こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
昨年から仕事が辛くなり休職しています。
初めてキツい上司と組み適応困難となり休職に至りました。
詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出版しています。似たような境遇の方はぜひお読みください。
休職に至る前の半年間は異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容などで、気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤、自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。
最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくないという状態になったのです。
僕の場合、かかりつけ医の診断は「不安・抑うつ状態」というものでした。
血液検査や問診の結果、うつ病の診断基準には至っていないということだと思います。
その後厚生労働省や医師会のサイトなどを調べるうちに、「適応障害」という表現が一番近いのではないか、と思うようになっています。
「不安・抑うつ」というのはそういう「状態」であり「症状」であるので、診断名としてどうなのかと思ったんですよね。
40代のオッサンが「適応障害」ってどうなのよ?
上のサイトによると適応障害は20歳から35歳くらいまでが多いんだとか。
一方うつ病は全年代でなりやすいとされていますね。
【2022.5.8追記】下の記事は深田恭子さんや山田孝之さんの事例をあげて適応障害について丁寧に書いている良い記事ではないでしょうか。
適応障害とは、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとても辛く耐えがたく感じられ、そういったストレスにうまく対処することができず、抑うつや不安感などの精神症状が現れて日常生活に支障をきたす病気のことです。
ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)では、原因となるストレスが生じてから1か月以内に発症し、ストレスが解消してから6か月以内に症状が改善するとされています。
適応障害の症状はうつ病や不安障害などと類似していますが、これらの病気の診断基準に明確に当てはまる場合、一般的にはうつ病などの診断が優先されます。
適応障害の要因
適応障害は、ストレスなどの外因的な要素と、ストレスに対する対処力や本来の性格などの内因的な要素が組み合わさることで発症します。
外因的な要素としては、家庭や学校、職場での環境の変化や人間関係の悪化が原因となることが多いです。他者にとっては些細なことと思われるような出来事であっても、重大な症状を生じることがあります。
内因的な要素としては、元来の性格や考え方によるストレスへの耐性の違いなどが影響すると考えられます。
適応障害の症状
ICD-10では、適応障害の診断基準を「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状で、社会的機能が著しく障害されている状態」と定義しています。
情緒面の症状とは、抑うつ気分や不安感、感情の高ぶり、集中力の低下などが挙げられます。また、これらの症状によって不眠やめまい、動悸などの身体症状が現れることもあります。
一方、行動面の症状としては、万引きや暴力などの素行の障害、摂食行動の異常、遅刻や無断欠勤など社会生活を営むうえで他者にとっても障害になるような行為があらわれることがあります。
僕の場合は家族でファミレスに行った際、子どもにブチギレるなどの感情不安定になったり、仕事や出勤に対する抑うつ気分や不安感がありましたが、上記のような身体症状や問題行動は出ていません。
江戸時代のような過剰な滅私奉公主義、精神まで侵食してくるような束縛感、しかも感情不安定な、糞みたいな上司との関係に疲れ休職に至りましたが、普段の生活は送れています。
上記の「社会的機能が著しく障害されている状態」とまではいきませんが、「不安・抑うつ状態を発生する状況に置かれている」という意味で、主治医は「不安・抑うつ状態」という診断をしたのでしょう。
ただやはり「適応障害」との類似点は多いです。
適応障害のさまざまな症状は、ストレスがなくなると改善されるのが特徴です。通常、ストレスが消失してから6か月以上症状が続くことはないとされています。
適応障害の治療としては、環境調整によりストレス因を除去することが先決ですが、他に薬物療法や認知行動療法、問題解決療法といったアプローチが採られます。
僕の場合、休職当初は疲労が蓄積しているだけだったので数日したら体はラクになりましたが、休職期間が数か月と長くなることにより、そこから来る復職したくない不安感が段々しんどくなってきましたね。
いったいどれくらいの人が適応障害になっているかというと、ヨーロッパでの報告によると、一般的には人口の1%といわれているそうです。
1%って、多いんでしょうか?少ないんでしょうか?
本日の記事は以上です。