40代オッサンtrrymtorrsonの雑記

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貴志祐介さんの『青の炎』。冷めた青白いピュアな復讐の炎を灯し続ける

 こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

 僕は一昨年サイコパスのような糞上司と組んで適応障害のような状態となり半年間休職した人間です。 

 

 休職に至る前の半年間は異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容などで、気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤、自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

 最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくない、という状態になったのです。 

 詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでkindle本を出版しています。似たような境遇の方は是非お読みください。

 

 僕は元の職場に復帰し、元上司は出先機関に飛ばされました。復職後は今のところ順調に仕事できています。 

 

 でも元上司への怒りや恨みの感情は消えませんね。

 元上司に怒りにまかせていつか復讐したい。

 そう思うことがしょっちゅうあります。

 

 こういう時のデメリットは、一つは「怒りに打ち震えている様子が、はたから見て惨めでみっともなく見えてしまうこと」。もう一つは「怒りの感情に囚われて一か所に留まり、前進している感じがしないこと」。この二つです。 

 

 「僕を休職に追い込んだ、恥知らずな甘え野郎の元上司を絶対に許すことはできない」。このようなネガティブな感情をどうしたら克服できるでしょうか?

 一年以上前に次のような記事も書いたんです。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

 僕自身いまだにずっとピュアな怒りがパワハラ上司にフォーカスされているので、それ以外の身の回りの些細なことに怒ったりイライラしたりすることがなくなりましたね。これは思わぬ副産物です。

 

 ところでミステリー作家の貴志祐介さんの『青の炎』という作品をご存知ですか。

 

 湘南に住む櫛森秀一は名門高校に通う優等生。ある日、10年前に母と離婚した養父、曾根が現れた。横暴な曾根から家族を守るため、秀一は法的手段に訴えたが、大人の社会の仕組みは、秀一のささやかな幸せを返してはくれなかった。母親の体のみならず妹にまで手を出そうとする曾根に、ついに秀一の怒りは臨界点に達する。

 激しい怒りは、静かな激怒へ変わり青い炎が、秀一の心に燈った。自らの手で曽根を殺害することを決心した秀一は、完全犯罪を計画する。

 

 こういうストーリーです。

    

 

 17歳の冷めた青白い復讐心に導かれて、精緻な殺害計画は成功するかに思えたが、秀一の思い至らなかった大人の世界の壁が立ちはだかり徐々に自己破滅の道に追いやられるんです。

 蜷川幸雄監督、二宮和也主演で2003年に映画化されています。

 

 読み終わった後この主人公が辿った哀しい結末に何ともいえない余韻が消えませんでしたね。

 

 パワハラ被害に苦悩している人は多いと思います。

 「倍返しだ!」と言わんばかりに激情にまかせてやり返せるのか?

 現実にその復讐を実行することは非常に困難なのです。

 

 しかし秀一のように冷めた青白いピュアな復讐の炎を灯し続けて、いつか自らの人生を成功に導き、奴の人生を転覆させる計画を成し遂げてやりたいものです。

 

 

☟『青の炎』貴志祐介(角川文庫)

 

trrymtorrson.hatenablog.com 

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