こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
いま多読チャレンジをやっています。
読書は成長に必要な自己投資。人生何か目標を持って生きていきたい、新鮮な何かを発見したい、というときに読んでもらいたいオススメの1冊を紹介します。
ハイディ・グラント・ハルバーソン著『やり抜く人の9つの習慣』です。
-PR-
先日ジェリー・ミンチントンの『うまくいっている人の考え方(完全版)』をレビューしましたが、海外の自己啓発書2冊目です。
いわゆる‟成功者”と呼ばれる人たちが、なぜ目標達成できたのか、それに回答するのが本書です。
‟成功者”と聞くと、マイクロソフトのビル・ゲイツ、アップルのスティーブ・ジョブズ、アマゾンのジェフ・ベゾス、グーグルのラリー・ペイジ、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグなどを思い浮かべると思います。
彼らはなぜ成功できたのか?
しかし、本書はちょっと違います。
いい意味で期待を裏切られます。
本書のまえがきにこう書いてあります。
「9つの習慣」の一つひとつは、驚くほどあたりまえのことに感じられるでしょう。それに、それぞれを実行に移すことも、それほど難しくはありません。しかし、「あたりまえで、簡単に実行できる」ことと「誰もがあたりまえに実行している」ことはイコールではありません。
前の記事で僕は「自分の夢とは何だろう?どんな人生を送りたいのか?何を目指しているのか?これがさっぱりイメージ出来ない」ということを書きました。
オッサンになって考えても、「自分の夢を実現するために頑張る」というのは合理的で、モチベーションを維持するのに必要と思います。
しかし、ホリエモンはこう言います。
「抽象的なことをダラダラ考えるクセ」と縁を切ることもおすすめだ。「やりがいって何だ?」「人生において幸福とは何だ?」「努力って何だ?」こんなことにいくら頭を使っても、残念ながら何も生まれない。本当に没頭できる「仕事」と「遊び」で自分の時間を埋め、さらに情報のシャワーを浴び続ければ、抽象的な問答に悩まされることはなくなる。【『情報だけ武器にしろ。』堀江貴文著(ポプラ新書)】
うーん、確かにそうでしょう。
でも「自分の夢って何だろう?どんな人生を送りたいのか?何を目指しているのか?」という問いは、いつも頭の片隅に入れておきたいと思います。
そうしないと、毎日サラリーマン勤めで擦り減っていくだけですから。
ちょっと本書の内容を見てみましょう。
目標に具体性を与える:例えば、「やせたい」と思うのならば、目標は「やせる」ではなく「5キロやせる」とするべきなのです。具体的な目標は、やり抜く力を与えてくれる。
目標達成への行動計画を作る:成功をつかむためには、日々、ささやかな行動をやり続ける必要があります。目標達成のためにやるべき行動を着実に実行するためには、「いつ何をやるか」をあらかじめ予定に入れておくべきです。
目標までの距離を意識する:それは「どれだけ進歩したかをモニタリングする」ということです。
現実的楽観主義者になる:現実に物事を見て、同時に楽観的にいられる人は、就職活動では、より多くの会社に履歴書を送ります。婚活では、より多くの結婚相手の候補者にアプローチし、手術後のリハビリには、より辛抱強く取り組む傾向があります。
すごく地味な内容です。
しかし、考えてみれば一足飛びにスティーブ・ジョブズになれるわけありません。
「地道な努力の積み重ね」
すごく頷けるのではないでしょうか。
しかも本書の著者は、この「9つの習慣」を日々実行することにより、成功に導かれるということが科学的に証明されているというのです。
本書を読む前から僕も、目標をグラフで見える化したりして実行しています。
同時に、実行できていないことにもいくつか気づきました。
本書を読んで思い出したのは、林修著『仕事原論』にあった「正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は報われる」という言葉です。
この意味を考えたとき、本書に重なってくる部分があります。
『やり抜く人の9つの習慣』に具体的な方法論が丁寧に解説されているのです。
ジェリー・ミンチントン著『うまくいっている人の考え方(完全版)』のレビューでも書いたように、この手の本は読んだからどうということはないが、何回も繰り返し読み、心に深く刻み込むスルメ本です。
自分の行動の方向性が正しいのか振り返りながら読む。
人生のいろんな局面で、刻み込んだ言葉の通り「実行する」「取り組む」。
手元にいつも置いておき、何度も読み返したいものです。
本日の記事は以上です。
☟『やり抜く人の9つの習慣』ハイディ・グラント・ハルバーソン 著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)