仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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「仕事は人生の一部」なのか、それとも「人生とは仕事そのもの」なのか?

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

食べていくためには「仕事」しなくてはなりません。

しかし、この「仕事」が、猛烈にしんどくなって出来なくなることがあります。

 

上司のパワハラモラハラが酷くて、やっていけない。

人間関係がもうムリ。

早朝から深夜まで、長時間労働で心身がおかしくなりそう。

仕事の成果が上がらない、能力的にムリ。

もうこの会社は泥船。このビジネスモデルは終わっているのに、現実離れしたノルマを強制される。

 

仕事しないと食べていけないのに、実に様々な理由で、体調を崩して仕事を休んだり、退職して次の仕事のあても無かったり。

 

20代でそうなることがあるし、30代で来ることもあるし、僕のように40代のアラフィフで休職するようなこともあります。

 

仕事に復帰するときに、早く仕事を覚えて、皆の信頼を得るように全力で働くか?

 

僕のように、もう仕事に全力を注がないと決めて、ぼちぼちやっていくか?

 

ケースバイケースではありますが、一回ドロップアウトした人は、全力でやると、また潰れると思います。

 

長期間休職して職場復帰するとき、会社を辞めて新しい会社に転職するとき、どのようにまた仕事に向き合うのかというのは、本人にとっては非常に重い問題です。

 

40代のおっさんになっても、色々くよくよ考えますよ。

 

コンサルタント自己啓発書作家の千田琢哉さんの『仕事がつらい時 元気になれる100の言葉』を読み返していて、またそんなことを考えました。

 

ちなみに、千田さんは猛烈な読書家で、大学の4年間で1,000万円分1万冊以上の本を買って読んだそうです。複数掛け持ちしていた高額のアルバイト代と、両親からの仕送りをすべて本代につぎ込んだそうです。

 

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「しんどい仕事にどう向き合うのか?」

 

千田さんがこの本に書いているのは、次のようなことです。

 

仕事の中に人生を見つけると、楽しい。

仕事を人生の一部だと考えると、つらくなります。

人生の一部にしては、あまりにも仕事のシェアが大きすぎます。

1日24時間のうち、睡眠や入浴や食事を除けばほとんど仕事です。

1年365日のうち、240日が仕事です。

これを”一部”と表現するのは、あまりにも不自然です。

ここで、考え方を変えるのです。

仕事の中に、あなたの人生を見つけるのです。

仕事の中に人生を見つけると決めれば、真剣に楽しめます。

コピー取りやお茶汲みも人生そのものなので、遣り甲斐を感じます。

人生とは、仕事のことだ

 

朝7時に家を出て通勤に片道1~2時間、夜の9時や10時まで仕事して、帰ったら飯食って風呂入って寝るだけ。

そんな生活の人がたくさんいます。

千田さんが言うように、人生の一部にしては、あまりにも仕事のシェアが大きすぎます。

 

仕事をしないと生きていけない。

これはつまり、「人生とは仕事のことだ」となります。

 

千田さんの言葉はよくよく考えるべきですが、それにしても、いま本当に仕事に押し潰されそうな人にとっては、しんど過ぎませんか?

 

ワークライフバランスとは?

 

以前、落合陽一さんの『日本再興戦略』を読んだときに、次のようなことが書いてありました。

 

今は、ワークライフバランスという言葉が吹き荒れていますが、ワークとライフを二分法で分けること自体が(日本には)文化的に向いていないのです。

日本人は仕事と生活が一体化した「ワークアズライフ」のほうが向いています。無理なく、そして自然に働くのが大切なのです。

オンとオフの区別をつける発想自体がこれからの時代には合いません。無理なく続けられることを、生活の中に入れ込み複数行うのが大切なのです。

日本人は、古来、生活の一部として仕事をしていました。先に述べた百姓という言葉は、農耕主体の社会において100の細かい別々の仕事をしているという意味です。東洋的には、ずっと仕事の中にいながら生きている、そしてそれがストレスなく生活と一致していることが美しい。むしろオンとオフを切り分けたら、世界は幸せな状態ではなくなるのです。つまり負荷がかかっている状態を容認することになる。無理なくできることを組み合わせて生きていけるようにポートフォリオ設計することが大切なのです。

だから、我々が西洋的な「ワークライフバランス」の発想にとらわれる必要はないのです。むしろ、そうした発想のままでいると、日本を再興することはできません。明治時代のときにもいきなり西洋化したのですから、我々は今、いきなり東洋化してもいいのです。

 

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西洋人みたいに、仕事と生活のメリハリをつける、「オン」と「オフ」を使い分けるというのは、日本人には向いていないんじゃないか。

 

落合陽一さんはそのようにおっしゃっています。

 

当時僕は落合さんの主張に「ああ、そうなのかな」と思ったものですが、実は千田さんの「人生とは仕事のことだ」といっしょなのではないか?

 

結局、重要なのは、落合さんも言っているように、「無理なく、そして自然に働く」ということが大切なのかもしれません。

 

「仕事で全力を出しきる」という経験は必要で、そういう時期があってもいいと思います。

しかし、長期的に考えれば、無理なく、ストレスフリーで、ぼちぼちやるということが自然で、これ一択のはずです。

 

会社での役割をこなすことだけが「仕事」なのではなくて、「自分にとってやるべきこと」や「やりたいこと」が仕事なのだと、広く捉えたほうがいいかもしれません。

 

自己中心的に、自分軸でいかないとしんどいです。

 

本日の記事は以上です。