こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
今回は、三戸政和さんの『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 会計編』です。
サラリーマン生活に経済的にも精神的にも支配されないためのプラン、「オッサン逆転プロジェクト(人生逆転プラン)」を進めていくために、会社を買って経営するための知識を仕入れておきたい。
以前に三戸さんの『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』は読んでいました。
これは、後継者が不足している優良中小企業を探して会社を買う、つまり「個人M&A」を実行することの概要について書かれた本でした。
次に、本書『会計編』を読まないと話になりません。
前著を出版されたあと、三戸さんのもとには「具体的にどのように動けばいいのか」という質問が数多く寄せられたそうです。
質問の中身を大別すると、「300万円で買える会社があるはずがない」「会社の選び方がわからない(だまされるはず)」という2つだったそうです。
本書『会計編』は、この質問に答える内容になっています。
そして、実際に会社を買う際に、財務諸表のどこをどう見ればよいのか?ということを解説しています。
投資対象となる企業や投資先の価値やリスクなどを調査することを「デューデリジェンス」といいます。
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本書はこの「デューデリジェンス」について、序章から第4章にわたって書かれています。
会社を値付けするにあたってまず必要となる前提は、会社の価値は「純資産+営業利益3年から5年分」が相場だということです。
本書の全編にわたってこの意味を説明しています。
特に、減価償却累計額など、会社の「資産」や「負債」をどう査定するかがポイントのようです。
僕はこの減価償却費のところで、「EBITDA(イービッダ)」という指標の説明が出てくるのですが、この辺りから難しくて分からなくなってきましたね(苦笑)。
次に会社の価値を見るポイントは、「資金繰り(キャッシュフロー)」ですかね。
あとは、主に貸借対照表と損益計算書を査定して、どうやって「危ない会社」を見抜くか?「儲かる会社」を見つけるか?ということが書かれてありますね。
いずれにしても、繰り返しになりますが、会社の価値の査定の仕方「デューデリジェンス」のことを書かれている本ということです。
上の方に書いたんですが、「具体的にどう動けばいいのか」という問いには答えられてないような・・。
個人的には結局、「会社の株式を買うということなのか?」、それとも「実際に会社の社長になって経営することなのか?」が、本書を読んでみて分かりませんでした。
会社の株式を一定数以上所有し、会社の経営権を持つということなんでしょうが。
ちょっとそのあたりの経営権のところが解説されてなかったように思います。
もっと簿記を勉強したり、経営の専門書を読んでみないと分からないということでしょうね。
ちなみに三戸さんは、個人M&Aの会員制オンラインサロンを開設しておられます。
月額16,500円と高めなのは、「やる気がある人だけ入って欲しいから」とあるYouTube動画で言っておられました(苦笑)。
本日の記事は以上です。
☟『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 会計編』三戸政和 著(講談社+α新書)