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休職中に考えた家事育児のこと。総務省「男女別家事時間の調査」について

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

先日「娘三人の筆者が休職して分かった家事育児のこと」という記事を書きました。

 

うちには上に小学生の娘と下に幼稚園児の双子の娘がいて、僕は次の家事育児を担当しているんですね。

 

下の娘の朝の食事介助、着替え、たまに上の娘の学校や習い事への送迎、洗濯物干し・取り込み・整理、部屋の掃除、下の娘のトイレ介助、夜の食事介助、風呂の掃除、下の娘の寝る支度(着替え、ドライヤー、歯磨き、服薬介助)、たまに上の娘の宿題指導、たまに食材、日用品の買い出し、など。

 

僕が沢山のことをこなしている、と言いたいのでは決してありません。

上記のことは妻と分担してやっています。

 

「分担して」というと聞こえがいいですが、主担当は妻です。

困ったときは妻に指示を仰ぎますし、僕がサボったら妻がやってくれるからです。

上に書いてないことは、全部妻任せです。

食事の準備、片付け、学校との連絡調整、自治会の子ども会の世話、子の通院、子どもの持ち物の整理・・・など。

 

休職して多少家のことに目を向けられるようになり、結構忙しいつもりですが、それでも妻の家事の量は私の2倍以上でしょう。

それほど家事育児の仕事量は多いのです。

子どもが何でも自分で出来るようになるとだいぶ楽になると思いますが。

 

僕が休職したのは過労とパワハラが一番の理由ですが、もうひとつは、妻が家事育児に疲弊していて、夫婦とも共倒れになりそうで毎日辛かったからでもあります。

だから、休職したのが結果的に育児休暇と同じになりましたね。

 

復職したらどうなるか。

ざっくり次のようになるでしょう。

1日24時間、睡眠時間6時間を差し引いて、起きている時間は18時間です。

そのうち10時間は仕事に奪われます。

4時間を家事育児にあて、残り4時間を自分の自由時間にあてる。

でも自分の自由時間は最大限確保したいので、復職したら私の家事育児量は確実に減るでしょう。

多分家事育児を4時間もできないでしょう。

 

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先日「レアカードにある方法」を参考に、自分の肩書を下記の通り列挙しました。

 

【本業のサラリーマン職×○○職(実家の家業のこと)×3児の父(ほとんど嫁さん任せ)×休職経験者×個人投資家(収益はごく少ない)×ブロガー(成果は出ていません)×写真家(写真AC(Photo AC)に投稿しているだけ)×作家(Kindle本を1冊出しただけ)×書評家(読書量は少ない)×映画評論家(ブログでレビューを1本書いただけ)×戦史研究家(読んだ本の内容ほとんど忘れた)×YouTuber(コピー動画を投稿しているだけ)×ラーメンライター(近所のラーメン屋さんに行って食べログに書くだけ)】

 

本業と父親業は除くとして、これらをこなす時間は復職しても確保したい。

しかし、そういう考えを維持したまま家事育児にちょっと手を出したくらいでは、「夫が家事育児に参加してない感」は拭い切れないでしょう。

夫がサラリーマン、妻が専業主婦の家庭では、夫がどう逆立ちしても、家事育児の優先順位が1番にはならないですから。

 

前述の記事を書いた1か月後、佐藤優著『50代からの人生戦略』を読んだのですが、そのなかに以下のような記述がありました。

 

総務省の「男女別家事関連時間の推移」によると、「共働き」の世帯では男性の家事労働時間が「1日に46分」であるのに対して、女性は「1日に4時間54分」と、圧倒的に女性に負担がかかっていることがわかります。

共働き世帯が増えて、男性の家事参画が叫ばれているにもかかわらず、ほとんどの家事は相変わらず女性がしているというのが実態です。外に出て仕事をして、家でも家事をほとんどこなす。これでは、女性の不平等感が高まっていくのも当たり前でしょう。それがフラストレーションになっていることに、男性はあまりにも無自覚です。

 

うちは共働きではないので何とも言えませんが、上の調査結果に首をひねりたくなります。本当にこの調査結果は正しいんでしょうか?

男性と女性の実働時間の違い、業務に対する責任の重さの違い、夫婦とも正規雇用か、片方は非正規雇用か、そもそも「家事」の定義は?などに全く触れられていません。

 

妻が職場の重要ポストに就いていて、夫がそうでもない家庭では、当然、夫の家事時間は多いでしょう。

問題はそんなに単純ではないと思うのです。

 

極端な例ですが、朝7時に出勤して夜10~11時まで仕事に拘束されている男性が、自宅に帰っていつ家事をやればいいんでしょうか?

家事に参加できないのは、裏を返せば本業が忙しいからです。

 

ですから、法定労働時間を5~6時間にしてほしいと思います。

僕は佐藤さんの本を愛読していますし、前後の文脈を無視してはいけませんが、「男性の無自覚」で済ませられる問題ではありません。 

 

本日の記事は以上です。

 

☟『おさよさんの無理なくつづく家事ぐせ』おさよさん(主婦の友社

 

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