こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
復職して4か月が経ちました。
僕は新型コロナウイルスが流行する半年前から仕事で挫折して休職生活に移行、つまりステイホーム生活に入っていました。
身の回りの棚卸し作業をしています。
3月中旬から復職しましたが、今も棚卸しを継続しています。
休職に至る前の半年間は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容。
気が休まる暇がなく、平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。
自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。
最終的には上司との関係でひどく疲れた、仕事のやる気が起きない、出勤したくない、という状態になったのです。
詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルで、Kindle本を出版しています。似たような境遇の方はお読みください。
もういまの勤め先だけには頼らない。しがないサラリーマンが、そういう精神的・経済的に自立した生き方は可能か?
先日、藤原和博さんの著書『必ず食える1%の人になる方法』を読みました。
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藤原和博さんは1955年生まれで東京大学卒業後、株式会社リクルートに入社。
「営業」「プレゼン」を徹底的に学ぶ。
2003年から杉並区立和田中学校で義務教育初の民間校長を務める。
その後、橋下大阪府知事の特別顧問、佐賀県武雄市特別顧問、奈良市立一条高等学校校長を務める。著書多数。
藤原さんはホリエモンや西野亮廣さんなどに多大な影響を与えた著述家です。
一度仕事で挫折した以上、もう勤め先には奉公しない。
マルチ活動に取り組み、臥薪嘗胆、捲土重来を図る。
今はサラリーマン生活に耐えながら人生反撃の仕込みの時期。
必ず精神的・経済的自由を勝ち取る。
こういう考えを実現していきたい。
社会が急速に変化しています。先が見えない時代です。
人生100年時代と言われるようになったいま、もはや今の勤め先だけを当てにする理由はありません。
本書には非常に共感できる記述がありました。
「一山主義から連山主義へ」というものです。
右肩上がりの成長社会では、新卒で入った会社に定年まで勤めあげるのがサラリーマン人生の主流でした。
いわば、ひとつの組織の山をのぼっていく「一山主義」です。
(中略)これからの時代は、いまいる組織とは別の山を自ら作り、その山に同時にのぼる、または状況に応じてひとつの山から隣の山に乗り換える「連山主義」が必要になります。
藤原さんはこのような方法論で、リクルート時代には「営業」や「プレゼン」の技術を鍛えながら、地域の学校教育に関心を持ち教育分野にも踏み込みました。
またイギリス留学やフランス滞在を経験したり、自宅を建てることや投資用マンションを徹底的に勉強して、『人生の教科書[家づくり]』という文庫本を出しているそうです。
本業に籍を置きつつ、今のうちに将来の種をいくつも蒔いておく。
そういう考え方は私も休職した経験から漠然と持っていましたし、是非真似したいものです。
自分の人生、転んでもただで起きるな、必ず反撃に転じましょう。
不本意ながら失業や休職した人、転職した人、就職氷河期で苦汁をなめた同世代の中年オッサンの皆さんも、逆境をチャンスに変えていきましょう。
本日の記事は以上です。
☟『必ず食える1%の人になる方法』藤原和博 著(ちくま文庫)