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教育訓練給付制度の問題点。求職者目線になっていない

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

人生100年時代と言われるようになって、65歳から70歳くらいまで働かないといけない世の中になってきました。

 

しかし、これまでのような終身雇用という慣例が崩壊し、安定した勤め先はどこにもありません。

 

もし今の勤め先が安定しているとしても、同じ会社に50年以上も勤めていては、いい加減イヤになってくるのではないでしょうか?

 

ずっと同じ会社で働き続けるという人は稀な存在になってくるであろうと予想されます。

 

プロ野球の世界でも、引退するまで1球団でやり通すというのは、かなり稀なことですよね。

他球団に移籍するのが一般的です。

 

衰退産業から成長産業への「転職」を促す、雇用の流動化が必要だと言われていますが、具体的に国は何をしてくれるのでしょうか?

 

そして、そういう転職の前提となる就労支援や、政府が推奨する「リスキリング」や「学び直し」ですが、具体的に国はどうやって支援しようというのでしょうか。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

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上の記事にあるように、以前岸田さんが、リスキリングに5年間で1兆円支援すると表明していました。

 

いわゆる転職支援策としてのリスキリング補助金助成金

具体的に何があるのか?

 

雇用 |厚生労働省

 

厚生労働省のサイトを見ると、事業主に対する援助と求職者個人に対する援助が無数にあるわけですが、求職者個人に対する援助に注目しましょう。

 

事業主に対する各種の支援制度は膨大な数にのぼるのですが、ちょっと国のサイトを見るだけでイヤになってきますし、関心を示す企業は少数でしょうね。

このやり方はいかがなものか?

 

これが、必要な制度が日本で広く一般になかなか普及しない原因です。

 

早い話、取り入れるのが面倒くさいんです。

 

www.skillupai.com

www.kikagaku.co.jp

 

さて、個人向けのいわゆる「リスキリング」の補助金助成金として代表的なものは、上のサイトで紹介されています。

ズバリ次の3つです。

 

▶「専門実践教育訓練

▶「特定一般教育訓練

▶「一般教育訓練

 

この3つを国では「教育訓練給付制度」と呼んでいます。

 

詳しい解説は専門サイトに譲りますが、要するに教育訓練費用を国が20%から70%ほど補助するというものです。

 

教育訓練給付制度|厚生労働省

 

厚労省のサイトは、より詳細に解説していますね。

 

思うに、教育訓練講座を行う民間企業が国の指定を受けて助成金を得る仕組みとなっていて、休職者個人の為というより、これらの企業にとっておいしい制度だと言えます。

 

本人に代わって国がお金を出してくれるんですから。

ちょっとこのやり方もどうでしょうかね?

 

国は「教育訓練給付制度検索システム」というものを整備しています。

 

専門実践教育訓練指定講座だけでも、3,000近い講座が指定されているようです。

 

教育訓練給付制度 検索システム|厚生労働省

 

このなかから自分に合った講座をピンポイントで探すというのは、かなり明確な目的を持った人しかニーズがないのではないでしょうか・・?

 

いずれにせよ国の支援制度というのは、労力をかけて自分から取りにいかなければならないものだといえます。

 

これが、幅広い庶民一般に対するセーフティネットと言えるでしょうか?

 

税金の投入先が、あまりにも限定されすぎています。

 

自分から情報を取りにいって比較検討できる人というのは、もともとスキルがあって困ってない人なんですよ。

 

国がやる施策というのは、そうじゃない人、漠然と困ってて動けない人にアウトリーチしなければ意味がありません。

 

前にも書きましたが、給与をもらいながらリスキリングを進めていく有償のインターンシップのような制度が、英国などでは盛んに取り入れられているそうです。

 

「給料をもらいながら」というのがポイントですよね。

 

「求職期間の生活費の不安を無くしたい」

 

「前職の退職理由や、無就業期間が採用に不利になるのではないか?」

 

休職者本人目線で、こういった不安を解消する施策をPRしていただきたいものです。

 

また、「人が足りない」「こういう事業を拡大したい」という考えが企業側にあるのなら、大上段に構えるのではなくて、もっと下界に降りてきてほしい。

 

「試しにちょっとウチで働いてみませんか?」と。

それでうまくいかなかったら辞めればいいし。

 

人事担当者はそういう口コミ的な感じで求職者に働きかけて欲しいし、合わなくてやむを得ず人を切る場合でも、あらかじめそういう風に断っておいて、円満に解決するようなスキルを磨いてほしい。

 

そうするためには、「なぜこんなヤツを採用したんだ?」と担当者を詰めるような風土はやめたほうがよいですね。

 

僕の祖父は80代で亡くなる前、「俺はいま電気の参考書を見て勉強してるんだ。化学とか物理学が面白い」と言っていました。

これが強烈に印象に残っています。

 

世の中には自分が知らなかったことが山のようにあり、知識・技術・経験を積んでいく分野がいくらでもあります。

 

「教育訓練」や「リスキリング」というものは、講座の費用の半分を国が出して終わりというような浅い話ではないはずです。

 

本日の記事は以上です。