こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
復職して4か月半が経ちました。
僕は新型コロナウイルスが流行する半年前から仕事で挫折して休職生活に移行、つまりステイホーム生活に入っていました。
身の回りの棚卸し作業をしています。
3月中旬から復職しました。今も棚卸しを継続しています。
休職に至る前の半年間は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容。
気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。
自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。
最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくないという状態になったのです。
詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルで、Kindle本を出しています。似たような境遇の方はお読みください。
働きたくないけど働かないといけない。
復職は長期戦。いや、これからの仕事人生が長期戦です。
思えば昨年の今頃は、仕事の忙しさで心身が限界を迎えるころでした。
今年もひどい豪雨の梅雨でしたが、昨年もひどかった。
災害対応等の業務で残業、土日出勤が続きました。
仕事の忙しさに加えて、父親が衰えていく過程で実家の家業の負担が増していきました。8月は家業の繫忙期を迎えます。
また、家事育児の妻にかかる負担。
荒れる妻。荒れる家庭がツライ・・・(苦笑)。
これが人生の最盛期、40代というものなのか。
一昨年から徐々に家業の負担、家庭の負担が増していき、そして昨年、職場の異動、精神不安定なパワハラ上司の苦痛で限界を迎え休職を経験しました。
これまでこのブログで何度も書いているとおり、休職に至ったのは、理不尽な量の仕事を押し付け、不要な精神的プレッシャーをかけるマネジメント能力のない糞上司が直接の原因でした。
しかしパワハラ上司だけでなく、仕事の負担、家業の負担、家庭の負担が積み重なり、徐々に疲弊していたのも事実です。
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佐藤優さんの著書『40代でシフトする働き方の極意』は、何回も読み返しています。
佐藤さんの文章はシンプルで読みやすいですが、読み手への思いやりや共感が文章ににじみ出て心に沁みるものがあります。
僕は先述のように仕事とパワハラ上司で疲弊して潰れたわけですが、休職して良かったと思えることがあります。
それは、自分がどこまで頑張りすぎると潰れるのか、ということが分かったことです。
佐藤さんは本書で次のように書いています。
遺伝的要素と環境、この二つの因子によって発症するのがうつ病などの精神疾患です。
ですから一度、自分の近親にうつ病や双極性障害などの精神病を発症した人がいないか、確認してみることをおすすめします。
もしいたとすれば、自分にもその因子があると見て警戒した方がいいでしょう。
仮に因子があるとしても、環境がよくストレスの閾値を超えなければ発症を避けることができます。
自分の過去を顧みて、プレッシャーやストレスでめげそうになった経験があったら思い出してみましょう。
それがどのくらいのストレスだったか?一つの目安になるかもしれません。
それ以上のストレスやプレッシャーをできるだけ避けるようにする。
仕事をしている以上、難しい部分があるかもしれませんが、少なくとも自分の限界値を想定しておくだけでも予防につながるはずです。
僕の場合、過労とパワハラで疲弊して休職しましたが、うつ病の発症までは至りませんでした。それは幸いでした。
休職そのものを予防することはできませんでしたが、休んでみて初めてわかることもあります。
これ以上頑張りすぎると閾値を超える、という感覚をかなりハッキリと理解することができました。
休職して良かったことは、自分のストレス耐性を知ることができたこと。
職場復帰してからは、残業しない、日中こまめに休憩する、仕事を家に持ち帰らない、というふうになりました。
頑張りすぎると、勝手にブレーキがかかるようになりました。
年の功とも言えるかもしれません。
身の丈以上に頑張らない、自分の強みを伸ばす、楽しいことに専念する、そんなことを心掛けていくつもりです。
本日の記事は以上です。
☟『40代でシフトする働き方の極意』佐藤優 著(青春新書/青春出版社)