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集団訴訟プラットフォームとは?既存の権力構造をひっくり返すと面白い

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

先日、気になること小ネタ集みたいな記事を書きまして、そのなかで、「集団訴訟ドットコムみたいな名前の、ハラスメントなどの不当行為を集団で訴えるサービスってあるのか?」というのがありました。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

ちょっと調べてみたところ、「集団訴訟プラットホーム」という括りで、いくつかのサービスがあることを発見しましたので、そのことについて書きます。

 

「現状を変えたい」

「理不尽な目にあったが、泣き寝入りしたくない」

 

僕も数年前にサイコパスパワハラ上司に精神科送りにされ、その後数年間、被害者であるはずの僕が非常に生きづらい状況に陥っています。

 

多くの犯罪被害者は、泣き寝入りしているか、多大なコストと時間と労力をかけて訴訟に向き合っていることでしょう。

被害者が被害を立証して訴訟に漕ぎつけても、個人が支払うコストのほうが大きすぎる。

 

ほんとは、理不尽に殴られたら、金属バットで殴り返したいんだよ。

私刑・復讐は禁止されていますが、被害者がなぜ一生負い目を背負って生きなきゃいけないんだ。

その場で殴り返してスッキリして終わりにしたいんだよというのが本音です。

現実には無理ですが。

 

まして、社会の仕組みから変えようと思ったら、現状ではほぼ無理ゲーです。

社会を変えるなら既存の権力構造をひっくり返さないと意味がない。

弱者が強者に勝てる新しい仕組みが必要です。

 

実はこの新しい仕組みの一つが、この集団訴訟プラットフォームなのではないか?

 

多くの人がハラスメントで泣き寝入りしている。

みんなで少しづつお金を出し合って、全国のクソ野郎を片っ端から訴えて生活崩壊に追い込んだら痛快ですよね?

 

パワハラ上司の被害者が複数名で弁護士費用を出し合う。

僕の場合、医療費100万円や休職に伴う減収50万円や慰謝料50万円。

原告側は5名以上いるので、パワハラ糞野郎を破産に追い込んでやる。

ヤツは懲戒処分受けていてパワハラの証拠はあるし、医療費もいくらかかったか判明している。

意外とイケるんじゃないか?

 

探してみたら、3つのサイトがヒットしました。

 

enjin(円陣)

ZENSHO(ゼンショー

CALL4(コールフォー)

 

これらが大手になりますでしょうか。

 

enjin-classaction.com

enjin-classaction.com

 

「enjin(円陣)」というのは、日本初の集団訴訟プラットフォームだそうです。

しかし、サイトにはサービス終了の告知がありますね。

気になるところです。

「enjin」は、株式会社クラスアクションという会社が運営しています。

「クラスアクション」というのは、海外における集団訴訟の仕組みのようですね。

その後、この事業は、M&Aによりほかの会社に引き継がれたようです。

 

www.garage-xxx.jp

 

2018年には、株式会社クラスアクションが、「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」と提携して、クラウドファンディングで訴訟費用を募るということをやっていたようです。

 

www.nikkan.co.jp

 

業務提携の趣旨について、次のようにコメントされています。

非常に興味深いですね。

 

enjinで立ち上がった集団訴訟プロジェクトに対して、訴訟費用をCAMPFIREを通じて募る予定です。CAMPFIREにenjin用の特設ページも開設され、双方向から被害者を支援できる仕様となります。

enjinの「小さな声を大きな円陣にし、泣き寝入りを世の中からなくす」という理念と、CAMPFIREの「資金集めを民主化し、世界中の誰しもが声をあげられる世の中をつくる」という理念が、合致する部分があり、業務提携する運びとなりました。

現状、被害額よりも弁護士費用の方が高くなってしまい、個人の小さな声がかき消され、泣き寝入りしている事件が多数あります。今回の提携で支援者から支援金を募ることができ、一人あたりの弁護士費用が軽減され、今まで表に出なかった事件を顕在化させることができます。

被害者の負担を軽減し、被害者がより集団訴訟に参加しやすい場を提供し、すべての被害者が救われる世界の実現を目指してまいります。

【引用元:enjinのX公式ロゴ】

 

次は、「ZENSHO(ゼンショー」というサービスです。

 

zensho.tokyo

 

集団訴訟で世の中を変える。
「ZENSHO」は被害者の小さな声を埋もれさせず、声を合わせて共に戦うためのプラットフォームです。

「ZENSHO」が目指すのは、一人ひとりの被害者が連携し、容易に集団訴訟を起こせる社会です。
単なる訴訟ではなく「集団訴訟」することにより、社会問題としての注目度が上がり、その問題を生む構造自体にも視線が注がれます。
集団訴訟を起こしやすい社会になることが、詐欺や搾取や犯罪が起こりにくい、よりよい社会を築く礎となると考えます。

 

サービスの理念がこのように説明されていますね。

とても共感できるのではないでしょうか。

 

最初の「enjin」と、この「ZENSHO」については、主に詐欺被害を多く扱っているという印象です。

 

最後に、「CALL4(コールフォー)」というプラットフォームになります。

 

www.call4.jp

 

CALL4(コールフォー)は日本で初めての“社会課題の解決を目指す訴訟(公共訴訟)”の支援に特化したウェブプラットフォームです。

 

公共訴訟」という概念を打ち出しているのが、非常に特徴的です。

 

ケース一覧を見ると、こちらはより社会問題を扱うイメージが強いです。

上に書いた「社会を変える仕組み」としてイメージするものに、非常に近いです。

 

さて、一方、社会を変える仕組みとして僕が以前から注目していたのは「change.org」という署名サイトだったんですよ。

 

それは以下の記事に書きました。

 

trrymtorrson.hatenablog.com

 

僕はこのとき、ただ署名を集めただけでは弱いし、何か具体的に社会を動かす仕組みが実装されるともっと可能性が拡がると書いたんですが。

 

change.orgでは、資金調達について、次のように説明していますね。

 

オンライン署名を立ち上げると、資金を集めることもできますか? - Change.org

 

 

このときすでに「change.org」も、「For Good」というクラウドファンディングプラットフォームと提携していました。

 

for-good.net

 

いやあ、すごいですね。

すごく盛況のようです。

 

しかし、こういうクラファンの性質上、個別具体的に地域が限定されたイベントやプロジェクトを立ち上げるのがメインですね。

調達資金も100万円前後の案件が多いようです。

 

集団訴訟プラットフォームとして、「enjin(円陣)」「ZENSHO(ゼンショー)」「CALL4(コールフォー)」の3つ。

そして、「change.org」と「For Good」の提携について見てきました。

 

なかなか興味深い取り組みです。

しかし、日本という国でこれが大きく社会にうねりを起こすビジネスになるのか分かりません。

 

繰り返しになりますが、「既存の権力構造をひっくり返す」「弱者が強者に勝てる新しい仕組み」として動き出すと、面白いのではないかと思います。

 

全国のハラスメントのクソ野郎を片っ端から訴えて追い込むというのは、現実味が薄いですが。

 

本日の記事は以上です。