こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
2021年、仕事2日目を乗り切りました。
2日目もとりあえず行くだけ行って最低限の仕事しました。
僕はサラリーマン歴20年以上。
一昨年の人事異動で仕事内容や職場が激変しパワハラ上司のために半年間休職していましたが、本業に復職して9か月が経過しました。
こんな僕ですが数年前は仕事がゾーンに入り乗っていた時期もありました。
この部署は自分が背負っているという自負がありました。
仕事のやる気が見られない当時の上司と衝突したこともありました。
20代、30代のときは仕事が分からない、こなせない、来客対応で失敗。
別の意味での大変さはありました。
しかし今40代で脂が乗り切っているはずなのに、休職を境にホントに仕事がつまらなくなった。
ここ1年以上、働くことと自由との境目をなくそうと試行錯誤してきましたが、この仕事のしんどさを解消する糸口というか、自分が心底納得して仕事に打ち込む手がかりというものが見つからない。
20年以上勤めた職場で、仕事辞めたいという気持ちに初めてなった。
昼仕出し屋さんが売りに来るうまい弁当を食べてる時が一番幸せという・・・。
何だこれはという感じですね。
他の業種のことは分からない。専門スキルを上げていって成果が伸びる仕事は、やりがいを保てるかもしれない。
職場で過ごす時間の途方もない虚しさ。
これは一般事務職のホワイトカラー特有のものかもしれない。
そう言えば以前の記事でも書きましたが、コンサルティングを手がける日本生産性本部の木内康裕上席研究員は「ホワイトカラーが利益を上げない仕事に多くの時間を割いている」と指摘していました。
AIに仕事させたら本当にホワイトカラーはいらないかもしれないですね。
Twitterでも共感できるアカウントをたくさんフォローしていますが、仕事がブラック、精神疾患など様々な理由があるにせよ、とにかく仕事がしんどいというツイートが多い。
何かほかに原因があるのではないか?
森博嗣さんの『「やりがいのある仕事」という幻想』に次のようなことが書いてありました。
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仕事というものは、常に必要ではない。最初にだけ大勢が関わる必要があっても、そのうちに必要なくなる。そうなると、今あるものを補修したり改善したりといった「維持」をする仕事に移行するしかない。
森さんが書いているように、我々が毎日している仕事は、ほとんどがメンテナンス業務のような気がしてならない。
しかもやらなくてもいい終わりのないメンテナンス。
無駄な長時間労働。
ここ10~20年スパンで日本人の仕事観は激変した。
心の病が激増しているのは明らかにこういう背景と関係がある。
個人の自己実現と、より良い社会の創造が同じ方向に進まずに、まったく別物のようになって迷走している感じですね。
生活するためだから、給料もらうためだから仕方ない。
確かにそうかもしれない。
しかし、そんな単純な理由で折り合いをつけられないほど知恵がついてしまった。
まあこうやって生きているし、家族もみんな元気だから問題なし。
こうやって記事を書いているうちが一番幸せかもしれない。
そのうち何か答えが出るかもしれないので、しばらくこういう悶々とした感情と付き合っていこうと思います。
本日の記事は以上です。
☟『「やりがいのある仕事」という幻想』森博嗣 著(朝日新書)