仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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職場の上司を激怒させた要因は何か?『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』中島聡 著

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

5か月以上休職したのち、復職して2か月経ちました。

 

休職に至る前の半年間は異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容などで気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤、自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

 

最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくない、という状態になったのです。

ガンバレルーヤのよしこさん風に、毎日「クソガッ!」とつぶやいていました。

 

詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出版しております。似たような境遇の方はぜひお読みください。

 

僕は元の職場に復帰し、元上司は出先機関に飛ばされました。

復職後は今のところ順調に仕事できています。 

 

休職したきっかけは先に書いた通り糞みたいな上司のせいです。

江戸時代のような過剰な滅私奉公主義、精神まで侵食してくるような束縛感、しかも感情不安定で瞬間湯沸かし器。

この上司、僕だけでなくこれまで何人もメンタル不調に追い込んでいる。

恥知らずの甘え野郎だ。

 

人事部には「もう元上司とは組まないよう配慮して欲しい」「顔も見たくない」と、ハッキリ希望してきた。

上役からも「君の指導の仕方には問題がある」と直々に訓告を受けているらしい。

 

この糞上司のせいで休職に追い込まれて、僕の月給は20%減少しました。

それにも関わらず僕が復職した後、何度も連絡してきて仕事の依頼や指導をしてきやがる。先にお前が減収分払えや。クソガッ!

 

それだけでなく、異動先の職場で、同僚に「部下を二人潰した」と話していたそうです。

全くもって反省のない、恥ずかしいヤツだと言わざるを得ません。

とんでもない身の程知らずだと思う。 

 

復職して1か月半、仕事も普段通りのペースに少しずつ戻りつつあります。

しかし、元上司に対する怒りの感情が収まりません。

こういう時のデメリットは、一つは「怒りに打ち震えている様子が、はたから見て惨めでみっともなく見えてしまうこと」。もう一つは「怒りの感情に囚われて一か所に留まり、前進している感じがしないこと」。この二つです。

 

「僕を休職に追い込んだ、恥知らずな甘え野郎の元上司を絶対に許すことはできない」。

このようなネガティブな感情をどうしたら克服できるでしょうか?

 

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こういった状況ですので僕はいま多読して人生挽回のための構想中です。

 

マイクロソフトWindows95を開発した伝説的プログラマー、中島聡さんの著書『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』という本を読んでいます。

この本は中島さんが少年期から培ってきて、米マイクロソフト本社で存分に発揮した仕事術や時間術を書いていますが、その奥義は本書を是非読んでいただきたいと思います。

 

本書は、上司である中島さんから仕事を任された部下、Aくんの話から始まります。

Aくんはとてもまじめで、そこそこ能力もあり、仕事を頼むと「はい!やります!」「承知しました!」と、文句を言わずに引き受けてくれたそうです。しかし、Aくんには欠点がありました。

 

▶ 安請負してしまう

▶ ギリギリまでやらない

 

その結果、締め切り間際になって徹夜しても、仕事が終わらないことが頻繁にあり、とうとう上司である中島さんはAくんを厳しく叱ったそうです。

こういうことは仕事の現場でよくありがちだと思いますが、中島さんが説く究極の仕事術からしてみれば、この「ラストスパート志向」が、諸悪の根源だというのです。

 

僕は前の記事で、仕事をするうえで苦手なことを下記のように列挙しました。

 

【◇人に質問すること◇電話を取ること◇電話をかけること◇仕事に関係ない雑談をすること◇冗談を言うこと◇速く仕事をすること◇速く決断すること◇速く回答すること◇イベントの準備をして当日も参加すること◇大型車を運転すること◇草刈り機を操作すること】

 

パッパッと判断し仕事すること。

問い合わせに即座に回答すること。苦手です。

仕事の優先順位が曖昧でマイペースです。

 

職場を異動したばかりで慣れない業務だったとはいえ、休職する前まで仕事に追われ、平日は残業、土日も残務整理、帰宅しても仕事のことを考え、反省し、翌日の予習をして就寝しました。

これほど必死に仕事に取り組んだのに、回らなくなってギブアップしました。 クソガッ・・・。

 

Aくんにも僕にも、仕事するうえで必須の何かが欠けていたのです。

 

リスクを計らずに愚直に仕事を進め、締め切り間際になって「終わりそうにありません・・・」と報告されるのが会社にとっては最悪です。締め切り間際にスケジュールの再調整に追われる上司がどれだけ大変か考えてみてください。

私(中島さん)の経験上、締め切りまで余裕を持っていれば、納期延長を申し出ても認められる可能性が高いです。反対に締切直前になって締め切り延長を申し出ても怒られるだけです。上司にとって、締め切り間際に自分の仕事を増やされるのは本当に迷惑なことだからです。私はそれを上司として働き始めてから、痛いほど実感してきました。だからこそ見積もりは非常に重要なのです。 

 

こういった前置きの後に中島さんが本書のなかで究極のスピード仕事術を展開していくわけですが、プログラマーの仕事と僕の職種は違うにせよ、恐らく僕が上司を激怒させた原因は、これに近いものだったと思います。

 

僕はこれまで散々元上司を非難する記事を書いてきました。

上司との関係が上手くいかず、僕は百田尚樹氏の著書『逃げる力』そのままに、自分の心身を守る行動を取りました。

心療内科に駆け込み、半年近く休職するという手段を選びました。

これまでの記事で、そのこと自体は自分にとって有益であったと繰り返し書いています。

 

客観的に見ても、部下数人をメンタル不調に追い込んだ元上司は、明らかに能力不足でした。

しかし一方で、職場復帰して少しずつ冷静さを取り戻しつつある今となってみれば、自分自身も明らかに実力不足だった、40代半ばのオッサンとして当然備えるべき仕事のスキルが余りにも稚拙だった、と反省する点もあったと思います。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』中島聡(文響社

 

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