仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

40代中年の危機 休職と復職 働き方改革 ワークライフバランス 副業・複業 メンタルセット

自分のために書くと同時に少しでも人の役に立つものが書ければ、これほど嬉しいことはない

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

復職してちょうど半年が経ちました。

休職期間半年、そのあと復職して半年です。

 

僕は新型コロナウイルスが流行する前から仕事で挫折して休職生活に移行、つまりステイホーム生活に入っていました。

身の回りの棚卸し作業をしています。

3月中旬から復職しましたが、今も棚卸しを継続しています。

 

休職に至る前は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容。

気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。

自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

 

最終的には毎日残業、土日出勤、パワハラ上司の3拍子でメンタル不調になり、診断書を書いてもらって休職しました。

詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出していますので、似たような境遇の方は読んでみてください。

 

休職生活とは自分を見つめ直す内省生活です。

何か始めてみようと思いブログを書き始めました。

 

ブログアフィリエイトで稼いでいらっしゃる人もおり、あわよくば副収入を得る、サラリーマン1本に頼らないというのもありました。

記事数は250記事を超えました。特定の記事がよく閲覧されるようになり、ページビューは少しずつ伸びていました。

 

ところが、9月半ばから突然ページビューが10分の1ほどに激減。

グーグルの検索順位から引きずり降ろされたのか、Googleサーチコンソールにインデックスされていないのではと推測しています。

 

以前ブログ著述家のスタンスを次のように表明しました。

「ライフワークとして娯楽とアウトプットを兼ねた知的生産活動に取り組むことが、中年オッサンとしての使命である」

 

堀正岳氏の『ライフハック大全 人生と仕事を変える小さな習慣250』という本には、ブログを書く意義が次のようにまとめられていました。

これらを念頭において書くことを心掛けるようにしました。

 

▶ブログは情報アウトプットの最高のトレーニン

ブログを続けていると、しだいに興味のある話題についての記事が増えていき、同じカテゴリで集約した際に、自分自身でも活用できる情報の倉庫、ストック情報にもなっていくのです。

▶全ての発想は、①コピーし、②変容し、③合成するという3段階で起こる「リミックス」である。(カービー・ファーガソン

▶良いアイデアだけを生み出すことはできない。しかし、大量の悪いアイデアを生み出すことはできる。そして、それが良いアイデアを作るためのカギになる。

▶質の高い文章を生み出すためには、10万字のインプットと5千字のアウトプットが必要である。(勝間和代

▶「やるべきこと」や「気になっていること」をすべて書き出して頭を空にすることで、心が軽くなり、ストレスから解放される。

▶作家のジュリア・キャメロンは、毎朝3ページ、とりとめもなくただ筆を走らせるだけの文章を書く「モーニング・ページ」という習慣を提唱しています。そんな一見意味のなさそうな繰り返しも、やがて膨大な蓄積となって、本物のクリエイティブさを生み出すことにつながります。

 

当初からそんなに簡単にはいかないだろうとは思っていましたが、ページビューというのは記事を書くことの大きなモチベーションとなるもので、それが激減するというのはなかなか寂しいものです。

 

さて昨日、齋藤孝さんの『今、そこにある苦悩からの脱出』を読んで記事を書きました。

 

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齋藤孝さんと言えば、テレビ番組では『世界一受けたい授業』(日本テレビ)に講師として出演するほか、『にほんごであそぼ』(NHK Eテレ)、『ガチャガチャポン!』(フジテレビ)や『東大王』(TBS)で企画と監修を担当。

『情報7daysニュースキャスター』(TBS)や『ちちんぷいぷい』(MBS)、『全力!脱出タイムズ』(フジテレビ)のレギュラーコメンテーターでもあります。

 

まさにテレビで見ない日はないというほど出演されています。

書店では氏の著書を必ず平積みで見かけるほど大量の著作があり、特に『声に出して読みたい日本語』(2001年、草思社)は250万部を超えているそうです。 

 

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スッキリした語り口で人当たりの良さそうな齋藤先生ですが、なかなかの苦労人です。

裁判官を目指し東大法学部に進みましたが教育研究の分野にシフトされています。

本書はその氏のバックグラウンドを語る内容となっています。

 

教育学研究者の道に進むことになるわけですが、大学院生の間はただひたすら論文を書き続ける生活でした。コツコツと一人で論文を書き続け、なかなか認めてもらえずに、さらに書き続けるような毎日。孤独の中で、ひたすら論理を積み上げていくのは、誰かに読んでもらえて認めてもらえない限り、手ごたえが感じられないのです。

それが10年近くも続いていました。

(中略)エリートのはずが、気づいたら無産階級です。収入といえば、塾講師のバイトだけ。職業の見通しが全く立ちませんでした。

世間から評価されないならまだ納得できたのですが、ある一定の狭い世界で評価されないことで足止めをくらっているというのが辛かったのです。ただ、論文の作法がなっていないとか、あまりにも生意気な態度だとか、その点では確かにその通りです。

そうはいっても、当時の私は自力で現状を打開することができません。

結局修士課程に3年、博士課程に5年在籍することになり、終わったときには30歳を越えていました。評価もされず1円にもならないことを8年間続けていたことになります

論文も相当数書いたのですが、何一つ実になっていません。

 

今ではブログやSNSで誰でも気軽に発信できるようになりました。

かつて齋藤先生のような研究者は、論文を書いても誰かに読んでもらって認めてもらうというプロセスを経なければ、世に出ることができなかったのです。

 

それに比べれば、今ではブログやSNSに書けば誰かしらの目にとまることが可能です。

自分のために書くと同時に少しでも人の役に立つものが書けて、なおかつページビューも伸びていけば、これほど嬉しいことはありません。 

 

本日の記事は以上です。

 

☟『今、そこにある苦悩からの脱出』齋藤孝著(KKロングセラーズ

 

☟『声に出して読みたい日本語』齋藤孝著(草思社

 

☟『ライフハック大全 人生と仕事を変える小さな習慣250』堀正岳著(KADOKAWA