こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
衆院選に向けた各党の街頭演説が始まりました。
日本維新の会の吉村副代表もやってます。
デイリースポーツの記事です。
吉村氏は「分配、分配って言うけど、じゃあその財源、どうするんですか?増税ですか?借金増やすんですか?そんな無責任な政治やっちゃダメ!」「分配するって(各党)言いました、ありがたいです、でもお金どこから出てくるんですか?自民党のポケットマネーですか?」と選挙対策と揶揄されるバラマキ政策を批判。「次の世代に借金背負わせてどうするの!」と声を張り上げた。
僕は維新の会が5月にベーシックインカムを柱とした「日本大改革プラン」というのを発表したので注目してたんですよ。
冒頭の吉村さんの街頭演説に戻りましょう。
「分配、分配って言うけど、じゃあその財源、どうするんですか?増税ですか?借金増やすんですか?そんな無責任な政治やっちゃダメ!」
「分配するって(各党)言いました、ありがたいです、でもお金どこから出てくるんですか?自民党のポケットマネーですか?」
「次の世代に借金背負わせてどうするの!」
自民党をはじめとした各党の分配政策をバラマキだと批判していますね。
あれ?維新のベーシックインカムは、バラマキじゃないの?
財源どうするんですか?
借金増やすんですか?
そんな無責任な政治やっちゃダメ!
って言ってますね。
え?維新のベーシックインカムの財源は国債発行(借金)じゃないんですか?
もう一度、維新の公約を確認してみましょう。
PDF資料の「日本大改革プラン202109完成版」を注意深く読んでみてください。
日本維新の会はベーシックインカムの財源を借金ではなく、「基礎年金改革」「生活保護改革」「その他の社会保障の整理統合や簡素化」によって捻出しようとしてるんです。
これはほかの党の公約との大きな違いですよ。
維新の会はベーシックインカムの事業規模を約100兆円としています。
ちなみに令和2年度における特別定額給付金の予算は約12兆円でした。
特別定額給付金を毎月支給したと仮定すると、12兆円×12月=144兆円ですね。
社会保障の整理統合や簡素化はそれ自体は必要なものだと思います。
しかし、社会保障制度改革によってベーシックインカムの財源を作り出そうとすれば、いったい何年かかるでしょうか?
とても複雑な社会保障制度全般にメスを入れようとすれば、10年はかかりますね!
吉村さん、そんなこと実際にできるんでしょうか?
実現できないことを言うほうが、無責任ではないですか?
そもそも維新の大改革プランは、年金や生活保護や児童手当の予算をベーシックインカムに付け替えるだけではないんですか?
それならそのままでも良くない?
もう一つ言うなら、「次の世代に借金背負わせてどうするの!」という発言も間違ってませんか?
国の借金はもはや国民の負債ではないという見方が一般的になりつつあります。
もう僕のなかでは日本維新の会という選択肢は消えましたね・・・。
本日の記事は以上です。