仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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仕事や生活に行き詰まり気分が落ち込むときは積極的な逃げを心掛ける。『人生の9割は逃げていい』井口晃 著

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

僕は新型コロナウイルスが流行する半年前から仕事で挫折して休職生活に移行、つまりステイホーム生活に入っていました。

身の回りの棚卸し作業をしています。

3月中旬から復職しました。今も棚卸しを継続しています。  

 

休職に至る前の半年間は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容。

気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。

自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

 

最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくない、という状態になったのです。 

 

休職しているあいだ、元の通り復職して仕事ができるのか、8時間以上も職場に居て耐えられるのか、復職して朝起きて出勤できるのか、上司と顔を合わせられるのか、同僚からどう思われるのか、仕事でまた失敗しないか、今まで通り子どもの世話が出来るのか・・・。

こういったことを長期間悶々と考えていました。

 

詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出していますので、似たような境遇の方はお読みください。

 

復職してから5か月になりますが、自分で考えながら仕事を回していくこと、上司から指示されること、同僚や部下に配慮しながら、仕事を依頼すること。これを何とかこなしています。 

 

働きたくないけど働かないといけない。

復職は長期戦。いや、これからの仕事人生が長期戦です。

 

先日の記事で次のように書きました。

 

休職してみて分かったことは、これ以上頑張ると潰れるという感覚をかなりハッキリと理解することができたことです。

休職して良かったことは、自分のストレス耐性を知ることができたこと。

 

しかし、休職から職場復帰した後、仕事を無理するのが怖くなる。

モチベーションを維持できない。

複雑な仕事が重なると拒絶反応が起こる。

以前はこなせていたことが随分手前で頑張れなくなる。

 

仕事に対する拒否反応、気分の落ち込みを何とか服薬で盛り返しています。

一度抑うつ適応障害で休職した場合、職場復帰後のストレス耐性の低下には注意が必要です。

 

ストレス耐性を知ることは、同時に、ストレス耐性の低下を引き起こしてしまう。

簡単に言えば、メンタルが弱くなる。何かにつけてメンタルのせいにしてしまう

 

この現象に対して、どこかで折り合いをつけて、どうにかしないといけない。

これの解決法を探っている段階です。

職場に復帰してあっという間の5か月を何とか乗り越えましたが、仕事に対する恐怖を克服するにはもう少し慣れる時間が必要です。

 

上記のような精神状態に陥ったとき、そのような状況から「逃げて」、環境を変える、仕切り直す、リセットする、こういうことが必要と思います。

「逃げ本」を読むのもいいと思います。

 

僕が以前読んだのは、井口晃 著『人生の9割は逃げていい。』です。

また読み返しています。

 

気分が落ち込んでいるときに、井口さんのメッセージは心に刺さります。

「逃げてはいけない」と思い込んでいませんか?

大丈夫、今いる場所がすべてじゃない。逃げて、逃げて、逃げまくれ!

環境を変えれば人生は変わる

まえがきだけでも、買って読んでみる価値があります。 

 

著者の井口さんの経歴は次のとおりです。

 

リッツコンサルティングPTE.LTD. 代表取締役

東京生まれ、ロサンゼルス在住。

中学・高校時代にいじめられ、5回もの転校をくり返す。
「自分は生きている価値がないんじゃないか」と人生に絶望、家族・友人などの人間関係から逃げるために20歳でニューヨークに留学する。
人生を変えるために自己啓発・心理学・ハイパフォーマンス学を学ぶものの、うつや自殺未遂を経験して逃げるように帰国。
その後、なんとか自力で英語セミナーを始めたことをきっかけに起業する。
「やらないこと」を明確にしてエネルギーを一点集中することの大切さに気づき、
それを実践することで、ビジネスや投稿で次々に成功を収める。
セミナー講師やコーチとして活躍の幅を拡げた後、近年では、日本だけでなく、アメリカ、台湾、シンガポール南アフリカなど世界各地で、数千人規模のセミナーに登壇する「グローバルトップスピーカー」として、国内外で大きな注目を集めるようになる。毎年、世界中で1万人以上の人を指導するかたわら、メルマガやフェイスブックなどを通じて15万人以上の人に、メッセージを届けている。
著者は「人生の9割は逃げていい。」(すばる舎)、「メンターが見つかれば人生9割決まる!」(かんき出版)など、累計20万部を超える。

 

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とにかく「逃げること」に特化した内容。

35の‟逃げパターン”が紹介されています。

しかし、9割は逃げるが、残り1割に集中して勝負に行く、ということだと思います。

 

今までは、誰かに言われたことを、何も考えずに行っていたから逃げていたんだと気付きました。

学校では「勉強しなさい」、アルバイトでは「もっと働け」と言われるがままに受動的に行動していたから、人生がうまくいかなかったのだと気づいたのです。

他人の土俵で相撲をとっていては、いつまでたっても自由は手にできないし、理想の人生は実現できないのです。

仕事に順位づけをすることで得られるメリットは、やる気が高まるということです。

だから、これだけはやる、という具合にやるべき仕事を決めることでモチベーションを上げるのです。

勝負どころで勝負ができない人は、常に自分の許容量を超えた仕事を抱えている人です。

読む、書く、聞く、考える、話す、相手の気持ちをくみとる、といった知的作業をするときはワーキングメモリが働きます。

ワーキングメモリの働きを低下させる大敵のひとつは、ストレスです。

したがって、ストレスはないほうが、確実にパフォーマンスは上がります。

普通の人が勝つには、専門家や業界のベテランとのガチンコ勝負から逃げるしかないのです。

普通の人はガチンコ勝負をしてはいけません。

武器を組み合わせて、勝てるフィールドを探すのです。 

 

自分にとって最高に重要な仕事にだけ集中すること。

人生の時間は限られていること。

これを敏感に意識してネガティブな状況にあればそこから逃げる。これを徹底する。

 

僕も小学校のころから嫌な地域行事やスポーツ大会から逃げました。

苦手な人付き合いからも逃げました。

そして、オッサンになっても嫌な上司と仕事から逃げました。

 

よく考えてみれば、全てをそつなくこなせるわけないのです。

逃げたからといって、自分はダメな奴だと思う必要はない。

逃げ道を作らせなかった元上司に問題がありました。

 

「セルフイメージ」を下げるものからは逃げていい。

逆にセルフイメージを上げるものはポジティブに取り組むこと。

「ネガティブフィールド」から「ポジティブフィールド」に逃げること。

戦う場所を身軽に変えること。

勝てるフィールドを開拓すること。

これが著者のメッセージです。 

 

本日の記事は以上です。

 

☟『人生の9割は逃げていい。』井口晃(すばる舎