こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
仕事が辛くなって約半年の休職生活後、復職して2か月半が経過しました。
休職する半年前は1週間のうちほとんどが仕事で埋め尽くされ、少し家庭のことと自分の自由時間があるという生活が続いていました。
休職してからは仕事はほどほどに「自分の時間」を優先することに取り組んでいます。
仕事も家庭も自分の時間も充実させて、尚且つ、疲弊して潰れないようにするにはどうしたらいいのか?
このことを最重要課題として日々考えています。
僕は今、多読チャレンジをやっています。
復職しても継続できています。
ちきりん著『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』という本を読みました。
表紙はソフトな印象です。
「レッド・オーシャン」の過当競争から離脱して、ゆるく生きていこう、そういう本かと思ったら、中身はかなり硬派な内容でした(汗)。
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著者のちきりんさんの本書執筆時の経歴は次の通りです。
大学卒業後、大手証券会社に就職。
その後退社し、米国の大学院に留学し経営学修士(MBA)を取得。
外資系企業勤務を経て、2011年から文筆活動に専念。
2005年開設の社会はブログ「Chikirinの日記」は、有数のアクセス数と読者数を誇る。
シリーズ累計23万部のベストセラー『自分のアタマで考えよう』『マーケット感覚を身につけよう』(ダイヤモンド社)、『「自分メディア」はこう作る!』(文藝春秋)など著書多数。
ちきりんさんは次のように書いています。
多くの人がさまざまな理由で、忙しすぎる生活を「避けられないもの」「自分が頑張って乗り切るべきもの」として受け入れてしまっている。
本当にやりたいことを後回しにし、時には体や心を壊すまで頑張ってしまう現状を、とても普通のこととして受け入れられない、受け入れるべきだと思えない。
そして、4人の忙しすぎる生活を例にとって、本書を進めていきます。
▶ 長い時間働くことによって問題を解決しようとしている(会社員 正樹)
▶ すべてのことを「やるべきこと」と考え、全部やろうとしている。何もかも完璧にやろうとしている(主婦 ケイコ)
▶ 「とにかく頑張る」という思考停止モードに入ってしまっている(起業家 勇二)
▶ 不安感が強すぎてNOと言えなくなっている(フリーランス 陽子)
著者はこの4人に共通する本質的な問題を「生産性が低すぎること」としています。
そして、さまざまな働き方、社会のあらゆる事柄を、「生産性」という観点から論じています。
偶然ですが、先日読んだ勝間和代さんの『ズルい仕事術』では、「こんなにまじめに努力しているのに、なぜ生産性が上がらないのか?」ということを問題提起していました。
生産性とは何か?
ちきりんさんも生産性について具体例を交えながら解説し、仕事や家事の効率を上げて忙しすぎる日常から解放されましょうと提案しています。
僕は以前ベーシックインカムのことを記事に書きました。
もう世の中は低成長時代に入っているので、全ての世帯にベーシックインカムを導入して最低限の生活費を保障をするとともに、1日の法定労働時間を5~6時間にしてほしいと本気で思っています。
ちきりんさんは生産性という切り口でベーシックインカムについて書いています。
同制度を推進すべしと唱える人の中には、目指す場所がまったく異なる、ふたつのグループが形成され始めているといいます。
一つのグループは福祉充実派の人たちです。
そして、もう一つのグループは生産性の低い人を市場から排除するためにベーシックインカムを導入すべしと唱えているというのです。
恐るべきベーシックインカム論です。
「生産性」という切り口で世の中を見ていくと、まったく違った景色が見えてきます。
そして、生産性を高めることによって、真のワークライフバランスを実現しようというのが本書の提案です。
本日の記事は以上です。
☟『自分の時間を取り戻そう ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方』ちきりん(ダイヤモンド社)