仕事したくない事務職のオッサンのビジネスブログ

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メンタル不調を防ぐ。「頑張りすぎない」ためにはどうすればよいか?

こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。

 

5か月以上休職したのち、先月復職しました。

 

休職に至る前の半年間は、異動先での慣れない仕事、プレッシャーをかける上司、シビアな仕事内容などで気が休まる暇がない。

平日は残業、土日もイベントか残務処理でほとんど出勤。

自宅にいても仕事のことが頭を離れない毎日が続きました。

 

最終的には上司との関係でひどく疲れた。

仕事のやる気が起きない。

出勤したくない。

そういう状態になったのです。 

 

この上司、江戸時代のような過剰な滅私奉公主義、精神まで侵食してくるような束縛感、しかも感情不安定で瞬間湯沸かし器。

コイツは僕だけでなくこれまで何人もメンタル不調に追い込んでいる。

恥知らずの甘え野郎だクソガッ!

 

詳しくは『辛くなったら逃げよう!「休職」「病気休暇」』というタイトルでKindle本を出版しております。似たような境遇の方はぜひお読みください。

 

20代、30代の若手の方は、40代以上のオッサン連中が全然仕事してないように見えると思います。

実際に仕事の量をこなしているのは若手の方です。

それは認めます。

 

しかし、40代のオッサン連中の上には更に50代以上の役職上司がいて、そいつから指示を受けて仕事しています。外部との交渉的な業務もあります。

 

もう一つ言わせていただければ、40代から老化が始まり瞬発力が落ち体がキツくなってきます(泣)。何卒ご理解ください。

 

そう申し上げたうえで、僕の元上司だった50代の人物は、若手がやるような仕事から管理職がやるような仕事まで全部僕に押し付けてきた。

曰く「鍛えるための指導」だったらしいが。

 

しかも、僕が電話してるそばから電話の受け答えをあれこれ指導してくる、仕事の指示を5分刻み、10分刻みくらいでしてくる、いつも一緒に行動することを要求し、部下を付き人のようにこき使う。

このせいで僕は自分のペースで仕事をコントロールできなくなった。

 

ホリエモンに言わせれば「自分の時間」ではなく、業務中は「上司の時間」を生きることを強いられた。

 

『ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人』の著者梅谷薫さんは、「危険な上司」の特徴として「無理なノルマや難題を押し付けてくる」ということを挙げています。

 

僕の元上司も明らかに部下に与えるノルマの量を測れていなかった。

さらに、ヤツは「人を操ること」「支配すること」に無上の喜びを感じるサイコパス的な特徴を持っていた。

 

半年間は僕もこの上司の意に沿うよう、100%指示通りに仕事をこなしていました。

あるとき限界を迎えて「もうコイツとは仕事できない」と判断。

心療内科を受診し休職という方法を選択しました。

 

さて、こういう上司の例はともかく、仕事で頑張りすぎてメンタル不全に陥らないようにするにはどうすればよいか?

 

『40代を後悔しない50のリスト』の著者、大塚寿さんは、その一つの方法として、次のように提案しています。

 

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基準を設定して「相対的な自信」を持つ

 

40代は組織を率いる立場になっているので、メンバーに対して、顧客に対して、「人を動かす」には「自信」が必要なのです。

しかし、なんらかの基準がないと、そもそも謙虚であったり、理想が高かったりする性格であれば、当然自己評価も厳しいでしょうから、自信を持ちにくいと思います。

40代を振り返って、後悔していることに「自分に自信を持てなかった」ことをあげるシニアの方の話を聞いていると、自分を過小評価している以前に、何の相対的基準も持たないなかで、漠然と「自信の有無」を感覚的にとらえている人がほとんどのように思えます。

「絶対的な自信」など誰も持ちえないのだから、競合する相手やライバルよりちょっと優っていればそれでいいという、「相対的自信」を大切にしてきたのです。 

ライバルと比較する項目が10項目のうち8項目劣っていたとしても、優れている2項目に意識を集中させ、そこに自信を持つようにしてきました。「相対的自信」を持つに値する基準というものを明確にする。どの程度であれば、自信を持っていいレベルなのかという基準を持つのです。

 

自信がないから漠然と上司の意に沿うように動いてしまう。

それで頑張りすぎてバーンアウトしてしまうということですね。

 

自分の中で「相対的な自信」を持つ基準を明確にしておく。

このことによって、頑張りすぎを防ぐというのが一つの戦略と思います。

 

『体育会系上司』の著者、榎本博明さんも言葉を変えて同様のことを言っています。

 

自分の軸を持つことが大事である。自分の軸があれば、たとえ組織内であまり良い評価を得られなくても、そのような評価軸には価値を置いていないため、超然としていられる。組織の評価軸と自分の評価軸が異なることを自覚しているため、組織内の評価に振り回されることがない。

 

真面目で謙虚だから頑張りすぎてしまう人は、上記のような構造があるということを自覚する。

そして「超然と自分の時間を生きる」。

これでいきましょう。

 

本日の記事は以上です。

 

☟『40代を後悔しない50のリスト』大塚 寿(ダイヤモンド社)  

☟『できる40代は、「これ」しかやらない』大塚寿 著(PHP研究所

☟『体育会系上司』榎本博明(ワニブックスPLUS新書)