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教職員の働き方改革は緊急課題。学校現場の労働生産性は著しく低いのか?

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

復職して4か月経過しました。

 

娘3人はそれぞれ小学校と幼稚園に通っています。

娘の教育に多少の関心はありますが、自分自身が仕事に押しつぶされて休職した経験があるので、興味を引くのは学校現場の教職員の労働の在り方です。

 

数か月前、前屋毅著『ブラック化する学校』という本について書きました。   

本書は「少子化なのに、なぜ先生は忙しくなったのか?」と問題提起しています。

 

僕が思うに、戦前戦後の教育は「軍隊の規律」という一つのものさしで当たれば良かった。

しかし「軍隊的教育」が崩壊してからは、学校が「第二の家庭」を担わなければならなくなった。

そのため、子ども一人ひとりに合わせたものさしを用意しなければならなくなる。

ざっくり言うと、それで先生は忙しくなったんではないでしょうか。

 

僕はTwitterで教職員の方のアカウントをフォローしていますが、彼らのツイートを見ると、明らかに疲弊しています。

 

残業代なし。

文科省教育委員会の通達による縛り。

新型コロナウイルス感染拡大防止のための、時間外労働に及ぶ過剰な対策。

部活の試合などに伴い消える土日の休暇。

 

特に、部活顧問の業務は、教員の重労働のかなりのウェイトを占めています

彼らは部活の顧問業務を切り離して、地域スポーツに委ねるべきだと訴えています。

速やかに教職員の負担軽減を実施し、確実に休養させるべきですね。

 

さて、先日から僕は「労働生産性」とは何か?ということを数回記事に書きました。

社会派ブロガーで『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった一つの考え方』の著者ちきりんさんは、この本のなかで「学校は学びの場としてあまりに生産性が低い」ということを書いています。 

 

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最大の理由は、個々人の理解レベルにまったく合わないペースで教えられているからでしょう。最低でも30人の生徒がいる教室では、一番よくわかっている子も一番わかってない子も、自分の時間を有効活用できていません。

おそらく時間が有効活用できているのは、真ん中の10人ほどではないでしょうか。しかもその10人も、英語の授業時間は有効活用できているけれど、物理の授業ではまったく無駄に人生の時間を使っていたりするのです。

これからは学校も、新たに現れるさまざまな学びの場と「学びの生産性」という観点から比較され始めます。そしてその生産性が低ければ、今と同じ形で残り続けることはできません。

学校というのはお金もかかりますが、なにより時間がかかることが大きな問題です。個人的な感覚では、大学が今4年間かけて教えていることは、生産性を上げれば1年くらいで教えられます。もしくは4年もかけるなら、今の4倍くらい価値あることが教えられるはずです。

現在の状態では、学校の生産性は私の期待値と比べて少なくとも4倍は低い。だから私はその存在意義に疑問をぶつけているのです。

 

ご指摘の通りだと思います。

学校現場の改革は疲弊している教員に投げることはできないし、まして機能不全に陥っている文科省教育委員会に委ねることもできません。

三者による根本的な外科手術が必要な段階に来ていますね。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『ブラック化する学校』前屋毅 著(青春新書/青春出版社

 

☟『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった一つの考え方』ちきりん 著(ダイヤモンド社

 

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