仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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管理職をあえて選ばない。これまでの出世の常識を覆すような選択

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

僕は過労とパワハラで約半年間休職したことがある人間です。

 

先日、人事異動が発令されました。

明らかに昇進ルートから外されました。

ここ数年は2年おきに都合よく部署を回されているだけです。

年下が次々と管理職に昇進するのを横目で見るのが非常に辛くて気が狂いそうになります。

自分で選んだ道だからしょうがない。

重々承知しています。

300人とそこそこ人数はいますが狭い職場です。

管理職に成り切れていないのが数人いますが、そのなかの一人になりました。

50代を目前に控えて、これほど苦悩するとは。

窓際に追いやられたり退職を迫られたりといった酷いことはないんですが、それでも50代の壁というものは存在するようです。

 

こんな僕ですが、先日ネットで非常に良い記事に出会いました。

note作家の猫山課長さんが、日刊SPA!に寄稿している記事です。

 

nikkan-spa.jp

 

これから若手社員がどんどん不足するので、中年社員がずっと若手の仕事に縛られるという内容。

 

年齢によって業務内容が違うのは当然の話です。しかし、若手はどんどん少なくなり、中年はどんどん増えていくとすれば、マネジメントを行う管理職ばかり増えてしまいます。実働部隊がいなければ企業は業績を上げることはできませんので、一定の人員は確保したい。一方で、管理職はそれほど必要ではないでしょう。

となれば答えは一つ。中年がどんどん現場に降りていくしかありません。というか、降ろされることになる。

 

なるほど、確かに僕の職場でも若手管理職が増えてはいるんですが、現場の実務に結構手を取られているようなのです。

 

管理職クラスの年齢であっても現場を駆けずり回らなければならない。それはもう現実になっています。私の会社でも支店長・課長クラスが数多くいますが、営業に回る人が出てきました。また、管理職が数多く滞留しているため、これまでであれば管理職になっているはずの年代が昇進できず、現場にい続ける事態も起こっています。

中年は、過酷な現場仕事からどんどん逃げられなくなってきているのです。

 

これからの中年は「現場力」を維持することが大切

 

であれば、さっさと現実を受け入れて、対策を講じていくほうが建設的ではないでしょうか。これからの中年は「現場力」を維持することが大切です。いつでも現場に戻り、実績を上げられる状態にしておくことで生き残りの道を確保すべきです。

管理職になると営業や現場の仕事から離れ、管理業務ばかりするようになり、スキルの陳腐化を招いてしまいます。それでは自分の価値がどんどん低下するばかりでしょう。

あなたが会社からいきなり「最前線で仕事をしろ」と命令されてから、数年分の遅れを取り戻すのは極めて困難です。仕事のできない中年に居場所などありませんから、会社での居心地はどんどん悪くなるでしょう。

若手からも「使えないオッサンw」とレッテルを貼られ、生ゴミ扱いされる。あなたはそれに耐えられるでしょうか?

 

早く出世することは良いことのようですが、管理業務にかかり過ぎるとスキルの陳腐化を招き、仕事のできない中年になってしまう。

「使えないオッサンw」とレッテルを貼られ、生ゴミ扱いされる。

 

目から鱗でした。

ずっとヒラのままだと「使えないオッサン」になると怯えていた。

それは、まったく逆なんですね。

 

確かにウチの職場でも、元の役職者が定年再雇用で現場に戻る職員が増えてきた。

本人にとっても、業務を指導する若手にとっても、非常にやりにくい状況になっているんですね。

管理職が長かった人ほど、現場仕事のスキルがほとんどない。

特に最近IT関連のシステムの導入・入れ替えが加速していて、扱える人は少ない。

それを、元の課長や部長に扱わせるのは非常に面倒です。

はっきり言ってピチピチの新人に教えるのと、腐ったおっさんに教えるのとではモチベーションに雲泥の差がある。

 

それなら、おっさんとしては、管理職への昇進を急ぐのではなく、できるだけ現場の仕事をやり続けた方が自分の今後のキャリアにとって有利ではないのか?

 

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リンダ・グラットン教授の著書『ライフシフト』を引用するまでもなく、人生100年時代に今後の仕事人生を再構築するのなら、慣れた現場業務をできるだけ長く続けたほうがよい。

今後は、定年年齢が65歳、さらに70歳をと引き上げられていくことが必至の状況です。

そうなるなら、60歳や65歳で管理職になってもよい。

まあ、それまでに今の仕事辞めるかもしれませんが。

 

会社員であっても、管理職をあえて選ばず、プレイヤーとして現場力を伸ばし続ける道を選ぶ。それにより、人生のリスクを下げていく。

これまでの出世の常識を覆すような選択が、あなたが生ゴミ化することを防いでくれるのかもしれません。

 

管理職をあえて選ばない。

これまでの出世の常識を覆すような選択。

あまりにも今の自分に刺さった記事なので、ほぼ全文引用してしまいました。

 

開き直ってプレイヤーに徹する。

社内フリーランスになったと思えば、自由にやれる。

孤独になって異端になって、1人プロジェクトを始めよう。

2023年はこれで行こうと、先日決めたんです。

その思いを強くしました。

 

本日の記事は以上です。