こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
復職して半年が経ちました。
休職期間半年、そのあと復職して半年です。
僕は新型コロナウイルスが流行する前から仕事で挫折して休職生活に移行、つまりステイホーム生活に入っていました。
身の回りの棚卸し作業をしています。
3月中旬から復職しましたが今も棚卸しを継続しています。
休職に至る前は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容。
気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。
自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。
最終的には毎日残業、土日出勤、パワハラ上司の3拍子でメンタル不調になり、診断書を書いてもらって休職しました。
詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出していますので、似たような境遇の方は読んでみてください。
すでに復職して半年ですが、社会の中核40代とは何なのか?
仕事のやりがいとは何なのか?
どうやって適正なワークライフバランスを実現するのか?
中年になっても仕事を順調にこなしながら好きなことにも熱中することができるのか?
こういったことを日々考えています。
先日、NHKニュースウェブに次のような記事が出ました。
【「過労自殺」60%は医療機関の受診歴なし】
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2020年10月30日
労災や過労自殺と認められたケースが分析されました。
ストレスから脳や心臓の病気となった要因など、みえてきたものは?https://t.co/XidEhRvQsd
ことしの過労死白書が30日、公表されました。「過労自殺」と認められたケースを分析した結果、およそ60%は医療機関の受診歴がなかったことがわかり、厚生労働省は仕事上のストレスなどを早期に把握し対応する体制作りが求められていると指摘しています。
この記事によると、発病から死亡までの日数が非常に短いと感じます。
発病してしまっては対応が難しいと考えられます。
「発病した」という時点がいつなのか?というのは難しい判断だと思いますが。
発病する前には、長期間にわたってストレス状況に置かれながら仕事をしていたはずです。
心身の不調があるのであれば、不調の程度が軽いうちに早めの受診をするべきです。
病院に行くことのメリットは2つあります。
ひとつは、医師に悩みを話すことで、自分を客観的に見られるようになること。自分の悩みを言葉にして話す訓練ができること。
この訓練はとても役に立つと思います。医師は患者の悩みを聞くのが仕事ですから、よく聞いてくれると思います。
自分の心身の状況というのは、仕事に没頭しているとなかなか見えづらいものです。
医師に話しているうちに自分を客観的に見られるようになり、「やっぱり自分は疲れていたんだ」と気付くことができます。
もうひとつは、医師が休養が必要だと判断すれば、休職のための診断書を書いてもらえること。そして、症状に合わせた薬を処方してくれること。
薬を飲むと気がずいぶん楽になり前向きになります。
【Photo:NHK】
「ちょっと疲れてきたな」
「家庭や自分の時間が空虚になってきた」
このサインに敏感に反応しましょう。
そして早めに病院に行ってみよう、医師に話してみようと考えることが大切です。
ワークライフバランスを維持するために、心療内科医や精神科医を相談相手として、助言者としてかかりつけ医にしておくこと。
これは良い方法なのではないかと思います。
和田秀樹さんの著書『もうちょっと「雑」に生きてみないか』には次のように書いてあります。
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どうして日本人は、どうしようもなくなるまで精神科で診てもらおうとしないのか。
風邪をひいて医者に行く人はいくらでもいます。でも、思い詰めて自殺未遂を起こすようになるまで精神科には行こうとしません。
これが海外でしたら、保険制度の違いもありますが風邪ぐらいで医者に行く人はまずいません。でもメンタルヘルスに関しては、本人も周囲の人も治療には積極的になります。
(略)単純な事実だけを記しますが、20代30代の自殺原因でいちばん多いのはうつ病です。しかも日本の若年層20-39歳の自殺率は人口10万人当たり20人というデータがあります(2013年)。
この数字は先進国の中では異様に高くて、2位カナダの12.2人を大きく引き離しています。特に深刻なのは20代の自殺で、その年代の死者全体の50%を占めているのです。
それほど深刻な病気なのに、よほどひどくなるまで精神科医に頼ろうとする人はいません。
40代のオッサンが言うのもあれですが、20代30代で悩みを抱えている人、生きづらい人、仕事で疲弊している人は、気楽に病院に行ってみてはどうでしょう。
本日の記事は以上です。
☟『もうちょっと「雑」に生きてみないか』和田秀樹 著(新講社)