こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
2019年10月から2020年3月まで過労とパワハラで休職しました。
休職した罪悪感より、キツイ仕事からの解放感のほうが大きかったですね。
10代や20代の頃のように映画を観まくりたいと思い休職期間中の12月にU-NEXTに加入しました。
U-NEXTは月額約2,000円でCM無しの膨大な量の高画質映画を観ることができます。
見放題なので昔好きだった作品や新しめの作品をとりあえず100本くらい観たいなあと思ってたんですね。
2020年3月に復職してから家計的に苦しい時期があったので解約も考えましたがそのまま現在に至っています。
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当初はPCでU-NEXT観てたんですよ。
そのあと2020年8月にソニーのネット対応TVを購入してから、TVの大画面、高画質でU-NEXTを楽しめるようになりました。
ネット対応TVはU-NEXTやYouTubeやアマプラやAbemaTVなどのチャンネルがプリセットされてるんですよ!
エンタメ環境が劇的に向上しました。
今から約30年前、レンタルビデオ全盛の10代のころ、週末に洋画のビデオを借りてきて家族で見るのが一つの娯楽でした。
社会人になってからも映画が好きで、監督ではリドリー・スコットやポール・バーホーベン、アクション俳優ではスティーブン・セガールやジェット・リーのものをよく観ました。
休職中にU-NEXTに加入
ここ10~15年くらいじっくり映画を観ることができませんでした。繰り返しになりますが休職を機にU-NEXTに加入して観たかった映画を観ることにしました。
「いつか洋画を沢山観たい」という希望を今実現したわけです。
ストリーミング動画なのに非常に高画質でスムーズな再生に驚きました。
配信作品数がものすごい量で、作品名、俳優名、監督名などから瞬時に検索することができます。
さて前回、とりあえず観た順に10本だらだら感想を書きました。
今回、それ以降に観たもの10本を書きたいと思います。
▶プライベート・ライアン(1998年作品)監督:スティーブン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス、トム・サイズモア、エドワード・バーンズ、ジェレミー・デイビス、ヴィン・ディーゼル
▶スターリングラード(2001年作品)監督:ジャン・ジャック・アノー 出演:ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、ジョセフ・ファインズ、エド・ハリス
▶ダンケルク(2017年作品)監督:クリストファー・ノーラン 出演:フィオン・ホワイトヘッド、トム・ハーディ、キリアン・マーフィー、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー
▶1917 命をかけた伝令(2019年作品)監督:サム・メンデス 出演:ジョージ・マッケイ、ディーン・チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング、コリン・ファース、ベネディクト・カンバーバッチ
▶ハクソー・リッジ(2016年作品)監督:メル・ギブソン 出演:アンドリュー・ガーフィールド、サム・ワーシントン、テレサ・パーマー、ヒューゴ・ウィーヴィング、ヴィンス・ヴォーン
▶フューリー(2014年作品)監督:デヴィッド・エアー 出演:ブラッド・ピット、シャイア・ラブーフ、ローガン・ラーマン、マイケル・ペーニャ、ジョン・バーンサル
▶メメント(2000年作品)監督:クリストファー・ノーラン 出演:ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス、ジョー・パントリアーノ
▶羊たちの沈黙(1991年作品)監督:ジョナサン・デミ 出演:ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス、スコット・グレン
▶ハンニバル(2001年作品)監督:リドリー・スコット 出演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、レイ・リオッタ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、ゲイリー・オールドマン
▶レッド・ドラゴン(2002年作品)監督:ブレット・ラトナー 出演:アンソニー・ホプキンス、エドワード・ノートン、レイフ・ファインズ、ハーヴェイ・カイテル、エミリー・ワトソン
(U-NEXTに加入して117本目)
前回から、戦争映画を見まくっています。
スピルバーグ監督の「プライベート・ライアン」です。
アカデミー賞5部門を受賞しました。
冒頭のノルマンディー上陸作戦(オマハ・ビーチ上陸作戦)の壮絶な描写があまりにも有名。
上陸作戦成功後、3人の兄弟を戦場で同時期に失ったライアン二等兵を、トム・ハンクスらが救出に向かうというストーリーなのですが、なんか不思議な話だと思ったんです。
これは、米国防省の「ソウル・サバイバー・ポリシー」という規則がありまして、戦場で兄弟が全員死亡してその家系が断絶しないように、戦場から本国に送還するそうです。
そういう背景があるんですね。
オマハ・ビーチの描写があまりにも凄惨で目を背けたくなるほどなんですが、全体としては戦場の臨場感がすごいですし、ヒューマンドラマも盛り込んであり、スピルバーグ監督ならではの娯楽超大作ですよね。
ライアン二等兵を演じるのは「あの人」です。
なお、タイトルの「プライベート」とは、「ひとりぼっちのライアン」とか「取り残されたライアン」という意味ではなく、「兵卒」という意味です(笑)。
また、この作品では後にハリウッドを代表するアクションスターとなるヴィン・ディーゼルが出ているんですが、スピルバーグ監督が彼の存在感に惚れ込み、脚本に無かった役を用意して抜擢したそうですね。面白いです。
次は、第二次世界大戦のナチスドイツとソ連のスターリングラードの戦いを舞台にした「スターリングラード」。
冒頭、実在の人物で伝説のスナイパーであるヴァシリ・ザイツェフら若者が列車から降ろされて激闘の最前線に送り出されるんですが、その戦闘シーンが先日観た「プライベート・ライアン」に勝るとも劣らない大迫力。
その後はジュード・ロウ演じるヴァシリとエド・ハリス演じるケーニッヒ少佐という狙撃手同士の息詰まる一騎打ちが繰り広げられます。
ちなみに、ヴァシリ・ザイツェフが、ドイツから送り込まれた凄腕の狙撃兵学校教官のケーニッヒ少佐と対決するという逸話が当時からあったんですが、その逸話はソ連側のプロパガンダであったという説が有力です。
戦闘シーンは「プライベート・ライアン」以降のトレンドである徹底したリアルさを追求しつつ、古い名画を見ているようなロマンチシズムを感じる作品ですね。監督のセンスの良さがよく出ていると思います。
エド・ハリスが渋くて実にいいし、僕はジュード・ロウとレイチェル・ワイズが大好きなので、ベストなキャスティングだと思います。
同じく第二次世界大戦中、フランスのダンケルクに追い詰められた連合国軍40万人の史上最大の撤退作戦(ダイナモ作戦)を描いた「ダンケルク」です。
視聴後の印象では、大袈裟な娯楽性を排して、質の高い映像で史実を再現したドキュメンタリー映画かと思いました。
個人的には大袈裟な娯楽映画が好きなんですが。
俳優陣はほとんど無名の若手ばかりを起用しています。日本映画によくある無名の若手アイドルスターの卵をたくさん出演させたみたいな感じですかね。分かりませんが。
ちょっと作品の面白さや監督の意図をつかみ損ねました。
第一次世界大戦、英国とフランスの連合軍とドイツ軍との西部戦線を舞台にした「1917 命をかけた伝令」。
英国人監督であるサム・メンデスが、英国人俳優を起用し、西部戦線での塹壕戦と二人の伝令の活躍を臨場感あふれる「全編ワンカット撮影」で製作しました。
本作は第92回アカデミー賞撮影賞、視覚効果賞、録音賞を受賞しました。
観る側に対しても映画製作の醍醐味を十二分に伝える素晴らしい娯楽大作です。
血なまぐさい塹壕戦や無人地帯の臨場感と、フランスの美しい自然描写のコントラストが素晴らしいですね。
次はメル・ギブソン監督、沖縄戦の前田高地(ハクソー・リッジ)の激戦を舞台にした「ハクソー・リッジ」です。
予告編で血みどろの戦場をクローズアップしていたので、ちょっと観るのを躊躇していましたが、素晴らしい作品でした。2回くらい泣きました(笑)。
監督は「マッドマックス」「リーサル・ウェポン」のメル・ギブソンです。
彼の監督作品は初見です。
主演で素晴らしい存在感を示したアンドリュー・ガーフィールドはアメリカ生まれのイギリスの俳優です。「ソーシャル・ネットワーク」に出ていたんですね。気づきませんでした。
ほかはオーストラリアの俳優を多数起用していますね。
「マトリックス」ではあまり好きではなかったヒューゴ・ウィーヴィングですが、すごく良かった。主人公の彼女役のテレサ・パーマー(テリーサ・パルマー)もチャーミングで良かったです。マニアックなところでは「ザ・セル」という映画で見たことあるヴィンス・ヴォーン。
内容的には誇張されている感がありますが、娯楽作品と割り切って観ればよいし、テンポが良くスペクタクルで人間味に溢れとても好感が持てました。さすがエンターテインメントの巨匠、メル・ギブソンですね。
次の作品にいきます。
監督では「エンド・オブ・ウォッチ」「スーサイド・スクワッド」、脚本では「ワイルド・スピード」や「トレーニングデイ」など多くの娯楽作品を手掛けているデヴィッド・エアー監督の「フューリー」です。
舞台は1945年4月、第二次大戦の連合軍とドイツ軍の戦闘の末期、米国軍のM4中戦車シャーマンの戦車戦を描いた作品です。
これまで戦争映画を集中的に観てきましたが、戦車ものは初めてですね。
なかなかの迫力です。
ブラッド・ピットがナチスSSに敵意を燃やす鬼軍曹役で、配属された新兵(ローガン・ラーマン)に「殺られる前に殺れ!」と命令し、恋人をドイツ軍の爆撃で失ったローガンは、戦闘マシンと化していきます。
先日観た「ハクソー・リッジ」とまったく対照的な作品ですね。
とにかく、戦車戦の迫力は文句無しなんですが、個人的にはもっと重厚なタイトルが良くって、「フューリーって・・ん?」なんか変な感じだし、主演のブラッド・ピットが適任だったかな?と。
戦争映画はここでいったん終了です。
昔観て印象的だった、クリストファー・ノーラン監督の「メメント」観ました。
ノーラン監督は新作「オッペンハイマー」が話題ですね。
「メメント」は、衝撃的な結末から逆回しで映画が進んでいくという非常に斬新な構成の作品です。
とにかく、何の予備知識もないまま初めて観たときの何ともいえない絶望感と主人公の悲哀は、この作品ならではのものです。
とても全体のストーリーの把握ができません(笑)。
でも、この作品は、あえて断片的な理解にとどめて、多くの謎を残したままでも、十分主人公に感情移入できます。
ネット上では時系列にプロットを並び替えて作品の全体像を解説している優れたサイトがあるので、一回観た後に確認するとよいでしょう。
サイコホラーの名作で、第64回アカデミー賞の主要5部門を受賞した、ジョナサン・デミ監督の「羊たちの沈黙」です。
昔、これの3部作は全部観たんですが、久しぶりに満を持しての再視聴。
制作からもう30年も経っていますので、改めて観るとさすがに色褪せた感が拭えませんが、美しいジョディ・フォスターと怖いアンソニー・ホプキンスの表情のアップを多用し、2人の演技を強烈に印象付けます。
レクター博士の登場シーンに限っては、どれも強烈で色褪せ感が無くて怖いんです。
2人の演技と存在感が本作を名作まで引き上げたんですが、加えて、クロフォード主任捜査官を演じるスコット・グレンが渋くてカッコイイんですよね。
独特の映像とハワード・ショアの印象的なBGMも秀逸で、ダレることのない展開に引き込まれます。
個人的には、レクター博士が惨殺した警官の遺体をディスプレイして逃亡するシーンが一番怖くてハイライトでしたね。。。
前作の10年後という設定ですが、映画の公開も前作の10年後なんですね。
前作でジョディ・フォスターが演じたスターリング捜査官を、今回はジュリアン・ムーアが演じています。違和感ないです。良いと思いますよ。というか、作品そのものが強烈ですからね。
前作の抑制した演出も評価が高かったと思うんですが、今作は芸術的かつグロテスクな演出が数倍増しとなっています。さすが巨匠です。というか、原作が凄いということでしょうね。
レクター博士の潜伏先であるフィレンツェを舞台とした一連のシーンがいいですね。
パッツィ刑事(ジャンカルロ・ジャンニーニ)とレクター博士との息詰まるエピソードから、大富豪メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)とのおぞましい対決のエピソード、そして想像を絶するクライマックス・・!
アンソニー・ホプキンスの怪演が相変わらず凄いし、レイ・リオッタやジャンカルロ・ジャンニーニが存在感のある俳優でベストなキャスティングですよね。
使用された音楽も印象的。冒頭のバッハの「ゴルトベルグ変奏曲」、そして中盤とエンドロールで流れたオペラ曲は、アイルランドの映画音楽作曲家パトリック・キャシディによるものだそうです。
同じくハンニバル・レクターシリーズ。
「羊たちの沈黙」の前の物語である「レッド・ドラゴン」です。トマス・ハリスの小説では第1作目に当たります。
意外なのは、「ラッシュアワー」シリーズや「X-MEN」、「プリズン・ブレイク」などを手掛けていて、ちょっとサイコ・サスペンスのイメージではないブレット・ラトナー監督を起用したことですかね。
冒頭のグレアムとレクター息詰まるやり取りから、高い緊張感を維持したままスリリングなラストに雪崩れ込みます。全体として悪くない作りですよね。
実在の画家ウィリアム・ブレイクの作品「巨大な赤い龍」を強力なシンボルに用いて、ウィル・グレアム、ハンニバル・レクター、そしてレッド・ドラゴンことフランシス・ダラハイドの三つ巴の心理戦が絶妙に絡み合う原作が凄いですね。
キャストも申し分ないので、誰が作っても面白い作品になりますよね。
連続猟奇殺人犯フランシス・ダラハイドは、レイフ・ファインズが演じています。「シンドラーのリスト」ではアーモン・ゲート役で、ちょっとトラウマになりそうな怖い演技でしたね。
ジャック・クロフォード役は好きなスコット・グレンではなく、ハーヴェイ・カイテルです。渋いのでまあいいか。
個人的にちょっと気に入らないのは冒頭のオーケストラのシーン。
ある楽団員がハーモニーを乱してレクターの餌食になるんですが、あんなヘタクソはちょっとあり得ないので非常に違和感を感じました・・(笑)。
今回はこの10本でした。
「ハンニバル」はやっぱり凄いんですが、もう何回か観てるので。
今回のベストは「ハクソー・リッジ」です。
復職して3年になりました。
最近時間があれば映画を観てます。
やっと仕事と遊びの切り替えがこなれてきて気軽に映画を観れるようになったんです。
映画からつまらない日常を生き抜く力をもらっています。
仕事も大事ですが過労とパワハラで休職を経験してからは、もう仕事に全力で取り組まないことに決めました。
好きなことや家族との時間を優先させたいと思います。
これからも映画たくさん観たいですね。
本日の記事は以上です。
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