仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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パワハラ上司に潰されて休職した筆者が、自分に足りないと思った3つのこと

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

僕はブログを始めてから約6か月に亘り、自分が休職に至った経過、休職中の過ごし方、心の動きやメンタルの立て直し、復職してからの経過を書いてきました。

 

自分は果たして「うつ病」あるいは「新型うつ」なのか。

適応障害」なのか。

バーンアウトしたのか。

筆者の元上司だった人物はいわゆる「クラッシャー上司」だったのか。

上司自体が「うつ病(未熟型うつ)」だったのではないか。

こういったことを何度となく記事にしてきました。

 

僕が休職に至った顛末は、拙著『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルで、Kindle本も出していますので、同じような境遇の方は読んでみてください。

毎朝活気が湧いてきて、生き生き楽しく仕事する。

仕事が楽しいと、プライベートも楽しくなるという好循環をどうやって生み出すのか。

40代の疲れたオッサンは、これをどう実現すればよいのか。

 

復職して4か月になりました。

仕事にはある程度慣れてきました。

 

約半年のブランクが大きかったのと、休職した当初は「自分がパワハラ上司に潰された」という現実を受け入れるまでは心が不安定だったため、ちょっと難度が高い仕事になると、手につかない状況が続いています。

 

 これまでのレポートで、元上司のことを「糞上司」「恥知らずの甘え野郎」とののしってきました。

「僕を休職に追い込んだ恥知らずな甘え野郎の元上司を絶対に許すことはできない。」

皮肉にもこの怨念が、休職以降の活動の原動力になっている面があります

 

このようなネガティブな感情は克服した方が良いと思いますが、同時に、原動力の源を風化させたくないという信念めいたものもあります。

 

キツイ上司と組んだ途端、体調を崩し精神科や心療内科のお世話になった。

同じ轍を踏むわけにはいかないという思いもあります。

 

ジェリー・ミンチントンの『うまくいっている人の考え方』という本には次のように書いています。

 

▶「他人を変えようとしない」

▶「他人に対する悪い感情はさらりと忘れる」

▶「他人を批判しない」

▶「自分の怒りを理解する」

 

著者の指摘を総合すると、怒りを持つことは必ずしも悪いことではない。また、衝突したことのある相手に対して、無理に友好的な態度をとる必要はない。

しかし、いつまでも相手に対する怒りの感情を持ち続けることは、いつの間にか自分を苦しめているのだ、というものです。

 

こういった考え方を足掛かりにして前に進む、ということは必要だと考えていますし、自分自身も明らかに実力不足だった、40代半ばのオッサンとして当然備えるべき仕事のスキルが余りにも稚拙だったと反省する点もあると考えます。

 

自分自身の仕事のスキルや人生経験が、どういう意味で稚拙だったのか?

 

復職して時間も経つので、それを整理しておくのも無駄ではないと思えるようになってきました。

 

松崎一葉さんの著書『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』は何回も取り上げていますが、本書の後半で、ストレス状況を乗り切るのに必要な3つの力があるということを解説しています。

 

■ 有意味感(情緒的余裕)

「有意味感」とは、辛いことや面白みを感じられないことに対しても、何らかの意味を見いだせる感覚のことである。

有意味感の欠けている人は、「あとで役に立つかもしれない」「そのうち面白くなってくるかもしれない」と考えて取り組むことができない。合理的、論理的思考が勝ちすぎていて、「仕事の意味」がわからないと、やる気が起きないのだ。

 

■ 全体把握感(認知の柔軟性)

「全体把握感」とは、時系列(プロセス)を見通せる感覚である。

全体把握感の欠けている人は、「今の山を越えれば楽になる」「来週は忙しそうだから、今週に有休をとっておこう」というふうに、先々を見通して、自己コントロールをすることができない。

 

■ 経験的処理可能感(情緒的共感処理)

「経験的処理可能感」とは、今までの成功体験に基づいて、「ここまではできるはず」と確信し、「ここからは未知の部分」と早期に援助希求できる感覚である。

経験的処理可能感の欠けている人は、自分の成功体験を確信できない。「前回はたまたま成功しただけで、また50できるとは限らない」と考えてしまい、また0からやらなければいけないと感じ、不安のスパイラルに落ちてしまう。自分に自信がないから、常に他人からの評価と賞賛を求め、評価されないとストレスを感じ、攻撃的になってしまう。

 

この3つの感覚が備わっている人は、つまりレジリエンス(自己治癒力)が高い、強靭な精神力の持ち主であるといえます。

 

アメリカのユダヤ系医療社会学者である、アーロン・アントノフスキー博士が提唱した概念とのことです。

 

僕がパワハラ上司に適応できず潰されて休職に至ったのは、確かにこの3つの能力に欠けていたからではないのか?

現に上手く組んでやっている同僚もいる。

 

僕自身の生い立ちが過保護で失敗経験に乏しかったからなのか?

そう考えると何とも遣り切れないですが、身に付いていない能力は後からでも努力して多少でも身に付けるしかないかと思いますね。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』松崎一葉(PHP新書

 

☟『うまくいっている人の考え方』ジェリー・ミンチントン(ディスカヴァー・トゥエンティワン

 

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