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「ホワイトガソリン」と「ブラックガソリン」の話

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

自己啓発書作家の本田健さんが、『「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する』という本を書いてらっしゃいます。

本田さんの代表作は『ユダヤ人大富豪の教え』という本です。

書店に行くと多数の著書が並んでいる方ですね。

 

今回、その本田さんの『「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する』を読み返してみて、「ホワイトガソリン」と「ブラックガソリン」という面白い話があったのでご紹介したいと思います。

 

本田さんは同書で、いつも常に紙とペンを持ち歩いて、アイデアや夢や目標を手帳やノートに書く習慣をつけると、それが実現するということを書いてらっしゃいます。

 

同書には「未来は、書くことで実現する」ということを軸にいろいろ書いてあるんですが、人が行動を起こす原動力となるのは何か?ということについても、様々な角度から考察されています。

 

そのなかで出てくるのが、「ホワイトガソリン」と「ブラックガソリン」の話です。

 

感情は行動を起こすガソリンである

 

あなたが、自然と行動を起こせるときは、どんな場面でしょうか?

素晴らしい映画を観て感動し、「自分も頑張ろう!」とやる気が湧き上がり、いつか取ろうと思っていた資格の勉強を猛烈に始めたなんてことがないでしょうか?あるいは、ダイエットをやろう、英語を勉強しよう、マラソンをしようと一念発起したことは、誰にでもあるでしょう。

また、上司からひどい評価をされて、激しい怒りを感じ、「絶対に見返してやる!」と心に決めて、数カ月後に素晴らしい成果を上げたことはないでしょうか?

感情は、それがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、自分を突き動かすガソリンになります。

ポジティブな感情は純正の「ホワイトガソリン」、ネガティブな感情は不純物が混ざった「ブラックガソリン」です。

 

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ホワイトガソリンは、あなたをワクワクさせ、周りを楽しくさせたり、癒したりする力があります。

ブラックガソリンには、怒り、悲しみ、苦しみ、絶望感、劣等感、無価値感、欲求不満、闘争心、競争心などが詰まっています。しかし、このガソリンには、ものすごい爆発力があります。

ブラックガソリンは、発奮するためのガソリンとして使う方法があります。

怒りのほかにも、「あいつには絶対に負けない」という競争心、劣等感から来る権力志向、手段を選ばずお金を稼ぐという欲などがあり、ブラックガソリンは驚くほど強力な動力になります。私は、「こんちきしょうエネルギー」と呼んでいます。

 

このように、本田さんは書いてらっしゃいます。

 

僕はそんなに負けず嫌いではないですが、激しい怒りを感じ、「絶対に見返してやる!」と思うことはよくあります(笑)。

 

約4年前にサイコパス上司のパワハラと過労で半年間休職したんですが、そのあとの活動や復職の原動力となったのは、紛れもなく本田さんの言う「ブラックガソリン」であり、「こんちきしょうエネルギー」でした。

 

ホリエモンの著書『ゼロ』を読み、マイナスから出発して、小さなイチを足していってゼロに戻していった数年間。

同僚の明らかに変わった冷ややかな視線、出世ルートから外されて重要な仕事から外されて、針のむしろの職場を過ごしてきました。

 

一方で、休職中の2019年12月に「はてなブログ」を始めて、2021年3月までは、ほぼ毎日ブログを書き続けました。

 

これらの原動力になったものこそ、「ブラックガソリン」であり、「こんちきしょうエネルギー」です。

 

本田さんによれば、「ホワイトガソリン」は、自分の深い部分から出てくる、純粋な思い、願いがベースになっていて、自然に湧いてくる泉のようなもので、モチベーションが枯れることはないといいます。

 

本田さんは、「ブラックガソリン」には弊害があり、最後には自分自身を蝕んでしまうので、「ホワイトガソリン」を原動力にするのが正解だと言っています。

 

最終的にはその境地に至ることが理想かもしれません。

 

でも、僕はやっぱり「ブラックガソリン」肯定派ですね。

生きる源を、「ブラックガソリン」に全振りしても良いとさえ思います。

本田さんが言うように、驚くほど強力な動力になるんですから。

 

休職して3か月ほどで原稿を書き上げて、Kindle本出版もやってしまいました。

組織からドロップアウトして、休職して何も肩書きが無い自分になって、毎日出勤するのではなく、子どもを学校に送り出して、毎日散歩しながらネタを考え、ブログ記事を書いてきました。

現在は復職していますが、ブログ記事数は、現時点では750を超えました。

 

「ブラックガソリン」を手に入れなかったら、やっていなかったと思います。

 

本田さんが言うように、「ブラックガソリン」だけでは自分自身を蝕んでしまうかもしれません。

 

そうならないためには、安定した生活の基盤が必要です。

頼れる家族や知人がいなかったり、経済的に非常に苦しい状況に追い込まれていたなら、ダークサイドに堕ちていたことでしょう。

 

安定した生活の基盤があったから、僕は「ブラックガソリン」を「ホワイトガソリン」に精製できたと思います。

 

ただ、繰り返しになりますが、窮地に陥ったときは手段を選ばず、生きる源を「ブラックガソリン」に全振りして良いと思います。

 

そうやって休職から復職の4年間を乗り切ってきて今の自分があります。

 

ただし、一つだけ「ブラックガソリン」に頼り過ぎたデメリットがあります。

 

45歳過ぎたオッサンになっても、ずっと「ブラックガソリン」に頼り続けると、若干人相が悪くなります(苦笑)。

 

なんか鏡を見るといつも自分の表情が辛気臭いんですね(苦笑)。

 

皆様もお気を付けください。

 

本日の記事は以上です。