こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
僕は過労とパワハラで約半年間休職した人間です。
人事異動が発令されました。
明らかに昇進ルートから外されました。
ここ数年は2年おきに都合よく部署を回されているだけです。
年下が次々と管理職に昇進するのを横目で見るのが非常に辛くて気が狂いそうになります。
自分で選んだ道だからしょうがない。
重々承知しています。
300人とそこそこ人数はいますが狭い職場です。
管理職に成り切れていないのが数人いますが、そのなかの一人になりました。
50代を目前に控えて、これほど苦悩するとは。
窓際に追いやられたり退職を迫られたりといった酷いことはないんですが、それでも50代の壁というものは存在するようです。
そんな僕ですが、江上剛さんの『50代の壁』という本を読み終わりました。
江上さんは49歳のときに大手銀行を退職し、作家に転向された方です。
『非情銀行』というのが代表作だそうです。
江上さんの一言一言が本当に刺さります。
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意地を張れ!
身勝手に生きろ!
異端として生きるためには、今までにない努力が必要になる。異端として居場所を作ろうと覚悟した瞬間に、仕事は与えられるものではなく、自分のものに姿を変えるだろう
50代でようやく部長になったって、そんなポストを後生大事に守っていることなんかにまったく意味はない。そんなポストは返上してしまうに限る。どうせ会社もまったく期待していないのだから。
役職も何もかも自分の意志で捨てて、裸になって、新入社員のときのようになって、1人プロジェクトをスタートしよう
出世街道は外れるが勝ち。
50代になったら煙たがられるのは当然だ。自分が若かった頃のことを思い出してみたらいい。部長や役員の理不尽にどれだけ泣かされたことだろうか。
今、あなたがその年になって、新入社員や若手女性社員と仲良くしたり、心を通わせたり、できるはずがない。
ではどうすればいいのか。孤独になることだ。50代ともなれば、多くの人間関係であなた自身が傷ついてきたはずだ。それを癒すためにも孤独になることだ。
これであなたは間違いなく変わるだろう。若い人に自分から近づくな。むしろ孤独になれ
江上さん自身も銀行員時代や作家時代に辛酸を舐めた方です。
しんどいときにこの本を読み、腹をくくりました。
孤独になって異端になって、1人プロジェクトを始めよう。
開き直ってプレイヤーに徹する。
社内フリーランスになったと思えば、自由にやれる。
いい年したオッサンなりに悪いことも汚れ仕事も動じずに引き受けようという闘志が湧いてきました。
本日の記事は以上です。
☟『50代の壁 人生の分かれ道を決断する36のヒント』江上剛(PHP文庫)