こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
復職して3か月が経ちました。
僕は昨年キツイ上司と組み、仕事の成果ではなく上司の顔色だけ見て仕事する毎日が続きました。
仕事が回らなくなって辛くなり休職しました。
しかし、休職生活の中で本をたくさん読みメンタル立て直しを図ってきました。
「他人の時間」ではなく「自分の時間」を生きる。
自己犠牲の上に成り立つ仕事はやる必要はない。
「自己実現」の上に成り立つ仕事のみやるべきだ。
仕事を厭々やるのでは人生面白くない、「嫌な仕事は存在しない」と考える。
仕事も趣味も副業活動も、「自己実現」のためにやるのだ。
臥薪嘗胆、捲土重来を期す。
今は人生反撃の仕込みだ。
冷静で柔軟な状況判断を行い必ず勝ちに行くと心に誓う。
休職生活の中でこういう結論に達しました。
メンタル立て直しで参考になった書籍は、和田秀樹さんの著書『もうちょっと「雑」に生きてみないか』です。
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仕事で失敗した。挫折した。パワハラ上司に潰された・・・。
メンタルを1回崩すと、仕事に行くのがとても辛くなるものです。
僕は仕事への向き合い方が分からなくなったとき、和田秀樹さんの本がすっと心に沁み込んできた時期がありました。
復職が迫ってきたとき、とにかく「雑でいい、雑でいい・・・」と念仏のように唱えて心を落ち着かせました。
和田さんは次のように指摘します。
どうして日本人は、どうしようもなくなるまで精神科で診てもらおうとしないのか。
風邪をひいて医者に行く人はいくらでもいます。でも、思い詰めて自殺未遂を起こすようになるまで精神科には行こうとしません。これが海外でしたら、保険制度の違いもありますが風邪ぐらいで医者に行く人はまずいません。でもメンタルヘルスに関しては、本人も周囲の人も治療には積極的になります。
(略)単純な事実だけを記しますが、20代30代の自殺原因でいちばん多いのはうつ病です。しかも日本の若年層20-39歳の自殺率は人口10万人当たり20人というデータがあります(2013年)。この数字は先進国の中では異様に高くて、2位カナダの12.2人を大きく引き離しています。特に深刻なのは20代の自殺で、その年代の死者全体の50%を占めているのです。
それほど深刻な病気なのに、よほどひどくなるまで精神科医に頼ろうとする人はいません。
僕は40代になって初めて心療内科や精神科にかかりました。
仕事に復帰しても定期的に受診しています。
それまでは心療内科や精神科のお世話になるとは少しも思いませんでしたが、今となっては全く違和感ありません。
40代のオッサンが言うのもあれですが、20代30代で悩みを抱えている人、生きづらい人、仕事で疲弊している人は、気楽に病院に行ってみてはどうかと思います。
病院に行くことのメリットは2つあります。
ひとつは、医師に悩みを話すことで、自分を客観的に見られるようになること。
自分の悩みを言葉にして話す訓練ができること。
この訓練はとても役に立つと思います。
医師は患者の悩みを聞くのが仕事ですから、よく聞いてくれると思います。
もうひとつは、症状に合わせた薬を処方してくれること。
薬を飲むと気がずいぶん楽になり前向きになります。
仕事に復帰して3か月経ちますが、ほぼ休職前の状態まで戻ってきた実感があります。
体調が戻っても、しばらく受診を続けようと思っています。
その理由は、また仕事がキツくなってきたときには、病院に逃げ道を作っておくことで、受診のため仕事を休む口実に使えること。
そのオプションを持っておくことで、ずいぶん気が楽になります。
もうひとつの理由は、僕の場合、一度仕事に突っ込み過ぎて疲弊した経験から、ワークライフバランスを保つことを大事にしようと思っています。
仕事はほどほどに「自分の時間」を優先することに取り組んでいます。
「ちょっと疲れてきたな。」
「家庭や自分の時間が空虚になってきた。」
このサインに敏感に反応することにしました。
こんなときは病院に行ってみよう、医師に話してみようと思うようになりました。
仕事も家庭も自分の時間も充実させて、尚且つ、疲弊して潰れないようにするにはどうしたらいいのか?このことを最重要課題として日々考えています。
ワークライフバランスを維持するために、心療内科医や精神科医を相談相手として、助言者としてかかりつけ医にしておくこと。
これは良い方法なのではないかと思います。
本日の記事は以上です。
☟『もうちょっと「雑」に生きてみないか』和田秀樹 著(新講社)