こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
テレビは見なくてもYouTubeは見るという人が多いですよね。
YouTubeの急成長でテレビは完全にそのお株を奪われた感がありますね。
しかし、果たしてYouTubeは夢のような無尽蔵の動画アーカイブなのか?
結論から言うと全然そうではありません。
ちなみにアーカイブとは、重要記録を保存・活用し、未来に伝達することをいいます。
日本では一般的に書庫や保存記録と訳されることが多いですが、元来は公記録保管所、または公文書の保存所、履歴などを意味し、記録を保存しておく場所です。
僕の考える「夢のような無尽蔵の動画アーカイブ」とは、世界中の膨大で良質な映像資産にフリーでアクセスできるものです。
しかし、YouTubeはそういう理想からはかけ離れています。
僕はYouTubeに過去のテレビ番組動画を大量にアップしたところ、著作権侵害の指摘を受け2020年6月11日に「アカウント無効」の処分を受けました。
運命の6月11日は突然やってきました。
メールボックスに、「[著作権侵害による削除通知]YouTubeアカウントが無効になりました」というメールが。
「以下の動画に関連して著作権侵害の警告を複数回受けたため、YouTubeアカウントが無効になりました。」とのこと。絶句・・・。
「ぷっすま」の人気コーナーだけ編集した動画や、今は亡き志村けんさんの「志村けんのバカ殿様」や「志村&鶴瓶のアブない交遊録」の名場面。
ロングシリーズ「土曜ワイド劇場 混浴露天風呂連続殺人」、高橋克典さんの「特命係長只野仁」、終了した深夜番組「中山秀征の芸能人専用タクシーしーたく」、売り出し中の水着アイドルが多数登場していた「OUTPUT」。
そのほか「給与明細」、「草野キッド」、「アドレな!ガレッジ」、「シンデレラ男」、テレ東の「ドラマ24」など。
今から10~20年前のテレビ番組動画を大量にアップしましたね。
動画データさえあれば、アップ自体は簡単にできるんですよ。
アップロード時にデータ量を削られて画質が極端に落ちますが・・・。
たくさんの人が検索から流入して視聴するので再生回数はどんどん伸びます。
今でもテレビ番組からの違法アップロードはたくさんありますよね。
しかしです。
冒頭に書いたように、10年前、20年前の番組でも、権利を持っているテレビ局などの権利団体から著作権侵害の警告を受けると、取り消されるんですよ。
なんの権利を侵害しているか理解しかねますが、テレビ朝日は違法アップロードを熱心にチェックして取り消しにきますね。
今たまたま視聴できる違法と思われる動画でも、そのうち権利団体からクレームがくれば消えるでしょう。
だから、YouTubeでは「昔の面白かったテレビ番組のアノ場面を見る」ということが、基本的に出来ないんですよ。
結果的に、権利侵害さえなければ取り消されることは無いので、ただ再生回数を稼ぐためにアップロードされたゴミのような動画が大量にアップされていますね。
テレビ番組のアップロードが権利侵害として取り消されることについては、現状の仕組みがそうである以上やむを得ないことではあります。
「そりゃ、消されるやろ」と言わないでください。
繰り返しますがYouTubeとは、充分な製作費をかけて作り込まれたテレビ番組を含む世界中の膨大で良質な映像資産にフリーでアクセスできる「夢のような無尽蔵の動画アーカイブ」ではない、ということです。
闇サイトの裏YouTubeのような「夢のような無尽蔵の動画アーカイブ」は存在するのかもしれませんが。
本日の記事は以上です。
-PR-
-PR-