こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
僕は昨年キツイ上司と組み、仕事の成果ではなく、上司の顔色だけ見て仕事する毎日が続きました。
仕事が回らなくなって辛くなり休職しました。
しかし、休職生活の中で本をたくさん読みメンタル立て直しを図ってきました。
「他人の時間」ではなく「自分の時間」を生きる。
自己犠牲の上に成り立つ仕事はやる必要はない。
「自己実現」の上に成り立つ仕事のみやるべきだ。
仕事を厭々やるのでは人生面白くない、「嫌な仕事は存在しない」と考える。
仕事も趣味も副業活動も「自己実現」のためにやるのだ。
臥薪嘗胆、捲土重来を期す。
今は人生反撃の仕込みだ。
冷静で柔軟な状況判断を行い必ず勝ちに行くと心に誓う。
休職生活の中でこういう結論に達しました。
2月に百田尚樹著『逃げる力』を紹介しました。
逃げることは、消極的で後ろ向きなことだと考えていないだろうか。実は逃げることは戦うことと同じくらい積極的な行動である。戦う時に分泌されるホルモン「アドレナリン」は、逃げるときにも分泌されるのだ。つまり生命にとって、「戦うこと」と「逃げること」は同じなのです。本当に大切なものを守るために、戦っても勝ち目がない、得るものがないと判断したら、さっさと逃げるべきである。だからまず、自分にとって大切なものは何か、しっかり見定めなければならない。
「逃げる」とは、戦う場所を変えること。勝てると判断した時は勝負する。
林修著『林修の仕事原論~壁を破る37の方法』のところでも書きました。
社会で必要とされる仕事は必ずある。しかし、それは刻々と変化し、その変化のスピードは恐ろしいほど速い。こうした社会で生き残るには、以前にも増して「自分が勝てる場所」を真剣に探す必要がある
さて、いま多読チャレンジをやっています。
今回は百田さんの『逃げる力』に続く‟逃げ本”の2冊目です。
井口晃 著『人生の9割は逃げていい。』です。
公式サイトによれば、著者の井口さんの経歴は次のとおりです。
リッツコンサルティングPTE.LTD. 代表取締役。東京生まれ、ロサンゼルス在住。
中学・高校時代にいじめられ、5回もの転校をくり返す。
「自分は生きている価値がないんじゃないか」と人生に絶望、家族・友人などの人間関係から逃げるために20歳でニューヨークに留学する。
人生を変えるために自己啓発・心理学・ハイパフォーマンス学を学ぶものの、うつや自殺未遂を経験して逃げるように帰国。
その後、なんとか自力で英語セミナーを始めたことをきっかけに起業する。
「やらないこと」を明確にしてエネルギーを一点集中することの大切さに気づき、
それを実践することで、ビジネスや投稿で次々に成功を収める。
セミナー講師やコーチとして活躍の幅を拡げた後、近年では、日本だけでなく、アメリカ、台湾、シンガポール、南アフリカなど世界各地で、数千人規模のセミナーに登壇する「グローバルトップスピーカー」として、国内外で大きな注目を集めるようになる。
毎年、世界中で1万人以上の人を指導するかたわら、メルマガやフェイスブックなどを通じて15万人以上の人に、メッセージを届けている。
著者は「人生の9割は逃げていい。」(すばる舎)、「メンターが見つかれば人生9割決まる!」(かんき出版)など、累計20万部を超える。
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とにかく「逃げること」に特化した内容。
35の‟逃げパターン”が紹介されています。
しかし9割は逃げるが、残り1割に集中して勝負に行くということだと思います。
今までは、誰かに言われたことを、何も考えずに行っていたから逃げていたんだと気付きました。学校では「勉強しなさい」、アルバイトでは「もっと働け」と言われるがままに受動的に行動していたから、人生がうまくいかなかったのだと気づいたのです。
他人の土俵で相撲をとっていては、いつまでたっても自由は手にできないし、理想の人生は実現できないのです。
仕事に順位づけをすることで得られるメリットは、やる気が高まるということです。だから、これだけはやる、という具合にやるべき仕事を決めることでモチベーションを上げるのです。勝負どころで勝負ができない人は、常に自分の許容量を超えた仕事を抱えている人です。
読む、書く、聞く、考える、話す、相手の気持ちをくみとる、といった知的作業をするときはワーキングメモリが働きます。ワーキングメモリの働きを低下させる大敵のひとつは、ストレスです。したがって、ストレスはないほうが、確実にパフォーマンスは上がります。
普通の人が勝つには、専門家や業界のベテランとのガチンコ勝負から逃げるしかないのです。普通の人はガチンコ勝負をしてはいけません。武器を組み合わせて、勝てるフィールドを探すのです。
自分にとって最高に重要な仕事にだけ集中すること。
人生の時間は限られていること。
これを敏感に意識して、ネガティブな状況にあれば、そこから逃げる。
これを徹底する。
僕も小学校のころから、嫌な地域行事やスポーツ大会から逃げました。
苦手な人付き合いからも逃げました。
そして、オッサンになっても嫌な上司と仕事から逃げました。
よく考えてみれば全てをそつなくこなせるわけないのです。
逃げたからといって、自分はダメな奴だと思う必要はない。
逃げ道を作らせなかった元上司のほうが人格破綻者だったのだ。
「セルフイメージ」を下げるものからは逃げていい。
逆にセルフイメージを上げるものはポジティブに取り組むこと。
「ネガティブフィールド」から「ポジティブフィールド」に逃げること。
戦う場所を身軽に変えること。
勝てるフィールドを開拓すること。
これが井口さんのメッセージです。
本日の記事は以上です。
☟『人生の9割は逃げていい。』井口晃(すばる舎)