こんにちは、40代オッサンtrrymtorrsonです。
仕事が相変わらずしんどいので、「いつでも辞めてやるぞ!」というオプションを手にすることで、ちょっとはラクになるかなと考えました。
転職を視野に入れるということですね。
キャリアカウンセラーの中谷充宏さんの著書『「35才限界説」なんて関係ない!30代40代のための転職完璧ガイド』を買って読んでみました。
転職は今も昔もなかなか厳しいものだと理解したところです。
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会社は即戦力を求めている。
「即戦力」とは何か?
そりゃ会社側からすれば使い物にならない人をわざわざ採用したくないでしょう。
しかし「即戦力」といわれても何か定義があいまいだし、世の中そんなに優秀な人ばかりではないですよね。
転職を検討しているとTwitterで次のようなものを目にしました。
「応募者のストレス耐性や、トラブル時の対応力を見極める」目的だとしても、今の時代圧迫面接は自殺行為。
— 新田 龍 (@nittaryo) 2021年8月1日
応募者の意欲は激減し、その会社は二度と利用されず未来の顧客まで失う。それどころか「コンプライアンス意識が低く、採用力もない会社」とネガキャンされ、労働局から指導を受けるリスクも。 https://t.co/xCQaSww86M pic.twitter.com/kWpd4KGNIP
「圧迫面接」という言葉があるんですね。
圧迫面接とは、企業の採用試験などで面接官が応募者に対して、わざと威圧的な態度を取ったり、答えづらいような質問をしたりする面接手法のことです。
具体的には、応募者の発言を徹底的に否定したり、相手の話に全くリアクションをせず無関心を装ったり、選考と全く関係のない突拍子もない質問をしたりすることを言います。
応募者を圧迫する面接手法は、とあるアメリカの企業によって考案され世界中に広まったと言われており、海外では「stress interview(ストレスインタビュー)」という名前で呼ばれています。
引用元:圧迫面接とは?経験者の割合や、やめるべき理由について
応募者のストレス耐性やトラブル対応力を見るための手法でしょうね。
僕は一昨年恐い上司からプレッシャーをかけられ仕事を半年間休職した人間なのでストレス耐性は弱いですね。
豆腐メンタルです。
上の新田龍さんのツイートでも引用されていましたが、大阪労働局のホームページによれば、次のような事例があったそうです。
会社:何でこの会社を受けたの。
生徒:貴社の製品が好きですので。
会社:学校で言われた通り言わなくていい。
生徒:いえ、本当にグッズが好きなんです。
会社:それやったら、○○や△△(遊園地)で働けばいいやろ。
生徒:・・・。会社:職場見てきたか。
生徒:まだです。
会社:女やったら、運動神経なかったら、怪我してしまうぞ。会社:女、採用してもええけど、すぐやめるやろ。
生徒:やめません。
会社:自分、すぐ投げ出すやろ。
生徒:そんなことはないです。女の人が働いていたことはあったんですか。
会社:泣いてすぐやめる。男ばっかりの中に女一人で大丈夫か。
生徒:はい。若い男の人もいるんですよね。
会社:去年も若い男入っているし、男が好きやったら、やっていけるんちがう変な言い方やけども。
引用元:就職差別につながるおそれのある不適切な質問の例 | 大阪労働局
ここまでやると圧迫面接を通り過ぎて明らかに悪質ですが・・・。
今でもこういう事例があるそうですね。
こんなに応募者にプレッシャーかけてどうしたいんでしょうか。
打たれ強くてすぐ辞めない人を採用したいんでしょうが、今どきこれでは会社側にリスクが大きい。
SNSで晒されてブラック企業呼ばわりされて人は集まらないでしょうね。
僕的には門戸を広く開放して温かく受け入れて教育体制も整っている会社がいいなあ。
そんな虫のいい話はないか。
別にすぐ辞められてもいいじゃん。すぐに辞められると困ることありますかね?
そう思わないでもないですが、門戸を広く開放して色んな人を採用して首を切れないとなると会社側からしたら苦しくなりますね。
いわゆる「解雇規制の緩和」。
経営者団体は解雇規制の緩和つまり解雇しやすくなる制度を求めています。
人材の流動化が進むのはなんとなく良いことのような気がしますが、それは「解雇しやすくなる」ということと同義なんですね。
解雇規制の緩和については、これまで労組側は一貫して反対してきたようです。
しかし簡単に首を切れないとなると会社側としては採用のハードルを上げて「即戦力」を求めざるを得なくなります。
痛し痒しですね。
本日の記事は以上です。
☟『「35才限界説」なんて関係ない!30代40代のための転職完璧ガイド』中谷 充宏 著(秀和システム)