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【職場復帰37】大英帝国「栄光ある孤立」。50代で本当に自立し孤立していく

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

過労とパワハラによる半年間の休職。

それから復帰してちょうど5年が経過しました。

 

5年というのは大きな節目です。

休職しているあいだにはてなブログを始めて5周年。

自らの休職体験と40代就職氷河期世代の問題を中心に据えて、ライフログを記録してきました。

 

この5年間のあいだに、50代に突入。

しかし僕の中では40代の精算が終わった感じがしません。

したがって、ブログタイトルもSNSアカウントも40代のまま修正無し。

 

長女の誕生から始まって、家業の承継、戸建て住宅の建築や引っ越しや住宅ローンの開始。双子の二女と三女の誕生、仕事上の多忙と環境の激変。夫婦関係の危機。

 

多くの人が通過するんでしょうが、なかなかしんどい40代でした。

しんどいと同時に、人生のピークでもあったのかな?

多忙にかまけて無為に過ごしたわけではなく、そのときそのときで熟慮し最善を尽くしたつもりです。

結果として、非常につらい仕事上の挫折があって自分と家族を守って現状を維持するのに精いっぱいの10年間でした。

 

特に休職してからの45歳以降、職場でのポジションを失って、振り返ると針のむしろのような非常に居心地が悪い状態を余儀なくされました。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

休職したことは「人生のパラダイムシフト」だと解釈。

社会に敷かれたレールの上を無難に走るのではなく、列車から降りて外の世界を見るのだ。

作家の江上剛さんが書いていたように、アラフィフになったら、孤独になって「一人プロジェクト」を始めるのだ。

5年前から、もう元のレールには戻らないのだと自分で決めたので。

 

もっと言うなら、19世紀の大英帝国の「栄光ある孤立」だ。

 

栄光ある孤立(英:Splendid Isolation)とは、1815年から1902年まで恒久的な同盟関係を回避してきた19世紀イギリスの外交慣行を表す言葉である。

この概念は、イギリスが1815年以降のヨーロッパ協調から離脱した1822年に生まれ、1902年の日英同盟と、1904年のフランスとの英仏協商まで続いた。(Wikipedia

 

栄光ある孤立 - Wikipedia

 

 

栄光ある孤立」という語感からは、ポジティブな印象を受けますが、歴史家の評価はネガティブなものも多く、議論が分かれているようです。

 

45歳以降では、毎年の人事異動にメンタルを削られるようになりました。

それ以前は、配置された部署で最善を尽くそうと健気に頑張ってきたつもりです。

しかし45歳以降を境に、非常に低い評価を下されたことを自覚するようになり、お仲間幹部クラスから、捨て駒のように扱われていることを実感しています。

 

はてなブログを読まれているのではないか?」と疑心暗鬼になるほど、ときどき幹部連中から皮肉めいたことを言われたり、冷たい視線を感じるようになりました。

 

50歳になって、完全に組織の中枢から見放され、組織の輪から外された。

 

これはある意味、会社が非常に小さい利己的な人間の集まりでしかないこと、外の世界のほうが圧倒的に広いことを意識する契機となりました。

「外の世界のほうが圧倒的に広い」とは、誰かがSNSで言っていました。

 

最近は作家の橘玲さんの著作群に心酔して、「愛情空間(政治空間)」ではなく、「貨幣空間」で勝ち組になればよいと考えていました。

 

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trrymtorrson.hatenablog.com

 

ところが、直近の「トランプ相場」で株価の暴落や為替相場の混乱にさらされて、投資信託資産の減少とFXでのロスカットを経験しています。

 

そんなに世の中甘くなかった。

急いで会社を辞めなくて良かった。

転職先が見つかったわけでも、独立の見通しが立ったわけでもありません。

 

冒頭に書いたように、人生のピークである40代を成功とも失敗とも言えない形で終えて、これから50代に突入します。

50代といえばもはや人生折り返して下り坂。

閉じていって衰えを感じてくる年代。

ある統計によれば、仕事のモチベーションが最も低下し、非常にしんどくなる世代です。

 

「会社が非常に小さい利己的な人間の集まりでしかない」

「外の世界のほうが圧倒的に広い」

 

50代で本当に自立し孤立していく。

「正しい場所で、正しい方向で、十分な量なされた努力は報われる」というが、答えは未だに見つからない。

本当の意味で「栄光ある孤立」にできるかどうかが問われるのだ。

 

本日の記事は以上です。

 

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