こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
働きたくないビジネスマン、仕事したくないサラリーマンの皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は働きたくないショボい事務職のオッサンです。
約3年前に過労とパワハラで休職し、それ以来ずっと仕事行きたくない病に苦しんでいます。
精神科に駆け込んで診断書を書いてもらい半年間休職。
その後復職しましたがずっと精神科に通っています。
さて、休職~復職を経て今に至っているわけですが、たびたび手に取って読み返している本があります。
小林昌裕さんの『サラリーマン副業2.0』です。
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物価高と収入減少によって生活が追い込まれている感じが日に日に強くなっています。
政府は「資産所得倍増プラン」の実現に向けた具体策として、令和5年度税制改正の大綱等において、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。
しかし、資産所得倍増というわりには、なんとなくパッとしなくて意味が分かりませんよね。
基本的に投資に回せる余剰資金がある人しか得しない、みたいな。
今から新しいNISA制度の概要について書こうというのではなくて、これから投資について考えるにあたって、非常に重要なポイントがあると思います。
それが、小林さんの『サラリーマン副業2.0』に書いてあります。
これは押さえておくべきだと思ったんですよね。
それで、備忘録的にここで抜粋しておこうと思います。
あなたのお金が金融機関に搾取されている
読者のなかには、銀行口座に預金している人が多いと思います。しかし、銀行にお金を預けて安心している人は要注意です。
銀行の預金金利は現在年利0.001~0.002%と0.1%にも満たない。
金融機関の投資商品も同様で、年利1%前後の利回りがほとんどです。
一方、米国債の金利は年利2%台。米国債が世界で最も安心な投資と言われています。リスクゼロで投資したいなら、米国債を買うのが最も無難です。
アメリカ経済が破綻することは、いわば資本主義の終焉を意味しており、そのときは、世界経済がひっくり返るときです。当面、そんなことが起こるとは考えられません。
ということは、米国債の金利より低い利回りの投資商品は、全部‟負けている”と思ったほうが賢明でしょう。
世界で最も安心な米国債ですらせいぜい年利2%なので、それ以下の金利を設定しているということは、金融機関が中間搾取していると思ったほうがいい。
金融機関が儲かるだけで、預金している人は安心を買っているつもりで、実際は搾取されているだけなのです。
利回りが米国債より低い金融商品というのは、安心を買わせているように見えて、要するに金融機関が「ピンハネ」しているだけです。
冷静に考えれば、すぐにわかります。たとえば金融機関が年利0.2%の投資商品でお金を集めて、年利2.3%ほどの米国債に投資して、差額を中抜きしてわずかなリターンを投資家に支払っている。こういった構図です。
多くの人は海外に投資するのが怖いから、日本の大手の金融機関なら安心だと思って投資信託を買ってしまいがちですが、ただ搾取されていることに気付いていないのです。
ちなみに、不動産投資だったら、東京であれば今は年利5~6%ぐらい出ます。マネオも年利5~8%なので、米国債より利回りで勝っています。
ちょっと長くなりましたが、重要かつ基本的な考え方なので引用してみました。
本書は2019年発行なので、2023年の今とちょっと数字は違っているかもしれません。
直近では米国10年国債の金利は3.5%あたりまで急騰しています。
現在、米国債の金利は米国の金融政策の影響で乱高下しているので、しばらく様子を見たほうがいいかもしれません。
また、不動産投資などの高利回り投資を勧めようというわけではありません。
ちなみに、マネオというのはソーシャルレンディング(貸付型クラウドファンディング)最大手でしたが、投資家に損害を発生させたとして集団訴訟中です。
具体的にこういったものに投資するかどうかはともかくとして、基本的に安全とされる米国債の金利を基準として投資する金融商品を考えるというのは大事な考え方だと思うわけです。
本日の記事は以上です。