こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
僕はブログを始めてから約5か月にわたり、自分が休職に至った経過、休職中の過ごし方、心の動きやメンタルの立て直し、復職してからの経過を書いてきました。
自分は果たして「うつ病」あるいは「新型うつ」なのか。
「適応障害」なのか。
バーンアウトしたのか。
僕の元上司だった人物はいわゆる「クラッシャー上司」だったのか。
上司自体が「うつ病(未熟型うつ)」だったのではないか。
こういったことを何度となく記事にしてきました。
僕が休職に至った顛末は『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本も出していますので、同じような境遇の方は読んでみてください。
毎朝活気が湧いてきて、生き生き楽しく仕事する。
仕事が楽しいと、プライベートも楽しくなるという好循環をどうやって生み出すのか。
40代の疲れたオッサンは、これをどう実現すればよいのか。
復職して3か月半になりましたが、頭が痛い、体がだるい。
昨年仕事が辛くなり休職する前までは、仕事に突っ込み過ぎていました。
キツイ上司と組んだ途端、体調を崩し精神科や心療内科のお世話になりました。同じ轍を踏むわけにはいきません。
キツイ上司と組んで悩んでいる20代、30代、40代の方は多いと思います。
松崎一葉著『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』は、こういう書き出しで始まります。
今から十五年ほど前のこと。
さまざまな組織でメンタル不全の治療・予防システム構築に取り組んでいた私たちは、とある大手の広告代理店に招かれた。その会社の経営幹部が言うには、働きすぎで心を病む社員の問題に悩んでいるとのこと。そこで抜本的解決策を共に考えてもらいたいと、産業精神医学を専門とする私たちが呼ばれたのである。
ところが、対策チームを組んで同社に赴くと、ちっとも歓迎されている感じがしない。声をかけてくれた経営幹部以外の、お偉いさん方の顔つきが険しいのだ。話がまったく生産的な方へ向かわず、それどころか常務からこんなことを言われてしまった。
「メンタルなんてやめてくれよ」
にわかに意味が取れないでいると、常務は続けてこう言った。
「俺はね、五人潰して役員になったんだよ」
そして、私たちはこう告げられた。
「先生方にメンタルヘルスがどうの、ワークライフバランスがどうのなんてやられると、うちの競争力が落ちるんだ。会社のためにならない。帰ってくれ」
あまりにもはっきり拒まれて、あ然とするばかりだったが、考えてみればずいぶんな扱いを受けたものだ。「ああいう会社は長続きしないね」とこぼしながら帰った。
私の中で「クラッシャー」の概念が生まれたのは、あの出来事だった。
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「クラッシャー上司」という命名は筑波大学の松崎教授と東京慈恵会医科大学の牛島定信教授だそうですが、当初はそういった人物を「潰し屋」と呼んでいたそうです。
事実は小説よりも奇なり。
今から15年以上前のことで、日本経済が非常に厳しい時期のなかで出た常務の言葉だったのかもしれません。
それにしても、ちょっと衝撃的でゾッとする書き出しです。
これまで僕は何度か同じ趣旨のことを書きましたが、この常務のような人物こそ仕事のし過ぎでメンヘラ、もしくはメンヘルっぽいので、受診した方が良いですね。
松崎教授が「ああいう会社は長続きしないね」と評したこの大手の広告代理店ってどこだろう?今でも「長続き」しているのでしょうか?
日本最大手の広告代理店の電通で痛ましい事件があったのは、2015年12月です。
ところで就活を行う学生たちに人気の就職先として、必ずといっていいほど候補として挙がるのが広告代理店だそうです。
人気の高い大手広告代理店は、次の6社が挙げられるようです。
1.電通
2.博報堂DYグループ
3.ADK
5.DAC
6.オプト
広告代理店って、価値を創造するというか、クリエイティブな仕事っぽいですよね。
あるネットの記事では、広告代理店の仕事のやりがいとして3つ挙げられていました。
1.スケールの大きな仕事に携われる可能性がある
2.多様な業界、業種の人と関わる
3.常にトレンドの最先端に触れられる
これがやりがいですか?
「メンタル不調になる3つの原因」の誤りではないですか?
パワハラ常務いますよ。
個人的には、なにか外から見たイメージの話だよね、やりがいというのとはちょっと違うよね、と思いますね。
本日の記事は以上です。
☟『クラッシャー上司 平気で部下を追い詰める人たち』松崎一葉(PHP新書)