こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
僕は4年前にパワハラと過労で倒れ半年間の休職を経験した人間です。
2019年10月に休職して以来、4年が経過しました。
休職4周年記念(?)として、かねてから行きたかったフィリピンのマニラへ旅行に行きました。
知人がフィリピンに赴任していて、いつか訪ねてみたい。
今年(2023年)の年頭に紙にいろいろやりたいことを書き出しました。
自己啓発書作家の本田健さんが、「将来の目標を紙に書くと、実現する」と著書に書いていて、これを実行したんです。
太平洋戦争末期、米海軍が次々と南洋の日本軍の拠点を攻略し、遂にサイパンやグアムなどの「絶対国防圏」も突破されました。
フィリピンの防衛を託された「マレーの虎」こと山下奉文(ともゆき)陸軍大将。
山下大将に思い入れがあり、現地ではマニラ市街戦の戦跡も少し見ることができました。
彼については以下の記事を書いたこともあります。
海外は、十数年前の新婚旅行以来。
いろいろ鬱憤を抱えていて、日本から出たい。
思い立ったことを、一つずつ実行に移していきたい。
子どもが独立して、仕事を引退して夫婦で旅行に行くという方法がありますが、そのころにはもう70代半ば。今しかない。
仕事人生は完全に煮詰まっており、今、海外に行って気分転換して仕切り直したい。
この記事では、フィリピンのどこの観光地に行って楽しかった、何を食べて美味しかった、ということは書きません。
海外に行こうと思い立ってから、なにをどのように準備したのか?
行ってどうだったのか?
そういうことを書きたいと思います。
ポイントは大きく分けて次の3つです。
【ホテルと航空券の予約】
【パスポート申請】
独身のころは何回も海外に行っているんですが、それからもう十数年ぶりだし、一人で行くのは初めてです。
したがって、以下は海外旅行初心者向けの内容になります。
というわけで、今年の8月ごろに思い立ってザックリと計画。
出発は11月下旬。仕事は何も予定が入ってないし、現地も台風の時期は過ぎている。
日程は3泊4日。
マニラのホテルに連泊し、その近郊を見て回る。
パスポートの期限はとっくに切れているので、新規に取得。
新型コロナウイルスの規制はもう終了しており、ワクチン接種証明書は不要。
ビザの取得も不要。
金がまったく無かったので、お恥ずかしいですが70代の親に30万円借りることに。
旅行そのものの予算的には、ザックリと20万くらいかな。
ボーナスで返す。
【ホテルと航空券の予約】
いろいろ下調べを開始しました。
まず、地元の大手旅行代理店に行ってみました。
マニラ首都圏のプランは無く、セブ島のパッケージプランしかないことが判明。
ネットで調べたら、現地の日系旅行会社が数件ある。
そこに問い合わせるか、大手のHISに問い合わせるか。
いくつかの旅行会社にザックリとしたプランをメールで送って、回答を待つことにしました。
結論からいくと、数社とメールでのやり取りは手間がかかったうえに、口コミ情報もほとんどなく、どの旅行会社に決定するか決め手が無かった。
何となく印象が悪くなかった現地旅行会社1社に決めて、ホテルの予約と送迎の手配を依頼。
これで約6万円。
昔は旅行会社から航空券と旅程表などを郵送してきたが、今はメールのやり取りのみで完結。
結局、ホテルと航空券を押さえればいいので、ネットでやってしまったほうが早かった。
航空券は、地元の国際空港のサイトから「スカイスキャナー」という比較サイトを経由して、「Trip.com(トリップドットコム)」で予約しました。
旅行会社にも問い合わせたが、航空券はネットで取ってしまった方が安いですよと言われます。
この時期、フィリピン航空の往復便で12~3万円となりました。
トリップドットコム 公式サイト|航空券・ホテル・列車予約ならTrip.com
ホテルの予約と航空券の手配だけで手間取って、出発前の1か月を切ってしまいました。
今回はまだ空きがありましたが、2か月くらい前までに済ませておくのが無難だと思います。
【パスポート申請】
次に手間だったのが、パスポート申請です。
最初に思いついたのが、マイナンバーカードでオンライン申請できるのではないかということ。
しかし、調べると地元のパスポートセンターでは、有効期限内パスポートの切替え申請しかできないことが判明。
窓口申請することに。
まず、あらかじめ外務省のパスポート申請書ダウンロードページで申請書を作成して出力しておきます。
1日休みを取って、役所で戸籍謄本を取って、証明写真を撮って、収入印紙を買って、そのまま申請窓口に提出。受取は2週間後だったかな?
証明写真はスマホで自撮りという方法がありますが、仕上がりが最悪で自分の顔写真を見るたびに気が滅入るので却下。
フォトスタジオチェーン店にいって撮ってもらいました。
それでも、十数年前のパスポート写真と比べて恐ろしくオッサン化していて落ち込む。
あと地味に面倒なのが、収入印紙と領収証紙の購入です。
10年間有効のパスポートだと収入印紙14,000円、領収証紙2,000円。
パスポートセンターに売ってなくて、商工会議所など特殊な窓口しかない。
なにこれ、現金じゃダメなの?
パスポートを受け取ったら、次は荷物の準備です。
ネットに海外旅行に持っていく物の一覧表があるので、それで確認。
基本的にはスーツケースとかバッグとかほとんど家にあるもので。
新しく買ったのは、ディスカウントストアの腕時計とワイヤレスイヤホンだけです。
家電製品については、僕の場合はスマホだけなので、充電をどうするか?
フィリピンの電圧は220Vで、コンセント形状は日本と同じです。
充電器のコンセントアダプターを見ると、たいてい「100V~240V」と書いてあるのでそのまま使えます。
モバイルバッテリーには対応電圧の記載がありませんが、アダプターが対応していればいいので問題ありません。
最後まで悩んだのが、海外でどうやってスマホを使うのかということ。
十数年はスマホ無かったので。
スマホが使えなかったら何もできません。
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いろいろ調べた結果、Wi-Fiルーターを持ち歩くか、SIMカードを入れ替えるか、キャリアの海外ローミングサービスを利用するかということのようです。
Wi-FiルーターやSIMカードを入手する方法は、何となく分からなくて使えないと困るので、ドコモの「世界そのままギガ」というローミングサービスを使用することにしました。
申込みすると、「ドコモ海外利用」というアプリを出国前にダウンロードするよう指示されます。
現地に到着したら、スマホの設定の「ローミング」をオンにして、「ドコモ海外利用」アプリをひらいて、「今から利用を開始する」をタップすると、繋がります。
「世界そのままギガ」とは、4日間のフィリピン滞在の場合、定額3,280円の追加料金を払って、日本で使っているデータ通信プランをそのまま使えるというものです。
ギガライトなどの場合、使ったデータ量に応じた通信料金と合わせてローミングサービスの料金が請求される仕組みです。
その結果、Wi-FiルーターやSIMカードよりも割高になるようですが、まあ繋がるので安心です。
あとは、フィリピンの出入国は、出入国カードが廃止されたかわりに「eTravel」というサイトへの登録が必須。
日本への帰国時には、必須ではありませんが税関手続きで「Visit Japan Web」に登録しておけば便利です。
登録が完了するとQRコードが発行されるので、空港でこれが必要になります。
「eTravel」は英語のサイトです。
登録時にWebページの翻訳機能を使うと、登録が上手くいかないようなので注意が必要です。
【領事班からのお知らせ】フィリピン出入国時の「eTravel」への登録について(運用変更) | 在フィリピン日本国大使館
実際のフィリピンでの搭乗手続きでは、「eTravel」のQRコードは見せなくて済みました。
まあ、おそらくですが乗客自ら出入国の登録をさせることで、空港職員は出入国者のデータベース作成の手間が省けるということではないでしょうか。
「Visit Japan Web」は便利でした。
みんなが税関に長蛇の列を作っている横で、端末にパスポートとスマホのQRコードをかざすだけで瞬時に通過できました。
あとその他の情報として、2023年11月現在、フィリピンペソと日本円の交換レートは、1ペソ=2.7円ほどです。
日本と同じような快適性を求めると、物価は日本とほぼ同じなので、金が飛ぶように無くなります(笑)。
現地に着いてからどうするかは、必要に応じて追加で1日観光ツアーや半日ツアー、食事や日本語ガイド、送迎などを旅行会社に手配。
これでトータル30万円くらいにはなりますが、何不自由なく快適に過ごせます。
クレジットカードも使えますが、現金を使う場面も結構あるので、クレカと現金両方の手持ちが必要です。
あと、スリや強盗が多いそうです。僕の場合は幸い危険を感じる場面は全くありませんでした。
まあ、こんなところです。
今回フィリピンに滞在したことで、糞みたいな職場に滞在しているよりはるかに社会勉強になりました。
とにかく煮詰まって鬱々としている人は、海外に行ってみることがオススメです。
本日の記事は以上です。
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