仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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復職して改めて言う。筆者の上司は「未熟型うつ」だった

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

5か月以上休職したのち、先月復職しました。

 

休職に至る前の半年間は異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容などで気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤、自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくないという状態になったのです。 

詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出版しております。似たような境遇の方はぜひお読みください。

 

僕は元の職場に復帰し、元上司は出先機関に飛ばされました。

復職後は今のところ順調に仕事できています。 

 

自分で言うのもなんですが、滅私奉公で仕事と家庭と育児を人並みにこなしてきました。

20年以上サラリーマン勤めを何とかこなし、その傍ら実家の家業の手伝い、3人の娘の世話もしてきました。

 

うつ病であるが従来の型と違い、外から見てわがままで怠けていて甘えていると見られやすいのを俗に「非定型うつ」「新型うつ」と言われます。

40代後半のオッサンで人並の苦労はしているつもりなので、いわゆる甘えが入った「新型うつ」とは思いません。

 

休職したきっかけは先に書いた通り糞みたいなクラッシャー上司のせいです。

江戸時代のような過剰な滅私奉公主義、精神まで侵食してくるような束縛感、しかも感情不安定で瞬間湯沸かし器。

この上司、僕だけでなくこれまで何人もメンタル不調に追い込んでいる。こいつこそ恥知らずの甘え野郎。

 

人事部には「もう元上司とは組まないよう配慮して欲しい」「顔も見たくない」と、ハッキリ希望してきました。

上役からも「君の指導の仕方には問題がある」と直々に訓告を受けているらしい。

 

この糞上司のせいで休職に追い込まれて、僕の月給は20%減少しました。

それにも関わらず、復職したあと何度も連絡してきて仕事の依頼や指導をしてきやがる。先にお前が減収分払えやクソガッ!

 

それだけでなく異動先の職場で、同僚に「部下を二人潰した」と話していたそうです。

自分がパワハラ気質だという自覚はあるようです。

しかしこれを改めることができない。

全くもって反省のない、恥ずかしいヤツだと言わざるを得ません。とんでもない身の程知らずだと思う。 

 

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松崎一葉著『クラッシャー上司』という本があります。

このなかには部下を潰す上司のおぞましい事例がいくつか登場します。松崎氏がある企業の役員にヒアリングしたとき、「俺はね、五人潰して役員になったんだよ」と言い放った人物がいたそうです。

この本の事例に僕の上司も酷似しているではありませんか!

 

「未熟型うつ病」という言葉があります。

病気になったのは自分に問題があるのではなく、会社や上司のせいだと主張し、裁判に訴えたりする事例もあるようです。

しかし松崎教授は、部下を潰すような上司こそ身内に甘える典型的な未熟型うつだと指摘しています。

自分のポジションに安住しているというか、むしろそのポジションに浸りきって人格が破綻しているのです。

 

一般的にはパワハラ抑うつ状態になり仕事ができなくなって「新型うつ」だの「未熟型うつ」だのと揶揄されます。

しかし逆に松崎教授は、パワハラ上司やクラッシャー上司こそ「未熟型うつ」だというのですね。

 

僕も普通に仕事していたとき、仕事を自分のコントロール下に置き、「フロー状態に持っていく」「ゾーンに入る」経験をしています。

そんなときでも何らかの不満があって部下や同僚をいつも攻撃するという心理が理解できません。

未熟型うつの上司こそ、心療内科を受診すべき人格破綻者なのではないでしょうか。  

 

20代、30代の若いサラリーマンで、仕事のプレッシャーとクラッシャー上司のパワハラで、うつ病など精神的に追い込まれる方もいると思います。

百田直樹著『逃げる力』のレビューでも書きましたが、そういうときは人事部など然るべき部署に相談したうえで心療内科を受診し、何もかもほっぽり出して逃げてください。

職場は1人いなくても回ります。僕も糞上司と糞職場から逃げましたが、無事に復職して仕事できています。

 

百田氏によればこれを「積極的逃走」といいます。

歴史的英雄も皆無敗ではなく、逃げるときには鮮やかに逃亡している。

逃げるときにはしなやかに逃げる、そして勝負に行くときは勝ちに行く、判断力を鍛え、冷静で柔軟な状況判断を心がける。

じっとチャンスを待ち、勝ちに行く準備を怠らない。今は仕込み、種まきの時期だ。臥薪嘗胆、捲土重来を期すのだ。これらの言葉を胸に刻み込もう。

 

松崎氏の『クラッシャー上司』によれば、‟若い社員の意識が変化してきたからだけでなく、ベテラン層も会社にエンゲージ(貢献意識を持つこと)できなくなっているのだ”。

働く環境全体が既に数十年前から大きく変わっていると思います。

 

若くしてうつ病などで休職に追い込まれる方は辛いと思いますが、僕は40代のオッサンになって休職しました。ある意味貴重な経験です。

 

仕事以外で元々やってみたかったことや新しいことを約5か月間やり込むことができました。むしろ40代こそ休職すべきだとすら思います。

 

転んでもただで起きるな!の精神で、逆境をチャンスに変えていきましょう。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』松崎一葉(PHP新書) 

 

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