいいように回らないことのほうが多いのです。そうすると自信を失い続けてしまい、自信がないから次にチャレンジできないという、負のスパイラルに入り込んでしまいます。
だから、現実から自信を得るのではなく、自信に現実を合わせていくのです。
自分の願望をしっかり持って、そこを目指して努力し、時には無理なこともやり、時には失敗しながら願望を達成できたとき、自信が持てるようになるのです。
自信があるからチャレンジするのではなく、願望を持つことでチャレンジするから自信が生まれるのです。
メンタルをやられているときはなかなかこういう思考法は難しいですが、回復してきて「絶対見返してやりたい」というステージであれば、効果的な考え方です。
齋藤孝さん自身が30代ごろまで辛酸を舐めてきて、100倍返ししてやるという思いでやってこられたというのは、齋藤さんの著書に書いてあります。
ここで齋藤さんは、「夢」と「願望」というのはニュアンスが違うんだということを書いておられます。
「願望」は、「自分はこうしたい」という思いの強いものであり、「これをするために、これをしなければ」という具体的な目標も含んでいます。
夢は、実現できなかったからといって勝ち負けがあるわけではありませんし、責められもしません。でも願望は、「自分はこうしたい」と決めたことに対して、できたかできなかったかの勝ち負けがはっきりしています。
設定した願望に対して自分を合わせていく、合わせられなかったら負けるという、勝負の世界に身をさらす潔さのようなものがあるのです。
夢を叶えられなくても勝ち負けは無いが、自分がこうしたいという願望を実現できなかったら勝負に負けたことになる。
なるほど、「夢」と「願望」は違う、というのが齋藤さんの主張です。
願望を決めて、努力して、自分自身との勝負に勝つ。
夢や目標を、そういう勝ち負けのゲームとして考える思考法ですね。
挫折から立ち直りたい。
見返してやりたい。
人生逆転したい。
希望を叶えたい。
夢を実現したい。
自分の夢とはなんだろうか?
どんな人生を送りたいのか?
何を目指しているのか?
自分のやる気スイッチを探す。
気概を奮い立たせる。
自分のモチベーションを掘り起こす。
何冊も本を読んでみることで、自分に合ったアプローチの方法を探してみるのも面白いと思います。
本日の記事は以上です。
☟『うまくいっている人の考え方(完全版)』ジェリー・ミンチントン 著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
☟『やり抜く人の9つの習慣』ハイディ・グラント・ハルバーソン 著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
☟『夜と霧』ヴィクトール・フランクル(みすず書房)
☟『「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する』本田健 著(永岡書店)
☟『今、そこにある苦悩からの脱出』齋藤孝著(KKロングセラーズ)