仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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「厳しい会社」から「ゆるい会社」への労働移動が加速する

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

「ハフポスト」の2024年2月に、次のような記事がありました。

 

『40歳代が最も「ゆるさ」を求めている。7割が給料より「働き方」を優先。「転職条件の実態」を公表』

 

www.huffingtonpost.jp

 

キャリアや就職、転職に特化した匿名相談サービス「JobQ」を開発・運営するライボが行った調査です。

 

40歳代が最も「厳しさよりも『ゆるさ』」を求めていることが明らかとなった。

 

まあそうでしょうね。

 

かなり過酷な、厳しい勤務条件で20年近く働いてきたわけですから、もういい加減解放されたいよ、というのが大方の本音でしょう。

 

「職場のゆるさ」とは何かとたずねました。

 

「出退勤時間・働き方が自由」

「服装や髪型などの自由度がある」

ワークライフバランスが保たれている」

 

という回答が多かったそうです。

 

「転職先を決める際に『働き方』と『給料』のどちらを優先するか」という質問。

 

「働き方を優先する」という回答が65.8%。

 

「働き方を優先する」とは、つまり「ゆるさを優先する」と回答したということです。

 

なぜ転職先にゆるさを求めるのかを聞きました。

 

「プレッシャーやストレスが軽減される」

ワークライフバランスが確保できる」

「転職時に必ずしも給料が上がるわけではない」

 

「転職で年収アップが保証されるわけではない。ゆるく働いて副業をするのも年収を上げる手だと思う」

「以前転職で年収が下がったが、ゆるい職場の方がやりたいことに挑戦しやすかったため結果よかった」

 

と、このような意見があったそうです。

 

 

プライベートを完全に犠牲にして、厳しい仕事をこなした結果、高い報酬を得ることを選択する人はごく少数でしょう。

 

50歳になった僕の現状を踏まえて申し上げれば、「ゆるさ」に逃げたいというのは出世を諦めるということでもあるんですが。

 

森永卓郎さんなどによれば、米国はエリート層と非エリート層に二極化しているみたいですね。

日本も米国型に近づいていって、一部のエリートとそれ以外のサラリーマンに二極化していくということでしょうね。

 

いまの日本の労働環境というのは、厳しくて劣悪な労働環境なのに大して給料が高くないという、異常な状態なので。

 

「プライベートの時間も確保することを重視している社会人が多い」

 

そりゃそうですよ。

多くのサラリーマンが、朝早く出勤して、夜遅く帰宅して、プライベートの時間がほとんど無いんですから。

異常ですよ。

 

そりゃ、給料が大して変わらないんだから、ゆるい職場に転職したほうがいいですよね。

 

いまの職場がもっとゆるくなれば、そもそも転職する必要も無くなるのですが。

 

記事では次のように結んでいます。

 

「今後、社会人が定義する『厳しさ』の要素を持つ企業への転職者が減少していく可能性も考えられる」

 

「キャリアアップのためには転職が必要」と考える人が多数を占めています。

 

厳しいプレッシャーやストレスの対価として高い報酬があるわけで、ゆるさを求めて転職するのが「キャリアアップにつながる」というのは、矛盾しているような気もしますが・・。

 

転職を望む人が増えて、「厳しい会社」から「ゆるい会社」への労働移動が加速するという将来を暗示している、興味深い記事でした。

 

本日の記事は以上です。