こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
Twitterでフォローしている方のツイートで興味深いものがありました。
「うつの人が自己啓発本や経営者本、セミナーを真に受けて人生を変えようとするのが危険な理由」という東洋経済の記事です。
僕も抑うつ状態を経験し職場を半年休職した経験があるので考えさせられる内容でしたね。深いです。
僕もちょうど松下幸之助さんの語録本を読んでいるのですが・・・(苦笑)。
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もちろんじっくり読めば心に響くものはありますよ。
でも確かにこの手の本って当たり前のことをいかにも有難みがあるように仰々しく書いていると思いませんか?
上の松下さんの本にしてもそうです。
見出しを列挙してみましょう。
第1章「責任を果たす」
第2章「熱意を持つ」
第3章「衆知を集める」
第4章「人を育てる」
第5章「先頭に立つ」
第6章「みずからを高める」
分からなくもないんですが、しらけませんか?
抑うつになるような真面目な人は、いろんなことに気を配りながら頑張ってきました。
「責任を果そうとして」頑張り過ぎて潰れたんです。
「人を育てる」「先頭に立つ」なんておこがましくて言えませんよね。
こんな文章自分が書いてたら恥ずかしいと思いますね。
誤解を恐れず言わせてもらえば、元来経営者なんて傲慢なワンマンなんですよ。
そう思いませんか?
「全ての部下の声に耳を傾けなければならない」
部下の意見を聞かなければただのブラックワンマン経営者ですよね。
「熱意に関してはだれにも負けないものを持たなくてはならない」
人を欺いて蹴落としていく熱意ですね。
正直で真面目で抑うつになるような人は人の目を気にし過ぎて生きています。
人を欺いて蹴落とすなんてとんでもないことです。
経営者は自己中心的で他人の犠牲の上に立つからこそ経営者たり得るんですよ。
なったことないから分かりませんが。
経営者本なんて真面目な正直者の平社員が読んでも噴飯ものですね。
あえて言いますが。
「うつの人が自己啓発本や経営者本、セミナーを真に受けて人生を変えようとするのは危険だ」
それでも僕は多少経営者本を読もうと思っています。
自己啓発本や経営者本、セミナーを全否定するわけではなくて少しは有益だと思うんです。
経営の世界は厳しくて孤独でしょう。
「責任を果たす」
「熱意を持つ」
「衆知を集める」
「人を育てる」
「先頭に立つ」
「みずからを高める」
松下幸之助さんはこういったことを、寝ても覚めても考え続けていたんだろうと思います。
もっとも、その前に松下さんは会社経営の世界に一歩踏み出した。ファーストステップを踏み出さないことには何も始まらないし、まずゼロイチを達成するか否かが凡人との大きな違いではあります。
真面目な正直者の平凡な道を外れてきたからこそ経営者に上り詰めてこれた。
だから自分に対する反省を込めて敢えてこういうことを殊更強調して言ってる面もありますよね。
凡人がこういったお題目を考え続けたらどうなるか。
考え続けたら実現するといいますね。
インプットしたらアウトプットする。
そう簡単なものではないかもしれませんが。
我がこととして考えるということですね。
経営者にはならなくても自分の中で何かが変わるかもしれません。
本日の記事は以上です。
☟『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』佐藤悌二郎 編著(アチーブメント出版)