仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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成熟社会では、小さな差異が大きな意味と価値を持つ。『必ず食える1%の人になる方法』藤原和博 著

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

復職して4か月半が経ちました。

 

僕は新型コロナウイルスが流行する半年前から仕事で挫折して休職生活に移行、つまりステイホーム生活に入っていました。

身の回りの棚卸し作業をしています。

3月中旬から復職しましたが、今も棚卸しを継続しています。  

 

休職に至る前の半年間は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容。

気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。

自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

 

最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくないという状態になったのです。 

詳しくは辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」というタイトルでKindle本を出版しています。似たような境遇の方はお読みください。

  

もういまの勤め先だけには頼らない。

しがないサラリーマンが、そういう精神的・経済的に自立した生き方は可能か?

 

私は休職中に「レアカード理論」からヒントを得て、自分にできることは何かを次のように整理しました。

 

【本業のサラリーマン職×○○職(実家の家業のこと)×3児の父(ほとんど嫁さん任せ)×休職経験者×個人投資家(収益はごく少ない)×ブロガー(成果は出ていません)×写真家(写真AC(Photo AC)に投稿しているだけ)×作家(Kindle本を1冊出しただけ)×書評家(読書量は少ない)×映画評論家(ブログでレビューを1本書いただけ)×戦史研究家(読んだ本の内容ほとんど忘れた)×ラーメンライター(近所のラーメン屋さんに行って食べログに書くだけ)】

 

自分にできることを、休職中も、復職してからも積み上げてきました。

もう次のように書き替えてもいいのかなと思っています。

 

【本業のサラリーマン職×○○職(実家の家業のこと)×3児の父×休職経験者×個人投資家×ブロガー×写真家×作家×書評家×映画評論家×戦史研究家×ラーメンライター】

 

さて、なぜこのように肩書きを列挙するのか。

 

「投資、ブログ、写真、読書、映画、ラーメン」と書くと、それは単なる趣味でありインプットです。

ここをあえて「投資家、ブロガー、写真家、書評家、映画評論家、ラーメンライター」と書く。

こうすることで、単なる趣味ではない、知的生産活動であり副業でありアウトプットとなる。

 

使い捨て歯車の本業を半年近く休んだことで、今まで商品を消費する側の人間だったのが、個人で事業を立ち上げる視点、価値を創造し提供する側の視点や戦略というものに触れることが出来た。

 

ビジネスの視点が薄い本業のサラリーマンだけ続けていたら見えなかったことが、休職したことにより見えてきた。

人生単線ではなく複線化した方が、精神衛生上好ましいというふうに思えてきました。

 

先日、藤原和博さんの著書『必ず食える1%の人になる方法』を読みました。

 

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藤原和博さんは1955年生まれで東京大学卒業後、株式会社リクルートに入社。

「営業」「プレゼン」を徹底的に学ぶ。

2003年から杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。

その後、橋下大阪府知事の特別顧問、佐賀県武雄市特別顧問、奈良市立一条高等学校校長を務める。著書多数。

 

ホリエモン西野亮廣さんなどに多大な影響を与えた著述家です。

 

藤原さんも本書で次のようなことを書いています。

 

これからは「〇〇セラピスト」が仕事になる。同じように、今後は「〇〇カウンセラー」、「〇〇アーティスト」、「〇〇コンサルタント」、「〇〇アドバイザー」も続々と出てくるでしょう。

ただし、「水セラピスト」だけで食べていけるかどうかには不安もあるでしょう。

そこで、「複数の分野を掛け合わせる」作戦を使ってください。

「水セラピスト」兼「つけまアーティスト」

「水セラピスト」兼「終活アドバイザー」

そうすれば、「レアな職業」×「レアな職業」をこなすことができる、究極のレアな人になれる可能性が出てきます。

 

小さな点が線となり、面となる。

こうやって日々考え抜いていると、無限の可能性が広がっているように思えてきます。 

 

自分の本業とは違う職業の勉強をしてみましょう。

自分の人生、転んでもただで起きるな、必ず反撃に転じましょう。

不本意ながら失業や休職した人、転職した人、就職氷河期で苦汁をなめた同世代の中年オッサンの皆さんも、逆境をチャンスに変えていきましょう。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『必ず食える1%の人になる方法』藤原和博 著(ちくま文庫)