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教育の常識を覆し、大胆な変革を!先生たちの悩みを解決する方法

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

復職して一か月半経過しました。

 

子どもは新型コロナウイルス対策で3人とも在宅。子どもに振り回されて妻が疲弊してきました。

僕がヘタレのため、帰っても仕事で疲れて家のことはほったらかしなので、妻がキレ気味です。

 

誰かがTwitterで「韓国はとっくにオンライン授業をバンバンやっている。日本の学校は子どもが2か月も家にいるのに、学校から何の動きも働きかけもない」とつぶやいていました。たしかに。何の動きもないなあ・・・。

 

先日、前屋毅著『ブラック化する学校』という本について書きました。 

 

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少子化なのに、なぜ先生は忙しくなったのか?」

 

僕が思うに、戦前戦後の教育は「軍隊の規律」という一つのものさしで当たれば良かった。

しかし「軍隊的教育」が崩壊してからは、学校が「第二の家庭」を担わなければならなくなった。

そのため、子ども一人ひとりに合わせたものさしを用意しなければならなくなる。

ざっくり言うと、それで先生は忙しくなったんだと思います。

 

宮崎哲弥さんの著書『ビジネスマンのための新・教養講座』を読んでいたら、次のようなことが書いてありました。

 

所属する集団・組織が個人を価値づける時代は終わった

「○○大学」出身、「○○省」の役人、「○○銀行」の行員、「○○商事」の商社マン。所属する集団や組織が、個人の価値や信用を定める時代は終わったのです。同時に所属する機能集団に個人のアイデンティティを預ける時代も終わったのです。

このことは対人関係構成に重大な変化をもたらします。日本社会は、疑似共同体の格付け社会で、個人よりもその人がどこに属しているかが個人の能力や資質、信用を測る尺度になってきました。仕事上の付き合いはもちろん、仕事外の付き合いでも、常に出身校や勤務先が構成原理となって、人間関係の秩序がかたち作られてきたのです。

しかし、これからはこのような付き合い方はできなくなります。人は付き合おうとする他者の力量や信頼性を自分自身で判断しなければならなくなります。

これは、考えようによっては大変しんどい事態の到来です。いわば、全員が価値観も物差しも共有していない他者ばかりの社会になったようなものですから、人間関係も自ずと慎重にならざるを得ません。 

 

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この本は今から約18年前の2002年に発行されたものです。

宮崎さんは「全員が価値観も物差しも共有していない他者ばかりの社会」ということを言っています。

とっくの20年前からそのような世の中になるということを宮崎さんが言っているわけです。

だから私は宮崎さんの文章を読んで、教育も難しくなり、教員も忙しくなったんだとの思いを強くしました。

 

ここで思い出すのは、ホリエモンの「炎上はコスパがいい」という話です。

『お金や人脈、学歴はいらない!情報だけ武器にしろ。』のなかで、次のように書いています。

 

「賛成:反対=51:49」くらいのアイデアを実行してこそ、未来は変えられる

 

 アウトプットをしたり、意見を言ったり、行動に移すとき、気に留めてほしいことがある。それは「賛否がわかれるテーマや主張ほど新しくていい」というセオリーだ。

ツイートもしかり。賛同者とアンチ、両方が次々にネット上に湧いて、議論が起こったほうが、世の中がよい方向に変わったり、新たなファンを獲得できたりするものだ。

「それって炎上でしょう?自分が責められるみたいで怖くないですか?」そんな声も聞こえてきそうだが、炎上こそが、古くさいしきたりや決まりごとを撤廃させ、時代を前進させる。

立場によっては見解がわかれるネタで、「賛否がいい感じに拮抗するもの」ほど、活発な議論が展開され「建設的な炎上」となる。僕が意図的に目指しているのは、ここだ。

誰もが気づいていない社会問題、口にしにくい問題、問題提起をすることがはばかられるような問題を改善、解決するのに、「炎上」という手段は実は有効なのだ。

炎上が起こると、ウェブニュースも取り上げるから、より拡散されてより多くの人に知ってもらえる。つまり炎上が独り歩きを始める。僕がテレビ局のスタジオにわざわざ出かけて、一生懸命話さなくてもよいのだ。 

 

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ホリエモンがネット上で意図的に「炎上発言」を繰り返すのは、宮崎さんがいう「全員が価値観も物差しも共有していない他者ばかりの社会」を前提としているからです。

炎上によって対立軸を際立たせ、新しい集団の組織化を促し、時代を前進させようとするものなんですね。

 

教育の分野では、教員が目の前の忙しさに忙殺されています。

何のために働いているのか分からない。

何が子どものためになっているのか分からない。

そういう状況になっているんじゃないでしょうか。

 

教育現場はすでに、「全員が価値観も物差しも共有していない他者ばかりの社会」となっています。

「炎上」とはいわないまでも、子どもたちの教育問題に対立軸を提示し、議論を展開させる。

古いしきたりや決まりごとを撤廃させ、新しいものを生み出して、時代を前進させる。

その必要性に迫られています。

 

「価値観の多様化」

「学校のブラック化」

 

そこで思考停止するより、ホリエモンの「炎上」の方法論を教育に取り入れて大胆に変えるべきではないでしょうか。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『ブラック化する学校』前屋毅(青春新書/青春出版社) 

☟『ビジネスマンのための新・教養講座』宮崎哲弥洋泉社

☟『お金や人脈、学歴はいらない!情報だけ武器にしろ。』堀江貴文(ポプラ新書)