こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
2023年になりました。
明けましておめでとうございます。
先日、雨宮処凛(あまみやかりん)さんと上野千鶴子さんの共著『世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状』を読み返してみました。
雨宮さんは2000年代「朝まで生テレビ」に出ていたようですが、僕はこの時期「朝生」見てなかったですね。
貧困問題の注目すべき活動家です。
この本で「エキタス(AEQUITAS)」という労働運動について触れています。
エキタス(AEQUITAS)とは、公式ページによれば、ラテン語で「正義」「公正」を意味し、社会的格差と貧困拡大の解消を目指す活動を行っている団体です。
彼らはまず一番に「最低賃金の1500円への引き上げ」を主張しています。
『世代の痛み』は2017年発行ですが、これにエキタスの記載があります。
またTwitterアカウントが2015年作成になっていますので、この頃から本格的に活動していると思われます。
【エキタス公式ロゴ】
『世代の痛み』では、上野さんと雨宮さんが「団塊ジュニアは社会運動を起こせなかった」というくだりがあるんですが、僕も団塊ジュニアなので他人事ではない思いです。
僕自身知りませんでしたし、ネットニュースとかでも話題になってなかったので世間的にあまり注目されてないようですが、今ほど彼らの活動が必要とされている時は無いんじゃないでしょうか。
団塊ジュニア世代が就職氷河期で困難に直面し、以降30年ちかく社会的格差の問題、貧困の問題が放置されてきました。
それに追い打ちをかけるように現在、物価高騰とコロナ不況で労働者の生活は困難を極めています。
数年前から一部のメディアでは活動が取り上げられているようです。
現在でもSNSでの活動や署名活動やシンポジウムが行われているようですが、首都圏での活動に止まり、全国規模までは拡大していないようです。
https://peatix.com/event/3415353?lang=ja
今年はエキタスの活動に注目しようと思います。
本日の記事は以上です。
☟『エキタス 生活苦しいヤツ声を上げろ』今野晴貴、雨宮処凛 著(かもがわ出版)
☟『世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状』上野千鶴子、雨宮処凛 著(中公新書ラクレ)