こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
僕は糞みたいなサイコパス上司と組んで適応障害のような状態となり半年間の休職を経験しました。
働くことの難しさ、仕事と家庭の両立、いわゆるワークライフバランスについてずっと考えてきました。
雇用問題や労働時間や最低賃金やベーシックインカムなどについて書いてきました。
落合陽一さんが「ワークアズライフ」ということを言っています。
「ワークアズライフ」というのを僕的には、「生活の一部としての労働」「生活のなかで自然に働く」というふうに解釈しています。
働いていくことが、ときにクソみたいな思いに駆られることがある。
しかし定職に就かないことがすなわち生きる望みを絶つことでもある。
30年以上ひきこもり、56歳で衰弱死をした男性。
空き家になった自宅から、亡き父親の日記が見つかりました。
「(息子は)相変わらず空蝉のごとし」
記されていたのは息子の将来を案じ続けた父親と、まじめに生きようともがいた息子の姿でした。
NHKのクロ現。
人生に迷い続けた伸一さん。
父の吉之さんと息子の伸一さん。2人の胸中を思うと、胸が締め付けられる思いです。
本当に生きていくことはしんどい。
歯を食いしばって職にしがみついていくしか生きる術はない。
伸一さんは真面目に真摯に生きようとしました。
しかし就労しているか、していないかというのは天と地ほどの開きがあります。
伸一さんにとって診療所の過酷な勤務が、運命を分けたと思う。
もう少し、しんどくない人間的な労働環境だったら、伸一さんは仕事を辞めることはなかったのではないか?
人を絶望と死に追いやる労働はこの世から無くなってしまえばいいのにと思いますね。
【Photo:NHK】
僕は40代半ばのオッサンで「就職氷河期」「団塊ジュニア」「ロスジェネ」といわれる人間です。
僕のような能力のない人間が、幸運が重なり曲がりなりにもサラリーマンを20年以上続けて所帯を持つに至っていますが、一歩外れたら伸一さんと同じ運命をたどっていたかもしれません。
いまも仕事や社会の不条理にもがき苦しむ20代や30代や40代の勤労世代が多いと思います。
違う道があるかもしれない。
仕事辞めようかな。
そういう思いに駆られると思いますが、苦しくても出来れば今の仕事を辛抱して頑張った方がいいのではないか?
定職に就けていることを有難がる必要はありません。
クソみたいな仕事だと思うかもしれませんが、クソでも意地で自分と向き合っていればそこに活路が開けるかもしれないのです。
僕と同じ氷河期世代の人たちが、中途採用で203人国家公務員に合格しました。
本当に彼らには人生復活&反撃して欲しい。
定職を足掛かりにしてこそ、復活&反撃が可能になる。
そうでないと正直厳しい。
試験の申込者数は5302人で、約26倍の倍率だったようです。
狭き門をくぐりぬけた同年代を誇らしく思いますし、今回落選した人たちも諦めずに頑張ってほしい。
国も民間企業も引き続き求職者支援の手を差し伸べてほしいと思いますね。
本日の記事は以上です。