仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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中高年以降の幸せな転職のためのポイント

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

僕はパワハラと過労で倒れ半年間の休職を経験した人間です。

2020年3月に職場復帰して以来、丸4年が経過しました。

 

パーソル総合研究所の小林祐児さんの『早期退職時代のサバイバル術』を読了。

 

僕のような「キャリア迷子」、「アラフィフ思春期」のおっさんには色々と示唆に富む内容となっています。

 

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巷でブーム?になっている「働かないおじさん問題」。

 

「やる気・モチベーションがない」

「出世の道が絶たれてしまってスネている」

「過去にしがみついている」

 

こういった議論を小林さんは、すべて「本人の心理」「本人の意識」の問題に矮小化する「心理還元主義」だとして、真っ向から批判しています。

 

そんな小林さんですが、本書の巻末で「中高年以降の幸せな転職のためのポイント」として10項目上げておられます。

 

これが実に僕らのようなキャリア迷子に的確なアドバイスになっているんですね。

引用させていただきます。

 

1.転職活動は「うまくいかなくて当たり前」の心構えで

2.「孤独」に転職しないこと

3.マネープランは「ライフプラン」と合わせて考える

4.「肩書」「名刺」を求めすぎない

5.転職への「想い」は話してつくる

6.「人づて」転職は紹介者以外の人と会う

7.「即戦力」を目指さない

8.入社後も、日々の細かな「アンラーニング」を

9.「出羽守(ではのかみ)」にならない

10.「前の会社」とつながり続ける

 

個人的には、「孤独に転職しないこと」「転職への想いは話してつくる」「即戦力を目指さない」あたりが、刺さりました。

 

何度も読み返して心に留めておきたい内容です。

 

中高年アラフィフのおじさん特有の働きづらさ、生きづらさについて、小林さんは本書で実に多角的にその問題の構造を分析されています。

 

転職のポイント10項目は、本書の内容を踏まえたものなので、買って実際に通読することをお勧めします。

 

転職のポイント10項目についての解説も書かれていますし、全部読んでこそ腹落ちする内容となっています。

 

仕事や転職について書かれたビジネス書はたいてい精神論に偏っているのでゲンナリするんですよね。

 

『早期退職時代のサバイバル術』は、安易な精神論に頼ることなく、中高年の仕事の悩みを構造的に解き明かして、早期退職から転職への道筋を示してくれるでしょう。

 

骨太な内容ですが必読です。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児 著(幻冬舎新書