こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
「休み方改革」という言葉があるのご存知ですか?
厚生労働省の「働き方・休み方改善ポータルサイト」というものがあるんです。
「働き方改革」というのは政府が数年前から議論しており一般にも浸透してきましたが、「休み方改革」というのはなじみがなかったですね。
そもそも「働き方改革」という言い方自体、労働が生活の中心であるかのような印象を持ちますね。
「働き方改革」と「休み方改革」はコインの表と裏。
「休み」「余暇」こそが生活の中心であるべきであって、労働というものは生活の一要素に過ぎません。
充分に余暇の時間を確保して、その有意義な過ごし方を創造することが必要だと思うんですね。
僕は糞のようなサイコパス上司に潰されました。
その糞上司が今も会社で普通に働いている。
そんな会社を許すほどメンタルが強い人間ではありません。
会社の人間関係に依存して会社に貢献しようなどとは微塵も思わないですね。
だから僕にとっては「働き方改革」よりも「生活そのもの」、「休み方」のほうが大事なんです。
そういうわけで、「週休3日制」について何回か書いてきました。
もしこれが実現して休みが増えるのは申し分ないんですが、人間は贅沢なもので休みが1日増えてもやっぱり翌日の出勤はしんどいんですよ。
僕的には週4勤務、週3休み。かつ1日6時間労働くらいが今のご時世にマッチしたバランスのいい暮らしだと思いますね。
言うまでもありませんが子育てや介護などは毎日欠かさず必要なんですよ。
東松寛文(とうまつひろふみ)さんという人が『休み方改革』という本を出しています。
東松さんは普段、激務の広告代理店に勤務しながら週末を生かして海外旅行を続けている「リーマントラベラー」だそうです。
読んでみたら「休み方」の参考になるかもしれません。
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さて冒頭の「働き方・休み方改善ポータルサイト」です。
この手の議論に詳しい人なら、なんで政府が休み方改善なんてものを推奨するのか分かるかと思いますが、偶然このサイトに出会った人はどういう趣旨か分からないですよね。
そのあたりの趣旨がサイトでは充分説明されてない印象ですね。
おそらく労働政策の部署が作ったんでしょう。
さっきも書きましたが子育てや介護は毎日必要なんです。
余暇が充分に確保されるからこそ、自分の納得がいくまで親の介護に専念できて、子育ても楽しくできるはず。
子育てや介護を含めた「日常の生活」こそが優先で、そこから必然的に労働時間の短縮が必要だという話になります。
労働時間の短縮によって、仕事の生産性が上がる。
こう主張しているのは、株式会社ワーク・ライフバランスの小室淑恵さんです。
ワークライフバランスに造詣の深い小室淑恵さんの会社がプロデュースしたらもっといいサイトになると思うんですが。
ともかく厚労省が進める「働き方・休み方改善」の中身です。
サイトの中身の大半は各種の休暇制度の周知・啓発にとどまっているんですが、目玉は「働き方改革推進支援助成金」ですね。
この助成金にはいくつかのメニューがあって、「労働時間短縮・年休促進支援コース」「勤務間インターバル導入コース」「労働時間適正管理推進コース」「団体推進コース」の4つですね。
それぞれ助成内容と助成金額に違いがあります。
詳しくはサイトをご覧ください。
最初の3つは中小企業を支援するもので、最後の1つは協同組合などの団体向け助成金となります。
もうひとつは「働き方・休み方改善コンサルタント」による支援制度がポイントだと思うんですが、こちらのほうはコンサルの質が伴っているかが大事ですよね。
政府の本気度が問われています。
本日の記事は以上です。
☟『休み方改革』東松寛文 著(徳間書店)