仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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キレッキレの高齢者が増加している?過剰な忖度サービスを期待する高齢著名人3

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。 

 

僕は一般事務系サラリーマンですが仕事と上司との関係で疲弊し、約半年の休職を経験しました。

 

仕事も家庭も自分の時間も充実させて、尚且つ、疲弊して潰れないようにするにはどうしたらいいのか?

休職して以降このことを最重要課題として日々考えています。

 

さて、料理研究家で栄養士の山際千津枝さんという方がいらっしゃいます。

地方のローカル番組に出演したり本を出版されています。

 

この方が、ある地方紙にコラムを書いていまして、この内容が個人的に凄く気になりました。一昨日、昨日に引き続き、内容の一部を引用します。

 

読書が好きです。本屋で背表紙をながめているだけで幸せなのです。

行きつけの本屋さんが店を閉めたので、移動の途中で寄れる駅の本屋が行きつけになりました。「ブックカバーはいりません。領収書お願いします」

毎回ほぼ同じ店員さんなので何度かそう伝えると覚えてもらえると思ったのは大間違いでした。

1年が過ぎても支払いのたびに「ブックカバーは?」と初めてのお客に対する表情と言葉です。

最初は不思議だと思い、少し不愉快になり、ついにはいら立っている自分がいました。

人生の喜びの一つを失うような気がしましたが、それ以降、本はネットでの購入です。

 

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行きつけの書店の店員が気遣いも愛想もないから、嫌になって行かなくなったという話です。

 

何と他者依存の強い甘え体質の人物であることか。

気に入らないなら昔ながらの忖度をしてくれる書店を探して行けばよい。

ただし、そういう書店は今の時代ほとんど残っていないであろう。

 

かつては個人経営の街の本屋さんが十分食べていける状況だったかもしれないが、ネット通販が台頭してリアル書店の経営が厳しくなっている。

 

現在の日本は、消費の低迷、経済の低成長により労働者の多くが低賃金にあえいでおり、そんな気遣いをする余裕はないという非常に厳しい状況なのだ。

 

この店員の方はとても安い賃金で働いているかもしれない。

それ以上の細やかな配慮をする義理はない。

 

コンビニの店員は大変である。

「レジ袋いりますか」「お支払方法はどうなさいますか」「弁当あたためますか」「温かいものと冷たいもの分けますか」・・・。

 

書店の店員も同じだ。

昨日は「ブックカバーいりますか」とたずね、「今日はブックカバー不要ですよね」といちいち対応を変えていたら大変だ。

今の時代、コンビニのようにマニュアル化しているから、店舗が成り立つのだ。

 

こういう解釈も成り立つかもしれない。

この店員さんはひょっとしたら記憶障害をお持ちで苦悩されているかもしれない。

家族に不幸があったのかもしれない。

人に配慮する余裕がなく働くのが精いっぱいかもしれない・・・。

 

山際氏の想像力の無さと言わざるを得ない。

山際氏は「働き方改革の波が来ている」ということに思い至らなければならない。

 

最近「キレやすい高齢者」が増えているそうです。

キレるだけならまだしも、犯罪白書によると、高齢者による「傷害・暴行」が増加しているそうです。

老化すると前頭葉が衰えて「怒りを抑えるブレーキ」が利かなくなるそうです。

 

誤解の無いよう申し添えますが、とても面白いコラムでした。

楽しく読ませていただきました。

「わたしはキレやすい老人かも」という一文があれば、もっと良かったと思います。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『暴走老人!』藤原智美(文春文庫)

 

☟『検証 働き方改革 問われる「本気度」』日本経済新聞社 編(日本経済新聞出版)