40代オッサンtrrymtorrsonの雑記

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知の巨人、半藤一利さんが亡くなりました

 こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

 私は戦史の専門家ではありませんが、あくまで趣味の範囲で、個人的な観点でライフワークとして1945年の敗戦に至る真相を究明したいと思っています。

 

 昨年、半藤一利さんの『指揮官と参謀 コンビの研究』という本を紹介しつつ日中・太平洋戦争について書いてきました。

 この本を全部網羅したくて、山下大将のことを書こうと思っているのですが、山下大将を自分の中でどう整理するか迷っていて、お休みしていました。

 

 そんな矢先、先日、半藤一利さんが亡くなりました。

    

 

 半藤一利さんは1930年生まれで、戦史研究家近現代史作家として多数の著作を残し、新聞、雑誌、テレビで膨大な寄稿、対談、座談を発表してこられました。

 戦史、近現代史に精通するだけでなく、新田次郎文学賞山本七平賞、毎日出版文化省特別賞、菊池寛賞などを受賞。

 義理の祖父が夏目漱石だそうです。

 その作風は、膨大な歴史的知識を優れた文学的表現でまとめ上げる感じで、しかも感情的に中庸で抑制され深い洞察力と教養に裏付けられている。

 半藤さんの本を読むと本当に尊敬の念を感じ、「こういう風に年を取りたい」と思いましたね。

 

 僕は半藤さんの著作を片っ端から読んだわけではなくて、『指揮官と参謀 コンビの研究』以外には『日本のいちばん長い日』『ノモンハンの夏』など主要なもののほかに、共著のものを数冊しか読んでいませんが、秦郁彦さんや保阪正康さんと並んで、戦史や戦後史を一般人にも分かりやすく発信してこられた第一人者という印象です。 

    

 

 1939年のノモンハン事件は、日露戦争後に行われた初めての近代戦争で、ソ連の近代兵器と圧倒的な物量を前に、戦略・戦術・情報・兵器・補給・指揮統率などあらゆる面で日本的な失敗が露呈し、悲愴な肉弾戦を演じ大惨敗を喫しました。

 司馬遼太郎が「ノモンハンを書こうとしたが魅力的な登場人物が一人もいなかったので書けなかった」というのをどこかで読んだことがありますが、半藤さんはノモンハン事件がその後の戦史に重大な影響を与えたことを鑑み、このテーマを『ノモンハンの夏』で描ききっています。

 ノモンハン事件での教訓が生かされることなく、その後の日中・太平洋戦争で同じ失敗が繰り返されたんですよね。

 

 本日の記事は以上です。

 

指揮官と参謀 コンビの研究 (文春文庫)

指揮官と参謀 コンビの研究 (文春文庫)

 

 

ノモンハンの夏 (文春文庫)

ノモンハンの夏 (文春文庫)