こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
僕はパワハラと過労で倒れ半年間の休職を経験した人間です。
2020年3月に職場復帰して以来、丸4年が経過しました。
「働かないおじさん」
「妖精さん」
「粘土層」
年収2千万の窓際族のことだそうです。
そんなに貰ってて窓際の人いるんですね。
人間関係や仕事の失敗で仕事を干された。
仕事が上手くいかず、退職と転職を繰り返している。
病気や精神疾患で長期休職を余儀なくされ、会社の人事構想から外れた。
そういう人たちがどうしたら敗者復活戦で勝てるのか?
勝ちたい。
勝ってほしい。
そういう思いから、僕ははてなブログを始めたわけで、敗者復活&100倍返しするために日々考え、行動しているつもりです。
最近は作家の江上剛さんや橘玲さんの影響を受けて、「オッサン逆転プロジェクト(人生逆転プラン)」を始動。
「いまの会社で評価される」ことを目標にしていません。
会社の幹部連中から得るものは、何も無い。
評価する能力が無い上役から評価される必要は無い。
こういう現状を受け入れて復活の戦略を考えるしかない。
「孤独になって異端になって、1人プロジェクトを始めよう」。
僕はこれを、「静かな退職」「裏キャリア」と呼んでいます。
先日から、パーソル総合研究所の小林祐児さんの『早期退職時代のサバイバル術』を読んでいます。
僕のような「キャリア迷子」、「アラフィフ思春期」のおっさんには色々と示唆に富む内容となっています。
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小林さんは中高年が抱える問題を、「働かない」「帰らない」「話さない」「変われない」という「四ない問題」というふうに整理し、その研究成果と、解決策を書いておられます。
そのなかでも小林さんは、僕が共感を覚えた非常に重要な分析をしておられます。
「変わる力があれば今の会社でも活躍できる」
これはどういうことか?
「自分はこれから社内で中心的な役割を担えるだろう」
「今の会社で上位の職位に昇進できるだろう」
そういう「自信」「期待」「予測」を小林さんは、「内向きの社内活躍見込み」と呼んでいます。
「機会さえあれば今の組織や会社以外でも活躍できると思う」
「事業やビジネス、環境や技術の変化にうまく対応することができると思う」
これを「内向きの社内活躍見込み」に対して、「外向きの変化適応力」といいます。
小林さんの分析によると、年をとればとるほど、「内向きの社内活躍見込み」は仕事のパフォーマンスを下げ、「外向きの変化適応力」は仕事のパフォーマンスを上げるというのですね。
もっと簡単に言いましょうか。
組織への愛着や会社への想いを持って出世してやろうと頑張っても、能力は上がらないですよと小林さんは言っています。
「自分は将来、出世して社内でもっと活躍できる」。
中年になってそういう自信を持っていても、パフォーマンスの向上には紐付いていないのだ。
一方、小林さんの言う「外向きの変化適応力」とは、次の3つです。
自分なりの目指すべき目標を見つけて進んでいく「目標達成の志向性」。
「新しいことへの挑戦や学びへの意欲」。
自分自身の興味関心の範囲を決めつけない「興味の柔軟性」。
社会人の学習について、日本の就業者を対象にパーソル総合研究所が行った調査結果は以下の通り。
▶読書の習慣がある人 27.4%
▶研修会、セミナー、勉強会への参加 13.6%
▶資格取得のための学習 13.6%
▶語学学習 10.2%
▶通信教育、eラーニング 7.7%
▶副業、兼業 7.6%
▶NPOやボランティアへの参加 4.4%
▶大学、大学院、専門学校 4.6%
今の職場で腐っていても、上のいくつかに取り組んでいる人。
複数やるだけで、もうすでに数パーセントのレア人材です。
これを僕は将来の勝ち組だと言いたい。
これに対して、「何も行っていない」は46.3%だそうです。
日本の社会人の学習意欲は世界でもダントツに低い。
「何も行っていない」という人は、忙しすぎて勉強する余裕が無い人か、そのうち出世できると自分の実力を過信している人でしょう。
小林さんの調査結果によると、出世しようと頑張っても「学びが職場に偏っている」ため、将来は無いのだ。
「外向きの変化適応力」こそ、仕事のパフォーマンスを上げる。
逆説的ですが、外向きに変わる力があれば、今の会社でも活躍できる。
小林さんは自身の研究でそう言っておられます。
「孤独になって異端になって、1人プロジェクトを始めよう」
「静かな退職」
「裏キャリア」
職場で干されて腐っていても、自分なりの目指すべき目標を見つけて独自の道を歩んでいこう。
長い目で見れば、これが将来の勝ち組への道だ。
本日の記事は以上です。
☟『早期退職時代のサバイバル術』小林祐児 著(幻冬舎新書)