仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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事務職は本当にいらなくなるのか?『10年後の仕事図鑑』堀江貴文×落合陽一

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

僕は一般事務職です。

また一週間が始まります。

しんどい週5勤務の無限ループ。

 

一般事務職なんて誰でもできて簡単なヌルい仕事だと思われるでしょう。

実際、そういう面があることを僕自身否定しません。

 

そんな一般事務職で僕はサイコパスのような上司に潰されて半年間休職した人間です。

 

一般事務職には無駄がたくさんあります。

無駄な事務仕事なんて無くなってしまえばいいのにと思います。

完全に無くなったら失業しますが。

 

ホリエモン×落合陽一のコラボ本『10年後の仕事図鑑』をご存知ですか?

 

この本ではこの先10年間に社会がどのように変化し、どんな仕事がなくなり、どんな仕事が生まれるのか、ということをホリエモンと落合陽一さんが掛け合いのように論じているんです。 

 

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全部読み終えましたが、僕は事務職なので、この本で一般事務という仕事がどのように論じられているのかが気になるところです。

 

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授という人が書いた『雇用の未来 コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文が紹介されています。

 

これによれば、ディープラーニングの発達により、レジ打ちや事務作業などの単純労働はおろか、頭脳を働かせる知的労働でさえ、その多くがAIとロボットに置き換わると予測されています。

 

落合さんは次のように書いています。

 

(組織を管理するだけの経営者の次になくなるとしたら)定型的な仕事のため低コストで、かつ携わっている人が多い仕事だ。

具体例として、一般事務全般が挙げられる。

どの会社においても必要不可欠な仕事ではあるが、特殊な能力がなくてもできる仕事ではあるため、採用コストも、給料の水準も高いとはいえない。

こういったものはクラウド化されやすいのだ。

ただし、日本には、事務仕事をする人材が多くいるため、全体でみれば「事務職」に支払われるコストは大きい。

総合的に見てコスト高であるから、先ほどの経営者と同様に、AIに代替される職業の代表格となる。

もしくはAIとともに働くことが一般的になるはずだ。

 

ホリエモンも落合さんに同調して、「単純作業がまだ機械に置き換えられていないのは、人のほうがまだ安いというだけのこと。ホワイトカラーの事務作業をやっている人たちの半分はいらない」「銀行員も公務員もいらない」と言っています。

 

落合さんは次のようにも書いています。

 

お役所の仕事からはじまり、事務的な仕事はほぼ写経だ。

役所に行けば、コピペで済むような自分の住所や名前を何度も書かされる。

このような仕事は、フェイスブックなどのSNSに紐付けたり、二次元バーコードがあれば一瞬で済むはずだ。

僕は今でも、大学で領収書1枚1枚に予算担当者としてサインしているが、こうした無駄な仕事に1週間のうち1時間から2時間はとられているので、1年だと3~6日間、サインだけ書いている時間がある計算になる。

このような作業は写経以外のなにものでもない。

 

落合さんやホリエモンに全体としては同意ですね。

 

役所でいえば、住民票などの発行だけでなく膨大な量の申請書類を手書きし、人と人がやり取りしているわけですが、こういったものを全て自動化・機械化してしまえばよいでしょう。

 

しかしそういう機械を入れるのに、物凄くコストがかかるという話です。

 

銀行ATMはずいぶん昔からありますし、コンビニも急速にセルフレジ化が進んでいますね。

単純な窓口業務であればセルフ端末のようなものに置き換えは可能かもしれません。

ただ銀行ATMは維持コストがかなり銀行の経営を圧迫しているようですが。

 

ホリエモンも落合さんも、一般事務職の経験はないしホワイトカラーの仕事についてずいぶん雑な議論をしているなと思うところもありますね。

ディープラーニングの発達により事務職がAIやロボットに置き換わると言われてもピンとこないし意味分かんないですよ。

 

一般事務職の方なら分かると思いますが、そんなに簡単にAIやロボットに置き換わる雰囲気はないですね。

当然ですがそんなに単純な事務作業ばかりではないですよ。

それをシステムに置き換えるとすれば、かなり複雑な処理をこなす優秀なシステムじゃないとダメだと思いますよ。

それを開発するのは物凄くコストがかかりますよね。

 

いったい誰がやるのかという話ですよ。

 

しかしこのごろ「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉が出て来ましたね。

DXとは「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」(経済産業省)だそうです。

 

ちょっと抽象的ですが。

国が本腰を入れてこの取り組みを進めていくとどうなるんでしょうか。

 

無駄な事務作業が無くなって、もっと一人ひとりがやりがいのある有益な仕事ができるようになると良いですね。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『10年後の仕事図鑑』堀江貴文、落合陽一 著(SBクリエイティブ