仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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ブログを始めたきっかけ。むしろ40代でキャリア上のつまずきがあった方がいいこともある

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

僕は休職してからブログに着手したので、休職の不安、抑うつといったことをテーマにしています。

同時に、自分のオフィス(自室)を持って引きこもることが出来て良かったこと、いろんなことに着手しようということもテーマにしています。 

 

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このブログを始めたきっかけの一つめは、40代半ばにして一連のライフイベントが一区切りを迎えたから。

サラリーマンになり約20年、結婚して10年、妻が出産、賃貸住宅を転々、詳細は伏せますが実家の家業の世襲、3人娘の子育て、戸建て住宅の確保。

 

二つめは、中年になったら、漠然と知的生産活動をやってみたかった。

しかし、自分の知的能力には限界があるので、脳の外に知的所有物や知的財産、本やCDや映像ソフトも含めて物理的にストックできる空間が欲しかった。

それで、20代の頃から一戸建ての自宅にAV関連機器を配置した自分の「プラットフォーム」「仕事場」を持ちたいとずっと思っていて、一昨年これを実現できた。

 

数年前、景気対策として「プレミアムフライデー」というのがありましたね。(今もあるんでしょうか?)その頃の週刊ポストの記事で、上から目線の物言いで有名な大前研一さんが、次のように書いてました。

 

そもそも月末の金曜日の午後3時に退社して、いったい何をしろというのか?まっすぐ帰宅しても、所帯持ちのサラリーマンの多くは自分専用の書斎がないから、家に居場所はない。奥さんや子供に邪魔者扱いされるのがオチだろう

 

20代、30代は職場と自宅の往復にひたすら耐える感じでしたが、オッサンになって自分の城を持って生活が落ち着いたら、要領よく生きがいを持って生きていきたいというのがささやかな願いでした。

 

三つめは、一つめや二つめとかぶるところがありますが、2019年、今まで経験したことのないキツイ仕事とキツイ上司に耐えかねて、休職してしまったこと。

休職した直後、もうダメだ、ずっと休んでいたいと思いました。

35歳から45歳まで、人生の一連のライフイベントで実力以上に走ってきて、キツイ上司が直接の引き金となって燃え尽きてしまいました。

 

情けない休職となりましたが、不幸中の幸いというか、自分のオフィスを手に入れて、人生2度目(1度目は学生時代から就職浪人時代まで)の引きこもりの機会(?)を手に入れることができました。

 

元外務省官僚で作家の佐藤優さんは著書のなかで、次のように書いています。

 

40代というのはさまざまな転機が訪れる時期。人生80年と考えると、40歳というのはちょうど折り返し地点。これまでの人生を振り返りながら第2の人生について考える時期でもある。むしろ40代でキャリア上のつまずきがあった方がいいこともある

 

ブログを始めて最初の記事で書いていますが、僕にとって一連のライフイベントは、勿論自己実現のためであり誰もが経験することではありますが、それと同時に、正直キツかった、自己犠牲的であった、というのが本音です。

休職により休みたいときに休むことが出来た、キャリア上のつまずきがあって良かった、自分の人生このタイミングで休めたのは必然だ、と思っています。

 

僕と同世代の人は、日々どう思って生きているのか。

 

休職する前は仕事のことで頭がいっぱいになっていましたが、我々団塊ジュニア世代は、バブル崩壊後に成人となり、就職氷河期の最初期を経験し、20年間社会から捨て置かれた結果、「7040」「8050」問題に象徴されるように不遇の世代といわれています。

我々は今何をしているのか、ということも気になっていました。「働くこと」「40代とは?」といったことも考えたいと思っています。

 

オッサンになって、ようやく考える場所、知的生産活動の機会を確保できた。

 

大前研一さんは著書『遊ぶ奴ほどよくデキる』で、

「1人の時間を持つために書斎を持つ」

「1人の時間をスケジュールに組み込む」

「毎週決まった曜日・時間・場所・飲み物で思索にふける」

「書斎は穴蔵のような空間にする」

「子供部屋、学習机は不要。子供部屋がないことで勉強するしコミュニケーションをとれる」

といったことを書いています。

 

仕事が波に乗っていて「フロー状態」である人は、仕事に没頭すればいいと思います。

そうじゃない人は、40代で一度、半年ほど休職することを勧めます。

一度特急列車から降りて、力を蓄えて、人生反撃の機会を待ちましょう。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『遊ぶ奴ほどよくデキる!』大前研一小学館文庫)